現職議長による選挙違反等について、3月8日午後1時半ごろから一般質問します! | 打たれれば打たれるほど、出てくる杭になれ!表現の自由を奪われた市議会議員が言いたいことを言い続ける物語。

打たれれば打たれるほど、出てくる杭になれ!表現の自由を奪われた市議会議員が言いたいことを言い続ける物語。

田中角栄氏の銅像がある新潟県南魚沼市の市議会議員。議会では会派に入らず、自由に言いたいことを言い続けていたら、発言取り消しを求める動議を全会一致で可決されてしまいました。

(こちらの案内が来週中に新聞折り込みで市内全域に配布される予定です。新聞を取っていない方で、欲しい方はご連絡ください)

 

 3月議会の一般質問の日程が決まりました!

 

 私が登壇するのは、3月8日午後1時半ごろになる見込みです。ただし、当日の議事進行次第で、時間は若干ずれることがありますので、ご容赦ください。

 

 質問は3点です。

KUMONでやりがいを感じる働き方を/くもんの先生募集中

PR
広告画像
詳細を見る

 

● 塩谷寿雄議長による選挙違反について

 

● 政治団体主催のコンパニオン付きの懇親会に市長交際費が使われたのは適切だったか?

 

● 市職員に対するセクハラ行為に対する注意喚起を

 

 

 

 以下が詳細な質問内容となりますので、何卒宜しくお願い致します。

 

 多くの方の傍聴をお待ちしております。 

 

 

 

塩谷寿雄議長の公選法違反が報道されたことについて

 

林茂男市長と密接に関係している方たちによる不正事案が後を絶ちません。「若者が帰ってこれる街づくり」を公約にされた林市長ですが、公人が不正を繰り返す街に、果たして若者たちは希望をもって帰ってきてくれるでしょうか?

 

林市長が市議会議員時代に同じ会派にいた塩谷議長による選挙違反が「財界にいがた」の新年特大号で報じられました。直近の市議選では、投票率も候補者数も過去最低となり、これ以上市議会への信頼を失墜させるわけにはいきません。令和2年12月議会では、前回の市長選で私の選挙陣営の方が無断で私有地に看板を立てたのではないか等、鈴木一議員と黒滝松男議員が一般質問をし、林市長はこう答えています。

 

「決まりや法律以上に大切なモラルを守るべき市議会議員が、人の土地であるにもかかわらず断りもせずに立てていた行為等については、私は恥ずべき行為だと思っています。こういうことが助長されるならば、私は市民からの市政に対する信頼は全く損なわれてしまうという思いがしておりました。これは猛省を促すべきであると思います」

 

全く同感です。法律を守るべきは当然ですが、それ以上に議員のモラルというのを市民は見ています。それが、市議会議長という立場ならなおさらです。

 

観光協会に所属されていた林市長ですが、令和2年と4年に、市観光協会が実施主体となった市の補助金事業で不正がありました。令和2年は農協職員による不正購買。昨年は、元観光協会長による1900万円の私的流用。そして、今度は、市長が市議会議員時代、同じ会派で活動した塩谷寿雄議長が昨年末、公職選挙法で禁じられている寄付行為を市内の飲食店2軒へ行いました。

 

自身の名前と経営している飲食店名が記された大きな花輪が各飲食店の前で飾られている写真が雑誌に掲載されました。公選法百九十九条の二には、「公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む)は、当該選挙区内にある者に対し、いかなる名義をもってするを問わず、寄附をしてはならない」とあります。11月中旬に飾られた場所は市役所から徒歩4分の距離で、JR六日町駅からも近く、市立図書館の目の前。市の商業施設の目の前でもある。多くの市民が見たであろうと思います。自分の名前を多くの人に見てもらいたいと思うなら、これ以上の場所はないと思えるような場所です。これが許されれば、金のある人は、市内にある店舗の数だけ、自分の名前が書かれた花輪を立てることができるようになってしまいます。

 

市職員を含め多くの人が見たであろうと思うのですが、どなたかが塩谷議長本人に「あれはだめだよ」と言ったのでしょうか?おそらく言ってないのではないでしょうか。誰かが言ったのだとしたら、それを塩谷議長が聞かなかったとしか思えません。

 

なぜなら、12月に市内の某ラーメン店に同じような花輪が設置されたのです。短期間に二つも同じような花輪が市内に出現するということは、常習性が疑われる行為ではないでしょうか。

 

