ESA Winter 2023リストリーム クラッシュ・バンディクー4カンペ


おはようございます。昨日に引き続いてクラッシュ・バンディクーの解説をさせていただく、セレナーデ☆ゆうきと申します。

昨日は1998年に発売されたPS版クラッシュ・バンディクーの三作目でしたが、今回はその続編!4作目となります。
発売日はなんと2020年!22年ぶりのナンバリング新作、クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバースという作品です。

これは、原作を作ったノーティドッグとは違い、Toys for BOBという会社が作った作品なのですが、しっかりとクラッシュのことが大好きな会社が作ってくれた「続編」にふさわしい素晴らしい作品となっています。
PS4や5、Xbox、nintendo switch、そしてPC版など、様々なプラットフォームでプレイすることができます。

走者はCookienavalさん。ポルトガルのプレイヤーです。
押しも押されもせぬ本作のめちゃうまプレイヤーで、今回のカテゴリー、All Clear Gemsでは堂々の世界1位。
なんと2位に5分以上の差をつけてのWR保持者となっています。

さて、カテゴリーのAll Clear Gems、通称ACGは、本作通常ステージをクリアした際のコレクションアイテム「ダイヤ」、これが英語版ではgemなんですが、ダイヤを全て集め、ラスボスを倒してクリアするというカテゴリーになっています。
ゲーム中盤で、実質ステージ数が2倍に増えるのですが、増えたステージたちはやらず、通常のステージのみをプレイします。
実際のプレイ中にカテゴリーの解説はできると思いますので、しばらくお待ち下さい。

また、今日はカンペを作ってきました。
1日で作ったにしては3万文字弱くらいとなかなかいっぱい書いてしまったので、もしかしたら解説が早口になってしまうかもしれません。そのため、カンペを別サービスに投稿し、誰でも読めるようにしました。
自分の喋る形で書いてしまっているのでそれはそれで読みづらいかもしれませんが、よろしければそちらも参考にしていただけると嬉しいです。
運営の方、チャットに貼っていただいてよろしいですか?

(時間があるので軽くストーリー解説ですが、ナンバリング1~3のころと同じく、「世界征服を企む悪の科学者ネオ・コルテックスを、主人公のクラッシュくんたちがこらしめる」というものになっています。
実はナンバリング3の真エンディングでは、ネオ・コルテックス、そしてそれを裏で使役していた邪悪な精霊ウカウカ、更にウカウカの部下でタイムマシンを作っていた天才科学者エヌ・トロピーの3人は時空の狭間に追放されたはずでした。
しかし、長い時を経て、邪悪な精霊・ウカウカの力により、時空間の移動が可能になってしまったという彼ら。
この力を使って改めて世界を……いえ、平行世界も含めた全宇宙を征服しようとする彼らを、クラッシュくんたちがまたこらしめにいくようなものとなっています。)

それでは、開始までしばらくお待ち下さい。


【めざめのジャングル】
まず最初のステージは、めざめのジャングルといいます。
昨日解説させていただいたクラッシュ・バンディクー3もそうなのですが、こういった一本道の陸上を進むのがクラッシュ・バンディクーシリーズの基本です。
歩きながらしゃがむことでスライディングが出ますが、このスライディングと攻撃であるスピンアタックを交互に出し続けることで早い移動ができます。

また、ステージの各所には木箱が置いてあり、これは本カテゴリーであるAll Gemsに大きく関係します。
改めて本カテゴリー、All Clear Gemsの解説ですが、全ての通常ステージのgem、日本語では「ダイヤ」というコレクションアイテムを集めます。
フィールド上や木箱の中に設置された「りんご」を4割6割8割で1つずつ、ミス……つまり死亡が3回以内で1つ、ステージ内の木箱を全て壊すことで1つ、そしてステージ内のどこかに隠されたひみつダイヤで1つ、ということで一つのステージに合計6つのダイヤがあります。
木箱を全て壊せばりんごは大体8割取れるうえ、隠されたダイヤは位置がわかっているので5つは大丈夫として、問題はミス3。
もしこの条件を失敗してしまった場合は、そのままクリアしてからミスなしのクリアだけを狙うか、ステージごとやり直すことになります。どちらにせよロスとなるので注意が必要です。

