FIREは誰もが一度は抱く憧れの生き方かもしれませんが、
安定した収入を確保しながら長い人生を生きていくことは多くの人の心配事かと思います。
こちらの本はFIREするための指南書と捉えることもできますし、着実な収入を確保するための人生設計を見直すための指針と考えることもできると思います。
この本だけでは、ゆうパパさんが本当に伝えたいことを理解できないように思いましたので評価4としました。他の媒体でのゆうパパさんの発信を受け取りながら本書を読むことで、米国株投資に対するより深い知見が得られるように思います。
スポンサー
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。詳細はこちら
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
裏表紙を表示 表紙を表示
ほったらかし投資FIRE 手間なく7年で早期リタイアする「米国株」高配当再投資法 単行本(ソフトカバー) – 2023/2/2
ゆうパパ
(著)
購入を強化する
●忙しいあなたでも、手間なくFIREできる本!
近年、日本でも「FIRE」がメジャーになってきた。
しかし、多くの人は「FIREをしたい」と思いながらも、
「今の仕事やプライベートが忙しくて、投資に時間を割けない……」
と、諦めているのが現状ではないだろうか。
そこで本書では、四六時中、忙しい読者のために、
「月1回3分のチェック」だけで、
あとは何もせず自動で「FIRE」を達成する方法
を一冊に落とし込んだ。
・「短期間でのFIRE達成」
・「手間なくできる」
この2つの両立を実現するのが、
本書の「米国株」高配当再投資法 だ。
5分で「しくみ」を作り、
あとは7年間、「月1回3分チェック」するだけ。
株価もニュースも一切見ずに、
”ほったらかし”のままFIREを達成する
「しくみのつくりかた」。
【CONTENTS】
プロローグ
・忙しいあなたでも、手間なくF I R E できる本!
・F I R E 挫折の原因の9割は「手間が膨大にかかること」
・「月3分のチェック」だけでF I R E できる「米国株」高配当再投資法
・「しくみ作り」すらも5分でできる……
第1章 FIREを目指すのが「絶対に正しい」これだけの理由
・FIREのメリットを挙げてみた!
・【メリット①】金銭的な不安がなくなる
・【メリット②】時間に縛られない
・【メリット③】人間関係に縛られない ……
第2章 なぜ”ほったらかし”でもFIREできるのか?
・投資の多くは「手間と時間が取られる」ものばかり
・「配当投資」なら”何もせず自動で”お金が入る
・「再投資」すれば、さらに「配当金」が右肩上がりに増加
・米国株は連続増配25年以上が「64社」で圧倒的 ……
第3章 ”ほったらかし”のままFIREする「米国株」高配当再投資法
・配当12%の「QYLD」を使って資金を作る
・Q Y L D は市況に左右されず配当が得られる
・Q Y L D は分配利回りが大きいので7年でF I R E できる
・インデックスはFIREに12年、QYLDなら7年で
第4章 ほったらかし投資FIRE 応用編
・QYLD以外にもたくさんある「米国株」高配当銘柄
・【ケース1】資産500万円、FIRE達成までの期間7年の場合
・【ケース2】資産300万円、時間をかけてFIRE達成する場合
・【ケース3】資産0円からF I R E を目指したい場合 ……
第5章 やらなくてもFIREできるけど……「FIREを加速させるもの」としての支出管理
・「入金力UP」のための支出管理
・【支出管理の基本①】保険の見直し
・【支出管理の基本②】スマホの見直し
・支出管理アプリ「マネーフォワード」を活用しよう ……
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2023/2/2
- 寸法1.61 x 12.8 x 18.8 cm
- ISBN-10481561816X
- ISBN-13978-4815618162
サインインページに切り替わります
サインイン後プライム登録ページが表示されます
サインイン後プライム登録ページが表示されます
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 10 最初に戻るページ: 1 / 10
出版社より

商品の説明
著者について
