デマの果実はどうなる!? ⑥民間のコメ編
「タネはどうなる!?」を読みました。
民主党政権時代に農林水産大臣だった山田正彦氏の著書です。
27ページある「第5章 すでに日本でも日本モンサントのコメを栽培」へのツッコミです。
都道府県に認定圃場として民間のものも指定できるようになっただけ。
勝手に種子を生産することを禁じていたわけではない。
さすが、法律を読めない弁護士は違いますな~。
1986年の改定については、こちら参照のこと。
種子法で廃止されたのは、「優良な品種を決定するための試験」であって、生産されたコメの品質を検査する制度ではない。
コメの検査は種子法ではなく、農産物検査法をもとに行われています。
この法律はもちろん今でも現役です。
以下を見てもらればわかりますが、だいぶ昔から民間による検査になっています。

※「農産物規格・検査の情勢 令和2年9月 農林水産省」より引用
契約書の全文が公開されていないので、山田氏の言うことが正しいか全く検証不能なので、中身については触れません。
(嘘ばっかの人なので、都合よく切りっとっているものと思われる)
契約書をネットで探しても見つからず、低解像度のものがあるだけ。
山田氏の資料「種と苗から考える食の安全」のキャプチャを拡大して下に貼ります。

付箋つけて契約者の名前を隠していますが、タイトルを見てみましょう。
「・・・委託に関する契約書(案)」
と私には見えます。
契約書本物のコピーではなく(案)のファイルを付箋付けて本物っぽく見せていませんか?
高解像度だとバレるので低解像度版だけ出していませんか?
そうでないのらば、全文公開してもらいたいものです。
調べていたら住友化学のページに面白いものを見つけました。
「登録品種データベース」にも、交配雑種とは書かれていない。
このデマを流布しているのは誰かと調べると、案の定でした。
タネはどうなる?!~種子法廃止と種苗法運用で
山田正彦
サイゾー
2018/6/25
民主党政権時代に農林水産大臣だった山田正彦氏の著書です。
27ページある「第5章 すでに日本でも日本モンサントのコメを栽培」へのツッコミです。
また種子法の話
種子法改定で1986年にはすでに民間種子参入が認められているアホですね。
都道府県に認定圃場として民間のものも指定できるようになっただけ。
勝手に種子を生産することを禁じていたわけではない。
さすが、法律を読めない弁護士は違いますな~。
1986年の改定については、こちら参照のこと。
コメの検査制度
アオコメ(※未成熟米)について農水省は種子法の廃止とともに、コメの検査制度も取りやめるので、アオコメが少なかろうと多かろうと構わないとの見解のようだ。大きく事実に反することを書いた上に、ありもしない農水省の見解を述べている。
種子法で廃止されたのは、「優良な品種を決定するための試験」であって、生産されたコメの品質を検査する制度ではない。
(優良な品種を決定するための試験)
第八条 都道府県は、当該都道府県に普及すべき主要農作物の優良な品種を決定するため必要な試験を行わなければならない。
コメの検査は種子法ではなく、農産物検査法をもとに行われています。
この法律はもちろん今でも現役です。
以下を見てもらればわかりますが、だいぶ昔から民間による検査になっています。
※「農産物規格・検査の情勢 令和2年9月 農林水産省」より引用
つくばSD2号
住友化学とJAが交わした、つくばSD2号の契約書について書かれている。契約書の全文が公開されていないので、山田氏の言うことが正しいか全く検証不能なので、中身については触れません。
(嘘ばっかの人なので、都合よく切りっとっているものと思われる)
契約書をネットで探しても見つからず、低解像度のものがあるだけ。
山田氏の資料「種と苗から考える食の安全」のキャプチャを拡大して下に貼ります。
付箋つけて契約者の名前を隠していますが、タイトルを見てみましょう。
「・・・委託に関する契約書(案)」
と私には見えます。
契約書本物のコピーではなく(案)のファイルを付箋付けて本物っぽく見せていませんか?
高解像度だとバレるので低解像度版だけ出していませんか?
そうでないのらば、全文公開してもらいたいものです。
調べていたら住友化学のページに面白いものを見つけました。
誤認情報 「住友化学の水稲品種(コシヒカリつくばSD1 号、つくばSD2 号、コシヒカリつくばSDHD など)は遺伝子組み換え品種である。また、一代雑種(F1 種、ハイブリッド種)である。」まあ、F1ではないでしょうね。
【当社見解】
事実と異なります。
当社水稲品種(コシヒカリつくばSD1 号、つくばSD2 号、コシヒカリつくばSDHD など)は、有用な形質を持つイネ同士で交配を行う一般的な手法により、選抜、育成した固定品種です。そのため、いずれも遺伝子組み換え技術は使用しておりません。また、F1 種、ハイブリッド種でもありません。
「登録品種データベース」にも、交配雑種とは書かれていない。
このデマを流布しているのは誰かと調べると、案の定でした。
「みつひかり」はF1です。豊田通商の「しきゆたか」もそう。日本モンサントの「とよのめぐみ」は「F1だ」とは言いませんが、僕はF1じゃないかと思っています。住友化学の「つくばSD」も同じです。はあ?こいつ、どうしようもないなぁ。
山田正彦
サイゾー
2018/6/25
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