最後のエリアは疑似横スクロールとなり、壁を登ってゴールとなります。


【てっぺんをめざせ】
てっぺんをめざせというステージです。
このステージのみ、前のステージから続く形で入場します。
改めてストーリー解説ですが、クラッシュ3の真エンディングで時空の狭間に飛ばされた悪者たち。
悪の科学者、いつものラスボス「ネオ・コルテックス」や、コルテックスを使役する黒幕、邪悪な精霊「ウカウカ」、ウカウカの部下で天才科学者「エヌ・トロピー」の3人は、長い時間をかけて時空の狭間から出る力、そしてついでに時空の間を移動する力を手に入れてしまいました。
その過程で邪悪な精霊ウカウカは力を失って死んでしまいましたが、まあそれはいいとして、この力でまた世界征服を企もうとしている悪者たち。
クラッシュくんの陣営はそれを察知し、ナンバリング1からクラッシュくんたちを守ってくれている精霊アクアクや、そのアクアクの幼なじみである精霊たちと協力していろんな時空を飛び回ります。
結局「世界征服を企む悪の科学者、ラスボスネオ・コルテックスをクラッシュくんたちがやっつけてこらしめる」といういつものやつです。
この3×3の四角い床があるところでは、特定の行き方をすることで赤いダイヤが手に入ります。
通常の白いダイヤ以外はカラーダイヤと呼ばれ、別のステージで足場になってくれます。
それぞれ入手法が特殊なので、なかなか最初は集めるのも難しかったと思います。

さて、このステージでは最初の精霊、ラニロリと出会います。
気弱で感情表現が豊かな彼は、表と裏、2つの世界を行き来できる能力をもっています。
この次のマップからはラニロリの出番がたくさんあります。
ラニロリを起こすと罠が発動し、この洞窟のガーディアンが追いかけてきます。
手前スクロールの追いかけられエリアとなり難易度が高いですが、最序盤のステージなのでそんなにまだ危険ではないです。
ここでラニロリを助けたら、次の時空へと飛ばしてもらいます。

【マップ】
本来はこのようなマップ画面上を移動して次のステージへ進みますが、ポーズ画面からマップをステージできるので、そちらで移動します。
次のステージは2084年のサビサビこうや。
コルテックスの部下、機械いじりが大得意なエヌ・ジンさんの牛耳る次元です。

【こうやのロッキーロード】
ラニロリさんの能力がたくさん見られるサビサビこうや。
1個めのステージ、こうやのロッキーロードといいます。
ロッキーロード、おいしいですよね。
ラニロリさんの能力を使うと、このように青いところが実体化と消失を繰り返します。
さて、ステージの木箱には普通に壊せるものの他にいくつかの箱が存在します。
たとえば、スピンで壊すと爆発してダメージを受けてしまうのでジャンプで乗らないといけない、赤いTNT爆弾箱。
そしてどこから触れても爆発してしまう緑色のニトロ箱など。
こういったものもダイヤの取得には不可欠なのですが、特にニトロ箱なんかは壊すのが非常に困難に思えます。
実はステージの終盤には緑色の起爆装置があることがあり、これを起動することでステージ内のニトロ箱が全て壊れます。
これらを駆使して危険な木箱も対処していくわけですが、そんなことよりこのステージではもっと危険なギミックがあります。
ゲーム的には危険ではないのですが、この鉄のレール。
足で滑ろうが素手で滑ろうが、非常に多くの火花が出ています。クラッシュくんの手足が心配ですが、やり続けてもダメージは食らうことはないので安心。

この先、ハテナが描かれた足場が登場しますが、これはボーナスステージへの足場です。
ボーナスステージではミスがミスではないというか、ボーナス中に落下などをしてもミス3以内のカウントには加算されません。
残機製だった以前のナンバリングでは、ボーナスにはりんごがたくさんあって嬉しかった……というのも、りんごはマリオのコインと同じ役割で100集めると残機が1upしていたのですが、今回はそれがありません。
つまり、「実質死なないんだから難しいエリア作っていいよね?」と思って作ったかのような超高難易度のエリアになっています。
また、このハテナの足場が乗っているタイヤの中に箱が隠されています。左右のどちらにもあるので、足場に乗る前と乗った後でちゃんと回収しないと箱コンプリートダイヤは取れません。
今回のクラッシュ4、過去作と比べて非常に意地悪で、このように狡猾に隠されたダイヤや箱を探すのがとても……楽しかったです。
今日は非常に沢山のネタバレが含まれてしまいますが、もしご興味あるかたは良い感じに薄目などでちらちらと見て、ご自分でもプレイしてみてください。