ゆうパパ
24歳で3,000万円の投資詐欺にあい猛勉強したことがきっかけで投資を本格的にスタート。その後、投資家として活動。米国株の配当投資で30代でFIREを実現。2021年にはヨーロッパへ移住。
投資歴は 13年、60ヵ国の海外渡航歴など、世界を舞台に『時間とお金に縛られないFIREライフスタイル』を実現。しかし、TOEIC は 250 点しかなく英語が弱点。
現在は米国株で豊かなライフスタイルを送る仲間を増やしていくため、次世代の金融教育にも力を注いでいる。SNSフォロワー総数約8万人のインフルエンサー。 Twitter、Clubhouse、Voicy などのメディアで『ゆうパパ』として活躍中。
24歳で3,000万円の投資詐欺にあい猛勉強したことがきっかけで投資を本格的にスタート。その後、投資家として活動。米国株の配当投資で30代でFIREを実現。2021年にはヨーロッパへ移住。
投資歴は 13年、60ヵ国の海外渡航歴など、世界を舞台に『時間とお金に縛られないFIREライフスタイル』を実現。しかし、TOEIC は 250 点しかなく英語が弱点。
現在は米国株で豊かなライフスタイルを送る仲間を増やしていくため、次世代の金融教育にも力を注いでいる。SNSフォロワー総数約8万人のインフルエンサー。 Twitter、Clubhouse、Voicy などのメディアで『ゆうパパ』として活躍中。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2023/2/2)
- 発売日 : 2023/2/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 481561816X
- ISBN-13 : 978-4815618162
- 寸法 : 1.61 x 12.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 124,963位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,418位実用・暮らし・スポーツ
- - 5,827位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
スポンサー
ご意見、ご要望をいただき、ありがとうございます。
カスタマーレビュー
5つ星のうち1.9
星5つ中の1.9
27 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
スポンサー
この本は5つのパートに分かれていて、FIREする理由や背景、アメリカ株の高配当再投資がおすすめな理由、QYLDで実際にFIREする方法、QYLD以外でFIREする理由、支出管理で入金力アップ、このような内容になっています。3つめのQYLDによるFIRE以外はほかの本でも読めるし、さらにいえばYouTubeの動画でも得られる知識になっておりますので、評価するうえでQYLDのパートを重視したいと思っています。添付している画像は、ナスダック100連動インデックスであるQQQとQYLDの比較チャートです。QQQは10年で2.5倍になっているのに対し、QYLDは30%下落しています。著者がこの事実を紹介してはいますが、具体的に数字を用いて紹介しておりません。著者の内容の構成で気になったのは、メリットばかりたくさん数字や図を使って説明するのに対し、デメリットはあまり熱心に紹介しないところです。QYLDを買ううえで怖いのが減配ですが、減配の危険性についても、紹介してはいるものの、アメリカ株が不調の時にどのくらい減配するのかというシミュレーションも書いておりません。QYLDが2013年にできてから今まで10年間はナスダック100はとても強く、この10年のパフォーマンスだけで判断するのは危険です。2000年からの2010年の10年はITバブルとリーマンショックがあり、ナスダック100はとても弱かったです。こういうときにQYLDがどういった値動き、分配金を出すのか。最悪の場合を想定しないと安心してFIREなどできません。QYLD以外の点で気になった点でいうと、著者はインフレの影響を考慮していないということです。年間240万円の配当があればFIREできると紹介しておりますが、インフレの影響で20年後に240万円で同水準の生活ができるでしょうか。増配や資産値上がりが考えづらいQYLDで、インフレは怖いです。