今、漫画喫茶にいるのですが、面白いものを発見しました。
何気に「あそびにいくヨ」というラノベ原作のアニメを見ていたら、「チャイカ」という少女キャラクターが登場。それで何が面白いかと言いますと、実はわたしも前に「チャイカ」という作品を書いたことがあるのです。
前回のスクエニ第三回で一次落ちしたわけですが、理由がわかった気がします。
ストーリー的にはずいぶん違うようなのですが、キャラが似すぎ(「あそび?」は日本舞台のラブコメ(?)で、自分が書いたのはソ連のサスペンス)。向こうはフィンランド人(?)で、こっちはウクライナ人。銀髪(?)まで偶然かぶったのは致命的でした(猫耳と吸血鬼という違いはありますが、「捜査官」属性まで一緒らしいw)。
正直、「げっ」と目を疑いましたよ(知っていたら別の名前にしていた・・・・・・ちなみにチャイカはコードネームで本名はワーニャでしたが、余計なコードネーム付けなけりゃよかった)。
さて、ロシアの文豪チェーホフの作品に「かもめ(チャイカ)」というのがあったりします。
どうにも元ネタそのものが同じだったらしいです。
大元のネタを知らない人が見比べた場合、丸パクりと思うかもしれませんね、これは。
自分の例は極端かもしれませんが、いまどきは大半のネタは出尽くしている感があります。
諸々の古典ネタは繰り返しモチーフにされていますし、キャラの属性にしても飽和状態ですし。
源流の古典にまで遡っても、この始末です。
庵野(「エヴァ」の監督)が「コピー世代」なんてことを言っているそうですが、もはやオリジナリティの創造はお手上げに近いのかもしれません。
とはいえ、古いテーマ(神話や伝説の類)は繰り返し各時代の作家によって再創造されているのも事実です。特に劇作品などでは、同じ話の焼き直しの作品も数多くあります。
一例としてエウリピデス(古代ギリシャ)の「メディア」は神話が元ネタですが、ローマのキケロも同じ作品を書いているそうで、後世への影響はキケロのほうが大きかった模様。当のエウリピデス自身も、先輩のアイスキュロスと同じテーマ(「オレステス」の復讐による母親殺し)を扱って、独自の作品に仕上げています。
現代はライトノベル草創期とは時代状況が異なるのではないでしょうか。
「ジャンルの創造」でオリジナリティを発揮するというよりは、「ジャンルの再解釈」にこそ新しい開拓の余地があるのかもしれません。
例えば好きな漫画家の弐瓶勉が「アバラ」なんて作品を書いています。
まんま仮面ライダーなのですが、彼の手にかかると独特の作品になってしまう不思議。
真の個性というのは、「型」の中でも滲み出て暴威を振るうものなのでしょう。
こちらから提供する内容は現在進行中のものとなり、以下のものとなります。
2010年9月中旬にメディアワークス文庫から出版された
「思い出したくもない人生最悪の96時間」の内容に、ギネス記録にも登録された海外ゲーム
「 Call of Duty: Modern Warfare 」からの盗作疑惑が指摘されている。
・具体的には物語の根幹に関わる登場人物の名前、描写、行動がゲーム内容と同じ。
・小説での物語展開がゲームからの盗用だとの指摘が出ている。
既に当該ゲームを遊んだ有志などによる検証wikiも出来ております。
またゲーム版権を有するアメリカのActivision社及び、日本販売代理店のスクウェア・エニックスへ
二次創作行為の許諾があるのかなどの確認を行ったユーザーもおります。
本件に関し、出版元が件の書籍についてどのような判断をするか結論が出ておりませんが、
取り急ぎお知らせいたします。
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