【クラッシュ スマッシュ】
荒野2つ目、クラッシュ スマッシュというステージです。
各地にあるスピーカーから、ボスのエヌ・ジンが話しかけてきます。
どうやらショーを行うとのこと。
当然敵なので罠なのですが、今回のエヌ・ジンはロックンロールをモチーフに、音楽ライブのようなバトルを仕掛けてくる模様です。
さて、ここは先程取得した赤ダイヤをつかうエリアがあります。
カラーダイヤエリアは非常に難易度が高くなっており、最新の注意が必要です。
クラッシュくんは今作スライディングが非常に強く、段差から飛び出すように使った場合直線的に長く跳ぶことができます。
そこにスピンアタックや、今回は前作と違い最初から使える二段ジャンプを組み合わせることで、長いショートカットがかなりやりやすくなっています。

ここの秘密ダイヤは、この二連レールの出口の下にスイッチがあります。
これを押すことでこの先の扉が開き、ダイヤが顔を出します。

ここのボーナスは白い枠のような箱がありますが、これはどこかにある、ビックリマークが書かれたグレーのスイッチを叩くことで実体化します。今回はボーナスの最後にあるので、最後から最初に戻らなくてはいけません。

ここは少し特殊な技を使います。
乗ることが想定されていない壁の上を使ってショートカットをし、高いところの箱を壊して進みます。
本来は右に行ってから戻ってくる形ですが、これにより短縮が行えます。
更にその先でも見えない壁の上に乗って効率的に箱を壊し、ゴールへと入ります。


【とにかくすすめ】
とにかくすすめというステージです。英語ではHit the roadといいます。
Any%という、条件なしでとにかく早くクリアしようねというカテゴリでは、ここで凄く大きなショートカットである壁抜けを行うのですが、今回はACG……All Clear Gemsのためにしっかりと進みます。
車に轢かれない限りはクラッシュくんはショーに間に合いそうだというエヌ・ジンからのメッセージもありますが、クラッシュくんを轢く車なんて一体どこにあるんでしょうか。

通常の陸上ステージなので特筆すべき事項はないですが、ここには緑のカラーダイヤが隠されています。
ステージの後半は追いかけられエリアとなりますが、その途中でラジコンカーを使いニトロ箱を爆破することで手に入ります。
追いかけられエリアでは一体何に追いかけられるんでしょうか。エヌ・ジンからのメッセージがヒントになるかもしれません。

ここでは上昇する床をうまいこと無視して箱を使って登り、最後はジャンプ中にしゃがむことで出来るボディプレスという技を使って足場に乗ります。ボディプレスを出した際にすこしだけ浮き上がるので、それを使って高さを稼いでるわけですね。
火炎放射器もラニロリを使って避けていきます。

さて、ここが例の追いかけられエリア。
本当はいきなり登場して動けないクラッシュくんを轢く予定だったと思うのですが、なぜか動き出す前に扉が開き、轢かれる前に気づくことができました。
球状の檻の中に入って逃げるクラッシュくん。このときは移動とジャンプしかできず、ばねばねの有刺鉄線にあたってしまうと速度が落ちるため、気をつけて進みます。
さて、この中間のところでゴミ箱からラジコンカーをだし、ニトロ箱にぶつけます。これで緑ダイヤ獲得。
あとは普通にクリアしてボス戦へ行きます。


【きけんなライブかいじょう】
ボス、エヌ・ジン戦です。
WOMPという大きなロボットと共に、ドラムを叩いて攻撃してきます。本来は敵の攻撃を避けながらチャンスを見てダメージを与えるのですが、今回はSpeedrunなので裏技を使います。
まずは無理やり敵陣に入り、敵が叩いているドラムのスティックにスライディングを何度か当てます。
そうすると画面の左上の体力が減っていくのがわかります。
体力を1にするときだけは少し違う動きをして、本来と同じく一旦手前に戻されます。
その後、また少し特殊な動きをしてバグらせ、強制的に足場を出して効率的に倒します。

ここにはアカノという精霊がいたのですが、このロボット・WOMPの動力として閉じ込められていました。
助けようとしたのですが、ちょうど現れた時空の裂け目に吸い込まれてどこかへ消えてしまったため、アカノを追って次の時空、あらなみチャプチャプへいきます。

【かいぞくせん はっけん!】
かいぞくせん はっけん!というステージ。1717年の、海賊全盛期の波間に来ました。
海沿いのステージが多く、敵も海賊のような衣装になっています。
ここはラスボス・コルテックスたちの部下がいるわけではなく、アクアクの2人目の幼なじみ、アカノを助けるために来ているため、ワールドの最後にそういったボスが現れるというわけではありません。
が、最後のステージでは中ボスとして新しい大きな敵キャラクターのルイーズが現れます。これは何者かよくわかってないです。

