東宝×東映 コロナ前の水準に戻ってきた大手映画会社を比較
映画「タイタニック」が話題です。公開から25年を経て、かつての大ヒット作品が3Dで蘇りました。映画館に足を運ぶ若者が続出しているといいます。コロナ禍でシネコンなどは一時ピンチに陥りましたが、昨年の興行収入はコロナ前の水準に近づき、3年ぶりに2000億円の大台を突破しました。
今回は映画会社の「東宝」と「東映」の社員待遇を比較してみます。
東宝は阪急グループの創始者、小林一三が1932年に設立した「東京宝塚劇場」がスタートです。映画製作、配給、興行のほか、演劇や不動産業なども手掛けています。2022年はアニメ「すずめの戸締まり」や「シン・ウルトラマン」などを配給。興行収入トップ10のうち、共同配給を含め東宝が7本を占めました。
東映は「東京映画配給」が1951年に東横映画などを吸収合併して発足しています。映画製作、配給、興行をはじめテレビ作品にも強く、特に戦隊モノ、アニメに定評があります。22年の興行収入トップの「ONE PIECE FILM RED」は東映の配給作品です。