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米海軍の大型「強襲揚陸艦」が大阪港に入港

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         北朝鮮が2発の弾道ミサイルを発射した20日、アメリカ海軍の大型艦船が大阪港に入港しました。(取材・報告=指宿文解説委員)

         「強襲揚陸艦」アメリカという船で、乗組員2000人を乗せてやってきました。全長およそ257メートルあります。「強襲揚陸艦」はどういった役割がある船かといいますと、強襲は「激しく襲う」こと、揚陸は「陸に荷物を挙げる」ことを意味します。

         「荷物が何か」といいますと、甲板の上、見えますでしょうか。戦闘機を乗せてるんです。通常は戦闘機やオスプレイ、輸送機など乗せていて、これで戦場に行って「戦いますよ」という船になるんです。

         この船の一番の役割について、艦長に聞いたところ、「海の上の空港」と話をされていました。ではなぜ、そのような「強襲揚陸艦」が大阪にやってきたのでしょうか。

         大阪港に現れた巨大な船…。

         指宿解説委員「強襲揚陸艦・アメリカが徐々に港に近付いてきました。甲板の上には戦闘機のようなものが乗っているのがはっきりと確認できます。レーダーも終始くるくる回って、周囲を探知しているのでしょうか。非常に大きな要塞のような船というのがよくわかると思います」

         艦内に足を踏み入れてみると。「あちら船首になるんですけど、ずーっと船尾まで、全長250メートル以上あるんですが、だだっ広い。その甲板は耐熱性に優れている、エンジンで燃えつかないように。滑らないようにざらざらとしています」

         広大な甲板にはF35戦闘機のほか、複数の哨戒ヘリコプターも。「船から突き出た部分がエレベーターで、甲板の航空機を下に荷下ろし、格納庫で修理等を行います」

         現在、大分県などで行われている陸上自衛隊とアメリカ海兵隊による日米共同訓練・アイアンフィスト。侵攻を受けた離島を奪還するなどを想定した訓練が来月中旬ごろまで行われる予定です。

         この強襲揚陸艦も演習への参加が予定される中、今回、大阪港に入港したということです。

         強襲揚陸艦「アメリカ」艦長 ショッキー・スナイダー大佐「海兵隊の資材や補給品をここ(大阪)から乗り入れて必要でないものはここでおろすなどの作業をした。大阪に米海軍の艦船が入ったのがここ最近なかったということで大阪を選んだし、演習の準備のために大阪に来たというのもある」

         (Q:アメリカ海軍の船はこれまでに大阪に来たことはあるのでしょうか?)
         指宿解説委員「6年ほど前の2016年の『掃海艦』という比較的小型の船がやってきたことはあるのですが、艦長にインタビューしたところ、これだけ大型の艦船が、そして強襲揚陸艦が大阪港に初めてやってくるということで、この『初めて来た』ということに大きな意味があると話していました。なんでやってきたかなんですが、今『アイアンフィスト』(鉄の拳)と呼ばれる訓練を行っていて、この訓練が日本で行われることも初めてなんですが、陸上自衛隊と共同でというところも初めてということです。その資材の補給などのために大阪に来た、ということです」

         (Q:乗組員らの今後の予定について、何か情報は入ってきていますでしょうか?)
         「詳しい情報は明かされていませんが、多くの乗組員の方がバスなどで大阪の街へと出かけていきました。日本の文化や歴史に触れることも今回の停泊の目的ということなんですが、食べ物を楽しみにしているとか、USJや大阪城にいく乗組員もいる、ということです」
         「乗組員は船の中ではみなさん全くマスクを付けてつけていませんでしたから、外出する人たちには『マスクをもっていくように』という呼びかけも行われていました。数日間、この大阪港にイカリを下ろし、その後、再び訓練に戻るものとみられます」