実はアクアクについての解説を全くしていなかったのですが、仮面が描かれた木箱から出てくる、クラッシュくんの周りをくるくる回る虹色の仮面がアクアクです。
クラッシュ1のときからクラッシュくんたちを守ってくれている、元々はクラッシュくんたちがいる島の精霊でした。今では一緒に冒険をしてたくさん助けてくれる守ってくれる頼もしい存在です。
システム的にはクラッシュくんを被弾から守ってくれまして、1枚で1回、2枚で2回、そして3枚集めると一定時間無敵状態になります。
非常に便利なのですが、今回は無敵になることは過去作のSpeedrunと比べると非常に少ないと思います。
というのも、実はこのゲームは過去作と違い、アクアクの持ち越しができません。ステージAをアクアク2枚持ったままクリアして、ステージBに2枚持ったまま入場……ということが出来ず、毎回0に戻されます。
とはいえ、これは実はSpeedrunにおいては非常に便利で、そのステージで取ったアクアクをそのステージ内で消費して短縮しやすくなります。結構アクアクを犠牲にするところは多いと思うので、それもお楽しみに……というとちょっと怖いか。

このロープを行った先、クラッシュくんを取り囲む海賊たちが現れます。一巻の終わりかと思いきや、どこかから飛んできた大砲の弾でなんとか窮地を脱しました。クラッシュくんも不思議そうにしていますが、これはまあ置いといて……。

さて次のステージは、クラッシュくんではない操作キャラクターが出てきます。
クラッシュくんには妹がいて、名前をココ・バンディクーというのですが、ココちゃんとクラッシュくんは任意で入れ替えができ、見た目以外は違いはありません。
それとは別に、何人か別のキャラクターがプレイアブルで出てきますが、今回は誰がくるんでしょうか?お楽しみに。


【フックとロープでゴー!】
ということで、タウナさんの登場です。
これは、簡単にいうとクラッシュくんの元カノです。
ただ、この主人公クラッシュくんと関わりがあったわけではなく、平行世界というか、別の時空、別の世界線のタウナとなっています。そのため、セクシーなお姉さまといった感じの過去作タウナとは違い、ワイルドでクールなキャラクターに変わっています。
クラッシュくんたちと操作は似ていて、スピンアタックが回し蹴りになったり、ボディプレスが足でのストンピングになったりとちょこっと変わっているだけですが、特筆すべきはフックショット。
遠距離で敵を攻撃したり、特定の壁に遠くから張り付いたりできます。
また、特定の場所では壁キックなどを行うこともでき、パルクールのようなかっこいいアクションが特徴です。

さて、このタウナさんなんですが、ムービー中でクラッシュくんたちのことを「以前に助けたことがある」と言います。
クラッシュくんたちは知らないようなのですが、タウナさんはどのようにクラッシュくんたちを助けたことがあるのか。
それは、ここをクリアすることで解禁される「タイムライン」というステージ群にヒントがあります。タイムラインについては後ほど解説します。


【ぼうそうトラックだ!】
さて、先程のエヌ・ジン戦の1つ前、「とにかくすすめ」のところにつながるようにタイムラインステージが現れました。
このタイムラインステージとは、一言でいうと「一方その頃……」というものです。
「とにかくすすめ」でクラッシュくんたちが進んでいる中で、実は同じところにタウナもいたようです。
タウナはここでクラッシュくんたちをどのように助けたのか、皆様は想像がつくでしょうか?

タイムラインは基本的に前半が新ステージで、後半からはタイムライン元のステージになります。後半も、箱など一部のギミックが変わっているほか、タイムラインステージにもしっかりとひみつダイヤがあります。

さて、工場の中のような場所に入りました。そういえばクラッシュくんたち、なぜかトラックが本来より早く見えてしまったことがありましたよね?
それにより逃げおおせることが出来たわけですが、実はこれはタウナさんがクラッシュくんたちを助けていたということがわかります。
このように、いくつかのステージにはタイムラインがあります。
クラッシュくんたちの頭にハテナが浮かび、不思議そうにしているシーンが出たら、それはタイムラインがある合図かもしれません。
実はもう一つ、すでにタイムラインの合図があります。覚えているかはわかりませんが、これはもう少し後にいくことになります。

