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乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学―冬の旅―

番組内容

2016年3月17日(木)放送
♯5『阿寒に果つ』(渡辺淳一) 札幌/阿寒

最後の旅は、北海道を代表するベストセラー作家・渡辺淳一の『阿寒に果つ』と一緒に、札幌/阿寒をめぐる旅へ―。

『阿寒に果つ』は、渡辺淳一が、18歳で阿寒湖で自殺した高校時代の恋人・加清純子さんをモデルに描いた自伝的小説。

渡辺淳一は、直木賞を受賞した後、37歳の時に、20年前に自殺した純子さんが、なぜ命を絶ったのか、真相を探るために当時関係が深かった6人を取材し、小説にまとめた。純子さんは、高校時代から“天才少女画家”と新聞などに取り上げられるほどの芸術家。渡辺淳一の他に、複数の男性と同時に関係を持っていた。彼女との出会いと鮮烈な別れが、渡辺淳一を作家にしたと言われている。

ふたりが札幌の高校生だった頃から60年の時空を超えて、橋本奈々未が現在の札幌を歩き、ふたりの想いをたどっていく。
純子は、本当に小悪魔だったのか?20年も彼女の死の真相を追い続けてきた渡辺淳一の想いとは…。
橋本奈々未が、ふたりの母校・札幌南高校をはじめ、高校時代の思いの詰まった場所を訪ね、感じた“男と女”、そして“愛のかたち”とは?

『恋する文学』は、橋本奈々未さんの高校時代の愛読書『ノルウェイの森』(村上春樹)から始まりました。渡辺淳一の『阿寒に果つ』は、それよりひとつ上の世代の小説ですが、テーマは同じく<大切な人を失った後、喪失感を抱えながら、どう生きるか>。
橋本さんは読んだことがない作品でしたが、スタッフが橋本さんの世代にも知ってもらいたいという思いから、提案させて頂きました。
橋本さんも、北海道から生まれたこの小説を、とても面白いと感じてくれました。

渡辺淳一作品の魅力は、物語もさることながら、本当に美しい日本語の文章!
橋本奈々未さんの心に響く声で読み上げる『阿寒に果つ』の朗読は、本当に魅力的です。
イメージ映像の中で、橋本奈々未が演じる、文学史上に残るヒロイン・純子も必見!橋本奈々未が解釈した、純子の姿を是非お楽しみに!!!

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