同僚議員によるセクハラ行為を黙認してきたことを謝罪します。 | 打たれれば打たれるほど、出てくる杭になれ!表現の自由を奪われた市議会議員が言いたいことを言い続ける物語。

打たれれば打たれるほど、出てくる杭になれ!表現の自由を奪われた市議会議員が言いたいことを言い続ける物語。

田中角栄氏の銅像がある新潟県南魚沼市の市議会議員。議会では会派に入らず、自由に言いたいことを言い続けていたら、発言取り消しを求める動議を全会一致で可決されてしまいました。

 議会の傍聴者数を増やすため、公開されない委員会日程をブログで公開し続けている南魚沼市議会議員の黒岩揺光です。

 

 今日のブログでは、1月16日の議会改革特別委員会を傍聴した方が傍聴した感想をSNSに投稿し、その投稿に多くの市民からの反響があり、それを見て、「自分は大きな過ちを犯してしまった」ことに気づいたことを書かせていただきます。

 

 傍聴体験を投稿された方は、私のブログで日程を知ったとのことです。

 

 委員会は午前10時半ごろから休憩となりました。

 

 委員会室は3階にあるのですが、私は2階の企画政策課に行き、市民からの要望についての問い合わせをしておりました。

 

 その結果、委員会室に戻るのが10時48分ごろになりました。

 

 

 すでに、委員会は再開されておりました。傍聴者は会議中は出入り自由で、10分だけ傍聴するのも可能です。最初から最後までいなくてはいけないというルールはございません。もちろん、5分置きに立ったり座ったりされたら困りますが、基本、5分でも10分でも、1時間でも、好きな時間に入れて、好きな時間に出ることができます。

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 この日傍聴した議員は私だけでした。

 

 その傍聴された市民の方は、私が委員会室にまだ戻っていない休憩中、某議員が、「鍵閉めちゃおうか?」と発言したことを記しました。

 

 この投稿に対し、別の市民が「いじめと同じ」とこの某議員の発言を批判しました。

 

 すると、牧野晶議員が、この投稿した市民の方の名前を出して、以下の投稿をしました。

 

 

鍵締めちゃおうかといったのは私です。おちょくる、イジメとかでなく冗談で言いました。

 

 休憩が終わり会議の再開をしようとしましたが、戻ってこない傍聴議員がいたので委員長、委員が待ってようという雰囲気の中で、シーンとしていたので鍵締めちゃおうか?と場を和ませる為、明るい雰囲気作りの為、話がしやすい意見を出しやすい雰囲気にするために話しました。他に他意ははありません。

 

 コロナ対策で換気の為に窓、扉も開いている中でだったので本当に鍵を締めると受け取る人はいないと思って言った冗談ですがブラックジョークすぎなの!?と少し驚きつつも気をつけます。

 

 これからも傍聴とレポートをお願いします。

 (これからも傍聴とレポートをお願いします、とありますが、意見をした市民は傍聴しておりませんので、これは何を意味しているのか不明です)

 

 いきなり、発言主が投稿してきたので、普通の市民なら驚くと思います。本人がこの投稿を見ているとは思わなかったかもしれません。この投稿を見て、「あなたの投稿を私はしっかり見てますよ!」と釘を刺されていると感じる人だっているかもしれません。

 

 20年以上議員をされている牧野議員とSNSという公開の場でやりあうのはかなり難しいでしょう。

 

 しかし、この市民の方は、「初めまして」と牧野議員を名指ししたうえで、「場をなごませたいなら、他の方法があった」等と毅然と反応されたのです。

 

 私は心から感動しました。「初めまして」ということは牧野議員と面識がないということです。20年以上議員をされ、林茂男市長と同じ石打地区出身で、林市長の大応援団の一員である牧野議員に対し、一般市民が自分の名前をさらけ出したうえで、あそこまで毅然と対応できるということに心が突き動かされました。

 

 「いじめは絶対許さない!」という強いメッセージが放たれました。

 

 同時に、私は自分のこれまでの行為を深く反省しました。

 

 牧野議員のこういう発言はこの日に始まったことではありません。

 

 令和3年12月9日、産業建設委員会が終了した後、忘年会の話題になりました。市役所幹部と議員との忘年会は毎年開催されています。この年はコロナのため、規模を縮小し、三つに分かれ、各常任委員会の議員と、担当部署の幹部で実施することになりました。

 

 私が忘年会の会費について尋ね、「酒が飲めない人にとっては高いですね」と言うと、その忘年会が開催される施設には混浴風呂があるという話題になり、酒が飲めない分、風呂に入って元を取ればいいのでは、という声が出席者から出ました。

 

 その際、塩谷寿雄議長が、市役所勤務の某女性職員の名前を出して、「●●さんが(風呂に)一緒に入ってくれるぞ」と言いました。

 

 完全なセクハラ発言に私は言葉を失いました。

 

 その際、牧野議員が「ああ!俺がそれ言おうと思ったのに!先に言われた!」と言い、追い打ちパンチをかけたのです。

 

 永井拓三議員が「もんだいはつげーん」と言ってくれましたが、私は何も言えませんでした。

 

 セクハラ発言を黙認してしまったのです。この職員の方には大変申し訳ないことをしたと思っています。

 

 まだあります。

 

 令和4年11月4日。

 

 長岡市の市立劇場で議員研修会があり、同僚議員たちと一緒のバスで長岡市に向かいました。

 

 そのバスの中で、市役所勤務の某女性職員がコロナに感染したことが報告されました。

 

 その際、私の前に座っていた牧野議員が、「俺、濃厚接触者です!」と言ったのです。

 

 これも完全なセクハラ発言です。

 

 私は言葉を失いました。

 

 でも、牧野議員を注意することはできませんでした。牧野議員の隣に座っている関常幸議員も注意しませんでした。

 

 私たちの中で、「牧野議員なら、それくらい言うだろ」という共通認識が出来上がっていたのかもしれません。

 

 でも、今回、一般市民の方が、牧野議員のそういう発言にショックを受け、あのように投稿をしてくれるのを見て、私も、「市民目線」で、いじめやセクハラ撲滅のために戦わないといけないと、強く感じました。

 

 議会運営が透明化されることで、「議会内での常識」が一般市民には通用しないということを強く痛感し、より市民に寄り添った議会になるよう、心掛けていきたいと思います。

 

 牧野議員に1票を入れられた方たちには、是非、牧野議員のこういう発言についてどう思うのか、考えていただきたいと思います。

 

 そして、この様なセクハラ発言をしてきた塩谷寿雄議長や牧野議員が、私の議会内での発言を問題視し、議会の品位を貶めたと、注意してきたということについても、一緒に考えていけたらと思います。

 

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