さて、ここからは通常の「とにかくすすめ」と同じようなゾーン。箱の配置とかはやはり少し変わっていますが、やることはかわりません。


【なみのりジェットサーフィン】
なみのりジェットサーフィンというステージに来ました。このあらなみチャプチャプ最後のステージで、ここをクリアすることでアカノを助けることができます。
クラッシュ・バンディクー2のときに登場したのと似た、ジェットサーフィンという乗り物が出てきます。基本的には移動とダッシュしかできないため、敵やギミックは避けて進む必要があります。
このジェットサーフィンには大きなバグ技がありまして、ステージ最後に出てくるボスを大きく短縮できます。

中盤、緑ダイヤを足場として行くことのできる緑ダイヤゾーンがあります。疑似横スクロールで、周期で動く足場を進んでいきます。強制スクロールに近いですが、その先の足場に飛び移ることも可能なので、うまいことやっていきます。

さて、最後には先述のとおりルイーズという中ボスが登場します。
ジェットサーフィンに乗って敵を誘導して攻撃するのですが、今回はクラッシュくんをあえて被弾させ、死亡判定のでるフレームと同時にポーズ画面を開きます。
そうすると、死んでいるのに死んでいないゾンビ状態のような形になり、ふわっと浮き上がったままボスを無視してゴールへ入ることができます。
ここまでの箱を全て壊していればダイヤもとってゴールすることができるため、大きな短縮です。


【しゅぎょうのはじまり】
アカノの初登場ステージ、しゅぎょうのはじまりといいます。
今回の時空は「しずかなるたき」、少し中国的なアジアンテイストを感じる時空です。
この時空はコルテックスの参謀であるニトラス・ブリオが支配していますが、ニトラス・ブリオは薬に関してのプロフェッショナルです。
この時空にある様々な石像などを薬で動くようにし、クラッシュくんたちを襲います。
今回の精霊・アカノの能力はダークマタースピンといって、クラッシュくんのスピンが強化されます。
滞空時間が伸びるほか、ブリオの薬で強化された敵たちを無力化することができます。
また、本来はボディプレスを使わなくてはいけない鉄枠箱もスピンのみで壊せるため、とても爽快感があります。

(「ワタシがきたとき」前くらい)
この先の広場にいく扉は閉まっていますが、なぜか薬品が飛んできて勝手に空いてくれます。またクラッシュくんが不思議そうにしていますね。
ここの広場前には起動スイッチが隠れています。これをしっかり起動しないと、このあとで実体化していない箱が現れてパーフェクトができません。いじわるですね。

さて、このへんから後半。足場となる蓮の葉っぱですが、牙のと目のついた蓮の葉っぱは敵です。乗ると攻撃してくる緑色の葉っぱ、周期的にぱくぱくしている褐色の葉っぱがあります。


【かがくのだいこんらん】
かがくのだいこんらんというステージです。走る大根ではなく、大きな混乱という意味です。
ここは、今の「しゅぎょうのはじまり」のタイムラインとなっており、なぜか扉を開けてくれた薬品の詳細がわかります。
ネオニッポンと言われていますが、イメージは中国っぽい気がします。皆様的にはどうでしょうか?

さて、ここでブリオを驚かせることで薬品が投げられ、扉が開きます。あとはこのまま進んでいきます。
ブリオは元々気弱でおどおどとしており、驚かされた際も結構びっくりしていました。ラニロリと気が合いそうですね。

先程のとにかくすすめと違い、こちらは自由に動くことができます。が、基本的には後ろに戻っても箱はありません。
後半はクラッシュくんが不思議そうにしていたところからスタートという感じになっているので、一部を除いては戻る必要はありません。

当然ボーナスステージも変わっており、えてしてタイムラインのほうが難しい傾向にあります。


【しゅぎょうはつづくよ】
しゅぎょうはつづくよというステージです。
先程の「かがくのだいこんらん」でも見たドラゴンたちがたくさん飛んでいます。
ここにはドラゴンのほかにドラをゴーンと鳴らす敵もいますが、ドラの音波に攻撃判定があるため、当たるとほぼ死が確定すると言っても過言ではありません。
ここは疑似横スクロールのようなエリアが多く、高い楼閣を登っていくようなステージになっています。基本は普通の陸上ステージと変わらないため、落ち着いて進んでいきます。

最終盤のここなんですが、箱を全てコンプリートしたあと、本来乗ることが想定されていない壁に乗り、奥から見えない床に乗ります。
実はこのステージには青ダイヤが隠されており、本来はすべての箱を壊さずにゴールまでたどり着くことで現れます。
これを壁抜けを行うことで隠された青ダイヤに無理やり触れて取得し、ついでに白いダイヤも取得してゴールします。