ただ、QYLD自体を使うというアイディア自体は面白いと思っていて、弱点を把握したうえで、減配や償還をしても大丈夫な金額だけ買う、もしくは10年前のような円高のときに仕込む、テクニカルやファンダメンタルで安いタイミングを狙う、といった方法で適量を買うのであれば、弱点はある程度なくせるのではないかと思います。しかしこの本にはそういったことは書かれておりません。また日本で買える東証ETFのQYLDについても全く紹介されていません。また著者がQYLDでのFIREを紹介していますが、著者自身がどうやってFIREしたのかだったり、FIREに至った資産推移も書かれておりません。FIREに至る資産形成において、暴落は避けられません。著者がFIREしたとされる2014年から2020年の間で見ても、2018年や2020年の暴落がありました。そのとき手持ちの銘柄はどうだったのか、またそのときの精神状態はどうだったのかといった記載がないです。この本は証券会社にあるような複利計算機に少し手を加えれば、だれでも書ける内容になっており、FIREした方の具体的な生活の描写は少ないです。逆に会社員時代に株のことを考えすぎて毎日の睡眠時間が減ってしまった描写はすごく具体的でしたが。なので、この本がQYLDの弱点や対策をメリット紹介に使ったページよりたくさんのページを割いて紹介し、またQQQにリターンで大きく負けるQYLDを買う理由を紹介し、FIREする過程、したあとの生活を具体的に濃密に描写していれば星5をつけていました。
このレビューの画像
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年2月4日に日本でレビュー済み
違反を報告する
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2023年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短期間で手間なくFIREするなら、米国株高配当再投資のQYLDという趣旨。
その点において、非常に分かりやすく読みやすい本でした。
これがFIREへの最適解!と言えるかは議論があるかと思いますが、、
FIREを目指す人はひとつの方法や考え方として捉えるといいかと感じました。
著者は投資家として多くの経験をお持ちだと思いますが、FIREにフォーカスした内容のため、
投資家ゆうパパとしての神髄を盛り込むのが難しかったのだろうと推察します。
それでも、ひとつの方法として参考にしたいと思わせてくれた一冊でした!
その点において、非常に分かりやすく読みやすい本でした。
これがFIREへの最適解!と言えるかは議論があるかと思いますが、、
FIREを目指す人はひとつの方法や考え方として捉えるといいかと感じました。
著者は投資家として多くの経験をお持ちだと思いますが、FIREにフォーカスした内容のため、
投資家ゆうパパとしての神髄を盛り込むのが難しかったのだろうと推察します。
それでも、ひとつの方法として参考にしたいと思わせてくれた一冊でした!
2023年2月8日に日本でレビュー済み
この本は5つのパートに分かれていて、FIREする理由や背景、アメリカ株の高配当再投資がおすすめな理由、QYLDで実際にFIREする方法、QYLD以外でFIREする理由、支出管理で入金力アップ、このような内容になっています。
3つめのQYLDによるFIRE以外はほかの本でも読めるし、さらにいえばYouTubeの動画でも得られる知識になっておりますので、評価するうえでQYLDのパートを重視したいと思っています。
添付している画像は、ナスダック100連動インデックスであるQQQとQYLDの比較チャートです。
QQQは10年で2.5倍になっているのに対し、QYLDは30%下落しています。
著者がこの事実を紹介してはいますが、具体的に数字を用いて紹介しておりません。
著者の内容の構成で気になったのは、メリットばかりたくさん数字や図を使って説明するのに対し、デメリットはあまり熱心に紹介しないところです。
QYLDを買ううえで怖いのが減配ですが、減配の危険性についても、紹介してはいるものの、アメリカ株が不調の時にどのくらい減配するのかというシミュレーションも書いておりません。QYLDが2013年にできてから今まで10年間はナスダック100はとても強く、この10年のパフォーマンスだけで判断するのは危険です。2000年からの2010年の10年はITバブルとリーマンショックがあり、ナスダック100はとても弱かったです。こういうときにQYLDがどういった値動き、分配金を出すのか。最悪の場合を想定しないと安心してFIREなどできません。
