1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

コロナ飲み薬ゾコーバ服用で「後遺症の割合低減」…塩野義が研究結果発表

読売新聞 / 2023年2月22日 3時15分

塩野義製薬の新型コロナ感染症の飲み薬「ゾコーバ」

 塩野義製薬は22日、新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」について、服用した患者はそうでない患者に比べて、後遺症が現れる割合が低く抑えられたとする研究結果を明らかにした。 倦怠 けんたい感や味覚異常は半分程度、思考力の低下や不眠といった神経系の症状も3割超の差が確認できたという。米国で開催中の感染症の国際学会で発表した。

 研究では、塩野義が昨秋まで実施したゾコーバの臨床試験の参加者を追跡調査し、1〜6か月後に後遺症の有無を尋ねた。

 せきや倦怠感、味覚・嗅覚異常などの14症状のうち、一つでも症状があると答えたのは、偽薬(プラセボ)を投与した患者グループが26%だったのに対し、発症後5日以内にゾコーバを飲んだグループは14%だった。

 集中力や思考力の低下、物忘れ、不眠といった神経系の症状については、偽薬の場合は44%が症状があると回答し、ゾコーバは29%にとどまった。

 新型コロナの後遺症は1年以上続くこともあり、社会生活への影響も懸念されている。塩野義は「ゾコーバは後遺症のリスクを低減できる可能性がある」としている。

CCPA Notice
あなたにオススメ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む