丹菊逸治@itangiku·2月21日アイヌ語で「北海道(北海道島)」を表す語はいくつかありますが、最も一般的に用いられていたのはYaunmosirヤウンモシㇼ、Yaunkurmosirヤウンクㇽモシㇼです。次によくみられるのがAynumosirアイヌモシㇼという呼び名です。少なくともアイヌ語の文章においてはそうです。116594,015
丹菊逸治@itangiku·2月21日アイヌ語で「アイヌ民族」を指す語はYaunkurヤウンクㇽです。ほかに昔話などではOttenaオッテナとよばれることもありますが、こちらは昔話だけです。ただしアイヌ民族自身も日本語で話すときには昔から「アイヌ民族」の意味でAynuアイヌという語を使うことが多かったようですね。1325713
丹菊逸治@itangiku·2月21日樺太についてはまた少し事情が異なっています。樺太はアイヌ語の文章でもKarahutoカラフト~Karahtoカラㇷトと呼ばれます。最近ある研究者が用いているYankemosiriヤンケモシリという呼び名は、わずかな叙事詩資料にみられるだけで、日常会話どころか散文説話ですら用いられた形跡がありません。1218709
丹菊逸治@itangiku·2月21日1787年にフランスのラ・ペルーズ探検隊が海路から樺太に到達し樺太アイヌ語を聞いていますが、そのときには樺太を指す語として「Cokaチョカ」という語が記録されています。これはおそらく現在の樺太アイヌ語のcookayチョーカイ「私たち」にあたる語でしょう。「我々の島」と答えたのでしょう。1220797
丹菊逸治@itangikuまあ、島の名がたくさんあっても不思議はありません。複数の呼び名を持つ川・山・集落だってあるわけですしね。固有の名前は1つに限定すべし、というのは近代文明の欠点ですね。午後0:38 · 2023年2月21日·776 件の表示5 件のリツイート21 件のいいね