令和2年12月22日の一般質問では、鈴木一議員と黒滝松男議員が私の陣営の市長選前の活動を批判し、私のことを「こすい」とこき下ろし、「本人は猛省すべき」「市が指導すべき部分があるなら、指導すべき」と主張し、林市長もそれに同意しました。

 

前回の市長選では、私の陣営が無断で私有地に立て看板をたてたとのことで、私はブログで謝罪をし、黒滝議員には議場外で直接頭を下げ、鈴木議員の自宅に行って、頭を下げ、そして、親せき宅にも立てられたと言う林市長宅にも行って頭を下げました。市長は不在だったので、お電話をさせていただきました。私が直接行った行為ではなかったし、私が指示を出した行為でもなかったにせよ、私のことを支えてくれる人たちが行った行為であるならば、候補者の私にも責任があると思い、しっかりもう省させていただき、市議選では、看板も街宣車もせず、挑んだ次第でございます。

 

そういう意味では、黒滝議員と鈴木議員が一般質問で取り上げてくれたからこそ、自分の過ちと向き合うことができたことに感謝しています。

 

それでは、今回の塩谷議長の選挙違反に対しては、本人は猛省しているでしょうか?本人は新聞報道に対し、「軽率でした」と言っていますが、いまだに、公的な謝罪は一度もしていません。私の市長選の時の立て看板とは違い、花輪の場合は、塩谷議長本人が直接的な関与がなければ、成り立たない行為であると思います。候補者本人が知らない間に、陣営の方が私有地に勝手に立て看板を立てることはあるかもしれませんが、他人が勝手に候補者、または議員の名前が書かれた花輪を飲食店に立てるとは考えられません。本人も「軽率でした」と言っているということは、本人が直接的な関わりがあったということだと思うのですが、いまだに公的な説明がないので、それすらわかりません。

広告画像

 

令和2年12月議会では、私の陣営がした行為について、林市長は「恥ずべき行為」であり、「猛省すべき行為」であり、市が指導できる部分は指導すべき、と言っています。これを前提として、2点伺います。

 

1点目は、今回の塩谷議長の選挙違反が報じられたことについて市長の見解を求めます。

 

2点目は、今回の違反行為を選管が最初に把握したのはいつで、その後、どう対処したのか伺います。

 

 

政治団体が主催するコンパニオン付きの懇親会に市長交際費を使うな。

 

物価高騰で市民の生活が厳しくなっている今、市の予算は切り詰められるところは切り詰め、できる限り市民の生活向上に予算を回さなくてはいけません。その最もたるものが市長交際費だと思います。市長交際費は、「社会通念上、妥当とされる範囲、また額として必要最低限とすべき」という基準が設けられています。

 

 昨年の一般質問でも話しましたが、南魚沼市の市長交際費は他の自治体と比べ、予算額も支出額も高いのです。年間予算は 250 万円。ほかの自治体は、魚沼市 200 万 円、十日町市 150 万円、糸魚川市 180 万円、柏崎市 150 万円、新発田市 180 万円で、この中の自治体ではぶっちぎりでトップ。平成 28 年度から実際に使った額も、南魚沼市は約 970 万円となり、ぶっちぎりでトップです。当市より人口が多い柏崎市が637 万円、新発田市 721 万円。魚沼市が 547 万円。小千谷市 646 万円。十日町市 701 万円。

 

これについて、市長は、「社会通念上妥当とされる必要最低限の支出をすることを、常に念頭に置いて執行に当たっている」と答弁しています。

 

本当にそうでしょうか?

 

昨年11月27日、塩谷議長の就任祝いに出席するため、会費10000円が市長交際費から支出されました。

 

 塩谷議長の就任祝いは盛大に開かれました。コロナ第八波の真っただ中、150人以上が参加されました。議長選で塩谷議長に投票しなかった共産党議員団まで参加されました。会費10000円の支出先は「塩谷ときお後援会」となっており、政治団体であります。市長の公務として行くわけですから、公務員は社会全体の奉仕者とする憲法第15条の精神にのっとり、政治団体への交際費の支出は避けなければなりません。湯沢町、魚沼市、そして多くの自治体の交際費支出基準には、明確に、政治団体には支出できないと明記されております。万が一、祝賀会の実費が1人8000円だとすれば、2000円は政治団体の活動費になってしまう可能性があるわけですから、交際費を政治団体へ支出しないのは当然のことです。

 