QYLD以外の点で気になった点でいうと、著者はインフレの影響を考慮していないということです。
年間240万円の配当があればFIREできると紹介しておりますが、インフレの影響で20年後に240万円で同水準の生活ができるでしょうか。増配や資産値上がりが考えづらいQYLDで、インフレは怖いです。
ただ、QYLD自体を使うというアイディア自体は面白いと思っていて、弱点を把握したうえで、減配や償還をしても大丈夫な金額だけ買う、もしくは10年前のような円高のときに仕込む、テクニカルやファンダメンタルで安いタイミングを狙う、といった方法で適量を買うのであれば、弱点はある程度なくせるのではないかと思います。しかしこの本にはそういったことは書かれておりません。また日本で買える東証ETFのQYLDについても全く紹介されていません。
また著者がQYLDでのFIREを紹介していますが、著者自身がどうやってFIREしたのかだったり、FIREに至った資産推移も書かれておりません。FIREに至る資産形成において、暴落は避けられません。著者がFIREしたとされる2014年から2020年の間で見ても、2018年や2020年の暴落がありました。そのとき手持ちの銘柄はどうだったのか、またそのときの精神状態はどうだったのかといった記載がないです。この本は証券会社にあるような複利計算機に少し手を加えれば、だれでも書ける内容になっており、FIREした方の具体的な生活の描写は少ないです。逆に会社員時代に株のことを考えすぎて毎日の睡眠時間が減ってしまった描写はすごく具体的でしたが。
なので、この本がQYLDの弱点や対策をメリット紹介に使ったページよりたくさんのページを割いて紹介し、またQQQにリターンで大きく負けるQYLDを買う理由を紹介し、FIREする過程、したあとの生活を具体的に濃密に描写していれば星5をつけていました。
3つめのQYLDによるFIRE以外はほかの本でも読めるし、さらにいえばYouTubeの動画でも得られる知識になっておりますので、評価するうえでQYLDのパートを重視したいと思っています。
添付している画像は、ナスダック100連動インデックスであるQQQとQYLDの比較チャートです。
QQQは10年で2.5倍になっているのに対し、QYLDは30%下落しています。
著者がこの事実を紹介してはいますが、具体的に数字を用いて紹介しておりません。
著者の内容の構成で気になったのは、メリットばかりたくさん数字や図を使って説明するのに対し、デメリットはあまり熱心に紹介しないところです。
QYLDを買ううえで怖いのが減配ですが、減配の危険性についても、紹介してはいるものの、アメリカ株が不調の時にどのくらい減配するのかというシミュレーションも書いておりません。QYLDが2013年にできてから今まで10年間はナスダック100はとても強く、この10年のパフォーマンスだけで判断するのは危険です。2000年からの2010年の10年はITバブルとリーマンショックがあり、ナスダック100はとても弱かったです。こういうときにQYLDがどういった値動き、分配金を出すのか。最悪の場合を想定しないと安心してFIREなどできません。
QYLD以外の点で気になった点でいうと、著者はインフレの影響を考慮していないということです。
年間240万円の配当があればFIREできると紹介しておりますが、インフレの影響で20年後に240万円で同水準の生活ができるでしょうか。増配や資産値上がりが考えづらいQYLDで、インフレは怖いです。
ただ、QYLD自体を使うというアイディア自体は面白いと思っていて、弱点を把握したうえで、減配や償還をしても大丈夫な金額だけ買う、もしくは10年前のような円高のときに仕込む、テクニカルやファンダメンタルで安いタイミングを狙う、といった方法で適量を買うのであれば、弱点はある程度なくせるのではないかと思います。しかしこの本にはそういったことは書かれておりません。また日本で買える東証ETFのQYLDについても全く紹介されていません。