【ニンジャクラッシュでござる】
ニンジャクラッシュというステージに来ました。忍者の名前にふさわしく、壁を走るアクションがあります。
余談なんですが、実はクラッシュ・バンディクー4というタイトルは日本に2つ存在します。
2020年に発売された、一応正式ナンバリング続編とされるこの「とんでもマルチバース」のほか、2001年にPS2向けにKONAMIから発売された「クラッシュ・バンディクー4 さくれつ!魔神パワー」というものがあります。
これは海外ではナンバリングタイトルではなく「The Wrath of Cortex」、和訳すると「コルテックスの怒り」という副題の作品になっており、まあ今ではスピンオフというか、このとんでもマルチバースが出来たことにより「別時空のクラッシュの話」くらいの扱いなんですが、このさくれつ!魔神パワーには「にんじゃやしきでござる」というステージがあったりします。
この「ニンジャクラッシュでござる」はおそらくそこからパロディを行ったものとなっており、小ネタとして素晴らしい拾い方をしてくれているなと思います。

ここは上を目指していくのが正規ルートですが、まずは右下に向かいます。これは秘密ダイヤの置いてあるルートで、最後まで進むと元の場所に戻れます。

ここから終盤。壁キックをたくさん使いながら進みます。
あえてデスルーラを行い、足場の周期を合わせて進みます。

この先、意地悪な箱が2個ほどあります。
高いところにあって見えない箱や、オブジェクトである建物と同化した木箱など、いじわるさが垣間見えますね。


【あやしいじっけんしつ】
ニトラス・ブリオと戦うボス戦です。
赤い薬品を投げて攻撃してきたあと、命を削ってスライムを召喚してきます。これをスピンで飛ばし、ブリオに当てることでダメージを与えられます。
実はこれはクラッシュ1に出てきた際のブリオ戦のオマージュとなっており、1をやっていた人間を思い出の沼に引きずり込んだはずです。
体力が7ありますが、6減らして残り1にすると、自ら薬品を飲んで怪物に変身します。これをアカノで3回落とすと勝利。自ら薬品を飲んで怪物に変身するところも1のオマージュであり、最後まで懐かしさと新しさが同居した素敵なボス戦でした。

さて、ブリオを倒すとあべこべモードというものが解禁されます。
全てのステージに左右反転かつ映像にすごいエフェクトのかかったモードが現れ、実質ステージ数が2倍になります。
今回のAll Clear Gemsではこちらはやらず、通常ステージのみの攻略となります。が、こちらもまた秘密ダイヤが意地悪で相当面白いので、ぜひとも皆さんはプレイして見て頂けると非常に嬉しいです。一緒にキレましょう


【リズムカーニバル】
さて、思い出の沼から本当の沼へ。
モスキート沼という次元にやってきました。
ステージの名前は「リズムカーニバル」。
BGMがとてもノリのよいグルーヴィーなものになっていますが、このステージの全てのギミックや敵キャラはリズムにのって動いています。ほぼ周期ゲーといって差し支えないです。
このステージには、背景のバルーンとして過去作のキャラクターがでてきたりしています。
また、クラッシュくんとなかよしでいくつかのコラボ作品が出ている、スパイロ・ザ・ドラゴンというキャラクターも友情出演しています。
華やかな摩天楼の中、懐かしのキャラクターが数々出てくる様は必見。
ところでワールドの名前は沼ですが、ここはあまり沼っぽさがありませんね。このステージは上層部感が強いですが、下の方は大変なことになっているんでしょうか。

ここには、クラッシュを大砲で飛ばしてくれるキャラクターや楽器を武器にしてくる敵、自分の頭を使ってジャグリングしている敵など、様々なコミカルキャラクターが存在しています。
当たるとミスとなってしまうので注意が必要ですが、ここのステージは結構ビジュアル的に好きな方が多いイメージがあります。

このレールの左側には、青いイカれたカンガルー、リパールーがいます。ぴょんぴょんとんでてかわいいですね。
彼は1などでボスキャラクターとして登場したコルテックスの部下で、洗脳によりイカれてしまったため両手を拘束されています。
実はこの後の方に出てくるステージでボスキャラクターとして作られていたそうですが、何らかの理由で没になったとか。
でも出てきてくれるのは嬉しいですね。かわいいので