さらには、この祝賀会には20人以上のコンパニオンがいました。もし、コンパニオン代が会費に含まれていたとしたら、市長交際費がコンパニオン代に使われていたこととなり、これが「社会通念上妥当とされる」のかどうか疑問が沸いてきます。

 

 もし、コンパニオン代が会費に含まれていなかったとすれば、コンパニオン代を塩谷ときお後援会が工面していた可能性が出てきます。その場合、すでに公選法で違法とされる寄付行為をしたと報じられ、警察の捜査対象となっている塩谷議長が、別の寄付行為をしていた可能性が浮上してしまいます。

 

 私が林市長だったら、そもそも、この会に市長交際費を使おうとは思いませんが、使うと決めたとしても、当日、コンパニオンがいるのを見たら、瞬時に自腹に切り替えると思います。さらに、領収証に「塩谷ときお後援会」と書かれていたら、それを見た時にも、自腹に切り替えると思います。それを前提とし、3点質問します。

 

①     政治団体へ交際費が支払われたのは適切だったか?

 

②     会費にコンパニオン代は含まれていたのか?

 

③     コンパニオン付きの懇親会に市長交際費を使うのは適切だと思うか?

 

市職員に対するセクハラ行為を注意喚起するシステム構築を

 

 女性に対するセクハラ行為がまかりとおるような職場で働こうと思ってくれる女性は少ないと思います。市役所内で女性に対するセクハラ行為があれば、しっかり注意喚起するシステムが必要だと思います。私が以前働いていた職場は幹部の半数近くが女性でした。女性の上司がいるのなんて当たり前でした。毎年の様にセクハラの研修がありました。色々な国籍の方が働いているのですが、日本人の方も結構いて、大多数が女性でした。理由を聞いてみると、日本の企業で働いていた時にセクハラを受けたとか、そういうことが理由で、より女性が働きやすい環境を目指した結果、その職場に来たという方が結構いらっしゃいました。

 

 新潟県は転出超過数が全国4番目に高く、他の県と比べ、男性よりも女性が多く流出している傾向があります。その新潟県内でも、南魚沼市は特に女性の方が市外へ出ていきます。つまり、女性が働きやすい環境を作ることが、女性の市外流出を防ぐことにもつながると思うのです。なので、女性に対するセクハラ行為に関しては、しっかり対処するシステムが何より大事になると思います。

 

 前の一般質問では、市のアンケートで、女性は「話の内容が面倒な点がある」「話がまとまらない気がする」等、女性蔑視のコメントが多くみられ、それらがそのまま公表されたことを問題視しました。

 

 こういったコメントを許さないのと同時に、市役所内でのセクハラ行為を防止するためにも、どういった行為がいけないのか、しっかり注意喚起されるシステムを構築すべきです。

 

令和3年末、議員数名と市職員数名が出席した某会議で、議会と市幹部との懇親会の話題になりました。

 

 私が会費について、「酒が飲めない人にとっては高いですね」と言うと、その会が開催される施設には混浴風呂があるという話題になり、酒が飲めない分、風呂に入って元を取ればいいのでは、という声が出席者から出ました。

 

 その際、塩谷寿雄議長が、市役所勤務の某女性職員の名前を出して、「●●さんが(風呂に)一緒に入ってくれるぞ」と言いました。

 

 その際、牧野議員が「ああ!俺がそれ言おうと思ったのに!先に言われた!」と言い、追い打ちパンチをかけたのです。

  その時、問題発言と思いながらも声を上げられなかったことを深くお詫び申し上げます。

 

 さらに、令和4年11月。ほとんどの議員がいる場で、市役所勤務の某女性職員がコロナに感染したことが報告されました。その際、私の前に座っていた牧野議員が、「俺、濃厚接触者です!」と言ったのです。これも完全なセクハラ発言です。

 

 私は、この件について、議長は牧野議員の処分を求めるとか、そういう話をしたいのではありません。被害者が申告しなければ、そこまで問題視する必要はないという声もあるかもしれません。しかし、なかなか被害者が声を上げるのも難しいことだってあると思います。特に、セクハラ行為をした側が議員という立場であれば、被害を申告しづらい方だっているかもしれません。被害者が申告しなければいいではなく、そもそもこういう発言が起こらないようにするにはどうすべきか考えるべきではないでしょうか?

 

  女性が働きやすい職場を構築し、市長の「若者が住み続けられる街」にするためにも、こういった行為はいけないことなのだと注意喚起するシステムが必要だと思いますが、市長の見解を伺います。