また著者がQYLDでのFIREを紹介していますが、著者自身がどうやってFIREしたのかだったり、FIREに至った資産推移も書かれておりません。FIREに至る資産形成において、暴落は避けられません。著者がFIREしたとされる2014年から2020年の間で見ても、2018年や2020年の暴落がありました。そのとき手持ちの銘柄はどうだったのか、またそのときの精神状態はどうだったのかといった記載がないです。この本は証券会社にあるような複利計算機に少し手を加えれば、だれでも書ける内容になっており、FIREした方の具体的な生活の描写は少ないです。逆に会社員時代に株のことを考えすぎて毎日の睡眠時間が減ってしまった描写はすごく具体的でしたが。
なので、この本がQYLDの弱点や対策をメリット紹介に使ったページよりたくさんのページを割いて紹介し、またQQQにリターンで大きく負けるQYLDを買う理由を紹介し、FIREする過程、したあとの生活を具体的に濃密に描写していれば星5をつけていました。
この本は5つのパートに分かれていて、FIREする理由や背景、アメリカ株の高配当再投資がおすすめな理由、QYLDで実際にFIREする方法、QYLD以外でFIREする理由、支出管理で入金力アップ、このような内容になっています。
3つめのQYLDによるFIRE以外はほかの本でも読めるし、さらにいえばYouTubeの動画でも得られる知識になっておりますので、評価するうえでQYLDのパートを重視したいと思っています。
添付している画像は、ナスダック100連動インデックスであるQQQとQYLDの比較チャートです。
QQQは10年で2.5倍になっているのに対し、QYLDは30%下落しています。
著者がこの事実を紹介してはいますが、具体的に数字を用いて紹介しておりません。
著者の内容の構成で気になったのは、メリットばかりたくさん数字や図を使って説明するのに対し、デメリットはあまり熱心に紹介しないところです。
QYLDを買ううえで怖いのが減配ですが、減配の危険性についても、紹介してはいるものの、アメリカ株が不調の時にどのくらい減配するのかというシミュレーションも書いておりません。QYLDが2013年にできてから今まで10年間はナスダック100はとても強く、この10年のパフォーマンスだけで判断するのは危険です。2000年からの2010年の10年はITバブルとリーマンショックがあり、ナスダック100はとても弱かったです。こういうときにQYLDがどういった値動き、分配金を出すのか。最悪の場合を想定しないと安心してFIREなどできません。
QYLD以外の点で気になった点でいうと、著者はインフレの影響を考慮していないということです。
年間240万円の配当があればFIREできると紹介しておりますが、インフレの影響で20年後に240万円で同水準の生活ができるでしょうか。増配や資産値上がりが考えづらいQYLDで、インフレは怖いです。
ただ、QYLD自体を使うというアイディア自体は面白いと思っていて、弱点を把握したうえで、減配や償還をしても大丈夫な金額だけ買う、もしくは10年前のような円高のときに仕込む、テクニカルやファンダメンタルで安いタイミングを狙う、といった方法で適量を買うのであれば、弱点はある程度なくせるのではないかと思います。しかしこの本にはそういったことは書かれておりません。また日本で買える東証ETFのQYLDについても全く紹介されていません。
また著者がQYLDでのFIREを紹介していますが、著者自身がどうやってFIREしたのかだったり、FIREに至った資産推移も書かれておりません。FIREに至る資産形成において、暴落は避けられません。著者がFIREしたとされる2014年から2020年の間で見ても、2018年や2020年の暴落がありました。そのとき手持ちの銘柄はどうだったのか、またそのときの精神状態はどうだったのかといった記載がないです。この本は証券会社にあるような複利計算機に少し手を加えれば、だれでも書ける内容になっており、FIREした方の具体的な生活の描写は少ないです。逆に会社員時代に株のことを考えすぎて毎日の睡眠時間が減ってしまった描写はすごく具体的でしたが。
なので、この本がQYLDの弱点や対策をメリット紹介に使ったページよりたくさんのページを割いて紹介し、またQQQにリターンで大きく負けるQYLDを買う理由を紹介し、FIREする過程、したあとの生活を具体的に濃密に描写していれば星5をつけていました。
3つめのQYLDによるFIRE以外はほかの本でも読めるし、さらにいえばYouTubeの動画でも得られる知識になっておりますので、評価するうえでQYLDのパートを重視したいと思っています。
