皆さんが投票した議員が、どんな視察報告書を書いているかご存じですか? | 打たれれば打たれるほど、出てくる杭になれ!表現の自由を奪われた市議会議員が言いたいことを言い続ける物語。

打たれれば打たれるほど、出てくる杭になれ!表現の自由を奪われた市議会議員が言いたいことを言い続ける物語。

田中角栄氏の銅像がある新潟県南魚沼市の市議会議員。議会では会派に入らず、自由に言いたいことを言い続けていたら、発言取り消しを求める動議を全会一致で可決されてしまいました。

 今日はなぞなぞです!

 

 小学1年生の時に書いた作文より、小学6年生の時に書いた作文の方が、うまく書けてますよね?質が上がりますよね?

 

 新入社員の時に書いた報告書より、入社10年目の時に書いた報告書の方が、うまく書けてますよね?質が上がりますよね?

 

 報告書だけでなく、勉強でもスポーツでも、ほとんどがやればやるほど上達していくと思います。

 

 では、なぞなぞです。

 

 この世の中には、報告書を書けば書くだけ、報告書の質が下がる業種があります。それはどんな職業でしょうか?

 

 先日、南魚沼市議会の牧野晶議員の視察報告書がメモ書きの様なものだったことをブログで紹介し、それについて、牧野議員が私を怒鳴りつけたことも、ブログで紹介しました。

 

 多くの読者が、「牧野議員はあの様な報告書を毎年提出していたのだろうか?」と思ったのではないでしょうか?

 

 今回、私の勉強のために平成25年度からの視察報告書をすべて情報公開請求した結果、これまで牧野議員がどのような報告書を書いてきたかも、知ることができました。

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①平成25年7月9~10日、産業建設委員会で福島県会津若松市といわき市を訪問しました。この時の委員には牧野議員の他、林茂男議員(当時)もおり、林議員の報告書は前と同じで素晴らしいものでした。

 

↓が牧野議員の報告書です。

 

 

 

 

 

 産業建設委員会管外調査報告書というタイトルがあり、名前がフルネームで記載され、視察をした期日まで入っています。前回のブログで紹介した報告書とはレベルが格段に上がっていますね。

 

 

➁平成26年10月7~9日で、総務文教委員会で福岡県に視察へ行きました。

 

 

 

 

 

 前回とは違い、タイトルがなく、期日もありません。質が下がっているように思えます。

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③平成28年7月25~26日に社会厚生委員会で新潟県上越市と神奈川県相模原市と横浜市に視察に行った時の報告書です。

 

 

 

 

 タイトルも期日もなく、名前が「牧野視察報告」となり、フルネームでなくなります。

 

 

 ④平成29年4月25~26日に社会厚生委員会で富山県南砺市、富山市と魚津市に行きました。

 

 ↓が報告書です。

 

 

 

 

 

 今回はフルネームの記載がありますが、タイトルや期日はありません。

 

 塩谷議長の報告書は1文に句点が13個もありましたが、逆に牧野議員のは長文に句点が一つもないことがありますね。

 

 

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⑤令和元年6月26~27日に産業建設委員会で山形県寒河江市と宮城県仙台市を訪れました。

 

 

↓が報告書です。

 

 

 

 ここで、塩谷議長と同様、メールのコピーが報告書となります。

 

 名前とタイトルがなく、メールのSubjectに「牧野です、たちのさんへ」とあります。当時、「たちのさん」という方が議会事務局で働いていたのでしょうか?

 

 メールの送信日が7月8日になっていますが、視察があったのは6月26~27日です。私が小諸市へ視察へ行った時は、報告書提出締め切りは、視察から一週間後でしたが、この時は2週間だったのかもしれません。それか、締め切り日を過ぎ、せからされたため、メールで送ったのかもしれません。

 

 この後、コロナで管外調査がなくなり、令和4年、牧野議員の視察報告書はメモ書きのようなものになりました。

 

 というわけで、なぞなぞの答えは、書けば書くほど、劣化していく報告書の書き手は「政治家」でした。

 

  牧野議員の公約には「汗と知恵を出す議員活動をします」とありますが、完全な公約違反ですね。

 

 

 

 普通なら、書けば書くほど報告書の質は良くなるはずなのに、なぜ、政治家の場合、このようなことが起こりえるのでしょうか?

 

 最大の理由は、市民が投票した議員の報告書を見ることができないからです。だから、私はこのブログでできる限り、議会を可視化しようとしているし、議会改革特別委員会でも、議会の日程や内容、報告書をできる限り可視化するように提言し続けているのです。

 

 報告書の質だけでなく、議会での質問回数、一般質問に立つ回数も、議員歴が長い人ほど、少なくなっていく傾向があります。

 

 20年以上も議員を続けられ、他の議員だけでなく、市民や子どもたちの模範にならなければならないはずなのに、

平成25年にできていた事が、令和4年にできなくなるはずがありません。

 

 是非、このことについて、市民の皆様のご意見を頂きたいと思います。