【ディンゴのおもてなし】
さて、華やかな上層に対する淀んだ沼地、ステージ名を「ディンゴのおもてなし」といいます。
ディンゴとは、このゲームに登場する「ディンゴダイル」というキャラクターのこと。
悪の科学者ネオ・コルテックスが作った自信作で、野犬のディンゴとワニのクロコダイルをかけ合わせて作られたキメラです。
「オレっち」という一人称を使い、荒っぽい口調が特徴ですが、頭はとても良く生みの親であるコルテックスにもよく反抗していました。
前作クラッシュ・バンディクー3では、火炎放射器を使って攻撃してくるボスキャラクターでしたが、今作では悪事から足を洗ってレストランを開業していました。
火炎放射器は吸い込みや空気の吹き出し機能をつけ、掃除機などとして使っていたようです。
しかし、コウモリのキャラクターが営業するライバル店の悪口を大きく宣伝したり、コウモリを食材にした料理を作っていたため、ライバル店の関係者たちに自分の店を爆破されます。
このステージはそんなところから始まる物語で、逆恨みからディンゴはコウモリたちをやっつけていきます。

アクション的には吸い込みやホバリングなどがあり、その大きな体型からあまり素早い動きはできません。代わりに自分の乗り判定が大きく、小さめの足場にも立ちやすい形になっています。

さて、ゴールしていち段落落ち着いたディンゴダイルですが、ゴール後のムービーで次元の裂け目に飲み込まれてしまいます。
ディンゴとしては不都合な、お家に帰るための冒険が始まります。
実はモスキートぬまの次元は、日付で言うと「何日かまえ」。
この冒険のなかで、ディンゴも少し前のクラッシュくんを助けてくれています。
たとえば次のマップとか。


【ターボでふっとばせ】
ということでディンゴステージです。
「かいぞくせん はっけん!」のタイムラインとなります。
ここはディンゴの出番は比較的少なく、前半部分は短めになっています。
さて、火薬の取り扱いに失敗したディンゴは、つい大砲の導火線に火をつけてしまいます。爆発する直前に別の次元の狭間に入ることで難を逃れましたが、大砲はそのまま射撃。クラッシュくんを取り囲む海賊たちを蹴散らしてくれました。

後半は普通に進んでいく感じになります。タイムラインの後半は一度見たことのおさらいっていう感じになりますね。


【ろじうらサーフィン】
モスキート沼に帰ってきて、モスキート沼最後のステージ、ろじうらサーフィンへ。
ここには最序盤に黄色いカラーダイヤがあります。
少し高いところにありますが、スタート時によく見回すとすこし見えます。

さて、ここは先程もみたジェットサーフィンが現れます。
町中のきったない水路をサーフィンしていくため、爆弾に当たって落水でもしようものなら大変なことになってしまいます。気をつけて進みましょう。

そういえばモスキート沼にきた目的ですが、ここにはカプナワという仮面がいます。
時間を司る精霊で、過去から未来、全てのことを知っています。
人当たりのいいおばあちゃんのようなキャラクターで、初対面のはずのクラッシュにも孫のように「おばあちゃんにチューしておくれよ!」と明るく接してくれます。
そんなカプナワの出番は次のワールドから。
アクアクの友人としては3人目になります。友人たちは4人いるので、あと1人。
ただ、なんと次のワールドのボスは、先にネタバレしてしまうとネオ・コルテックスです。過去作ラスボスだったキャラクターがボスとして出てくるということは、もしかしてもう終わりなのか……?

ここの秘密ダイヤですが、トップクラスに意地悪な場所にあります。
オブジェクトに隠されたスイッチを押して隠された足場を実体化させ、カメラの限界の場所にあるようなダイヤを取得します。
ただ、Speedrunとして効率的に行うために、そのさきのチェックポイント箱を壊して復活ポイントを作ってから、無理やりジャンプでとりにいき、そのままデスルーラします。

ここは、先述のあべこべモードのダイヤが信じられないところにあり、ノーヒントで見つけた人間を心から尊敬します。
もし自分はノーヒントで見つけられたよって方がいたら、ぜひとも教えてください。

このステージの最後、この広い部分でどうやら先述のリパールーが出てくる予定だったようです。
そう考えると、実はBGMにリパールーのBGMの一節が使われていることも納得がいきますね。


【とっととすすめ】
サビサビこうやの「とにかくすすめ」と似た名前のステージですが、先程のろじうらサーフィンのタイムライン、ディンゴのステージとなります。
移動式屋台に乗りながら進んでいくステージですが、箱の踏みつけとホバリングを駆使して無理やり進んでいきます。
この移動式屋台のうえからまた次の次元の狭間に飲み込まれてしまい、そのまま屋台はクラッシュくんの元へ。
クラッシュくんはディンゴが乗っていた屋台をそのまま受け継ぐ形で進むわけですね。
下の店主もなんで気づかないんだろう……。