添付している画像は、ナスダック100連動インデックスであるQQQとQYLDの比較チャートです。
QQQは10年で2.5倍になっているのに対し、QYLDは30%下落しています。
著者がこの事実を紹介してはいますが、具体的に数字を用いて紹介しておりません。
著者の内容の構成で気になったのは、メリットばかりたくさん数字や図を使って説明するのに対し、デメリットはあまり熱心に紹介しないところです。
QYLDを買ううえで怖いのが減配ですが、減配の危険性についても、紹介してはいるものの、アメリカ株が不調の時にどのくらい減配するのかというシミュレーションも書いておりません。QYLDが2013年にできてから今まで10年間はナスダック100はとても強く、この10年のパフォーマンスだけで判断するのは危険です。2000年からの2010年の10年はITバブルとリーマンショックがあり、ナスダック100はとても弱かったです。こういうときにQYLDがどういった値動き、分配金を出すのか。最悪の場合を想定しないと安心してFIREなどできません。
QYLD以外の点で気になった点でいうと、著者はインフレの影響を考慮していないということです。
年間240万円の配当があればFIREできると紹介しておりますが、インフレの影響で20年後に240万円で同水準の生活ができるでしょうか。増配や資産値上がりが考えづらいQYLDで、インフレは怖いです。
ただ、QYLD自体を使うというアイディア自体は面白いと思っていて、弱点を把握したうえで、減配や償還をしても大丈夫な金額だけ買う、もしくは10年前のような円高のときに仕込む、テクニカルやファンダメンタルで安いタイミングを狙う、といった方法で適量を買うのであれば、弱点はある程度なくせるのではないかと思います。しかしこの本にはそういったことは書かれておりません。また日本で買える東証ETFのQYLDについても全く紹介されていません。
また著者がQYLDでのFIREを紹介していますが、著者自身がどうやってFIREしたのかだったり、FIREに至った資産推移も書かれておりません。FIREに至る資産形成において、暴落は避けられません。著者がFIREしたとされる2014年から2020年の間で見ても、2018年や2020年の暴落がありました。そのとき手持ちの銘柄はどうだったのか、またそのときの精神状態はどうだったのかといった記載がないです。この本は証券会社にあるような複利計算機に少し手を加えれば、だれでも書ける内容になっており、FIREした方の具体的な生活の描写は少ないです。逆に会社員時代に株のことを考えすぎて毎日の睡眠時間が減ってしまった描写はすごく具体的でしたが。
なので、この本がQYLDの弱点や対策をメリット紹介に使ったページよりたくさんのページを割いて紹介し、またQQQにリターンで大きく負けるQYLDを買う理由を紹介し、FIREする過程、したあとの生活を具体的に濃密に描写していれば星5をつけていました。
このレビューの画像
2023年2月2日に日本でレビュー済み
この本で推奨している投資先、QYLDは発売開始してから10年で約30%価格が減少しています。高配当ですが、インフレ率が上昇すると実質の利回りも下がります。
このため、長い期間保有するとFIREどころか将来の生活がおぼつかなくなる危険性があります。
商品のデメリットは記載されていますが、筆者が現在のQYLDの状況を理解して書いていない可能性があり、
著書の内容を鵜呑みにするのは危険です。
また毎月20万の配当収入を得る=FIRE達成という、筆者が設定した前提にも疑問があります。
本の中ではQYLDや高配当商品に投資すると7年で副業やサイドビジネス不要のFIREを達成する主旨が書かれていますが、QYLDのデメリットを踏まえると大いに疑問です。
このため、長い期間保有するとFIREどころか将来の生活がおぼつかなくなる危険性があります。
商品のデメリットは記載されていますが、筆者が現在のQYLDの状況を理解して書いていない可能性があり、
著書の内容を鵜呑みにするのは危険です。
また毎月20万の配当収入を得る=FIRE達成という、筆者が設定した前提にも疑問があります。
本の中ではQYLDや高配当商品に投資すると7年で副業やサイドビジネス不要のFIREを達成する主旨が書かれていますが、QYLDのデメリットを踏まえると大いに疑問です。