さて、モスキート沼を終え、次は11次元へ。

【こごえるみなとまち】
3拍子のBGMが美しい、こごえるみなとまち。
時間を司るカプナワおばあちゃんの本領発揮の地です。
使うことで数秒間、周りの速度を1/3ほどにしてくれます。
早く落ちてくる足場を乗り継いだり、敵の早い攻撃をいなすために使います。

ここでもクラッシュくん不思議ゾーンがあります。
本来クラッシュくんが乗ってから爆破すればいいはず船が、クラッシュくんが乗る前に爆破されてしまっています。
そしてコルテックスのような不思議な笑い声。一体どなたがやったんでしょうか?

さて、ここは流氷にのって様々なところへ進みますが、ルートがいくつもあります。それぞれすぐに行き止まりがありますが、抜けがないように注意しないといけません。

最後には滝の向こうにも箱があるので、少し寒いですが勇気を出してくぐって壊しましょう。


【ツルピカのどうくつ】
氷と電気が調和を生み出す、ツルピカのどうくつにやってきました。
ポケモンでいうとパッチルドンかフロストロトムですね。
クラッシュ・バンディクー2に「ツルピカのゆきやま」というステージが出てきますが、そのオマージュと思われる名前です。
BGMもゆきやまステージの一節が使われており、こういうにくい演出のせいでこのゲーム大好きなんですよね。

このレールゾーンでは、素早く開け閉めされる扉をカプナワで調節して進みます。
レールの上にも下にも箱があるため、ぶらさがりと登りをしっかり精度高く行わなければいけません。
ただ、そんなに絶望的に難しいステージではないので、落ち着いて進むことが大切です。


【またもやしろくま】
またもやしろくまというステージにきました。
クラッシュ・バンディクー2ではクラッシュくんを乗せてくれたしろくまのポーラくん。
今回もまた出てきます。

所謂強制スクロールのようなモードで、止まったり戻ったりができないため、箱の壊し残しがあった場合には一度死んで戻らないといけないというリスキーなステージ。
前半は普通の徒歩ステージであり、しろくまは後半ですが……
なんとここ、タイムラインもあります。
つまり、ただでさえ難しいしろくまを2回やらなくてはいけないステージになっています。
また、中盤には黄色ダイヤの足場があり、黄色ダイヤコースにいくことができます。
黄色ダイヤコースは過去作ファンが喜ぶ過去作オマージュのエリアとなっており、もしかしたら1をご存知の皆さんは嬉しいかもしれません。

ということで黄色ダイヤのコースは、1の吊り橋ステージを彷彿とさせるエリア。4アレンジの難易度が高い橋エリアですが、なんなく進みます。

(カプナワのとこの前で)
さて、ここは少し難しいことをします。
2段重なっている箱の真ん中らへんに一瞬乗り、スライディングジャンプを使って上に無理やり乗ります。
(更に最速で出来るとこの氷を使って更に上に無理やり登ることができ、とても早いです。)

足場がなかったはずの場所に急に足場が現れました。
タイムラインのお時間ですが、一体誰がやってくれたのか……。

さて、ここからしろくまエリアが始まりますが、その前にボーナス。
そしてしろくまエリアへ来ました。移動とダッシュ、ジャンプのみができます。
PC版では改善されましたが、このポーラエリアは初期のPS4版などでは当たり判定がおかしく、正しく箱に突っ込んでも壊れないことが多々ありました。
実はこのゲームには、死なずにすべての箱を壊してクリアすることで得られる「ぶっ飛びパーフェクト」というコレクションがあるのですが、これを集めようと思うとPS4版はここが非常に厳しかった……。
今からやる方はPC版をおすすめします。Battle.netというサイトで買うことができます。Steam版も販売はされていますが、日本からは買えません。日本語対応してるのに、おま国。


【はしをかけろ】
タウナステージであり、「またもやしろくま」のタイムラインです。
電気でビリビリしている壁で壁キックをしなくてはならず、非常に周期の難しいステージです。

後半のボーナスステージですが、直前の爆弾箱ふたつを起動して3秒カウント中に足場に乗ることで、実際の箱の数とボーナスの箱の数どちらにも2を加算し、実質4箱壊したことにできます。
そのため、ボーナス内で少し遅い箱をスルーしてゴールすることで、少し不正に早いタイムを得ることができます。
あとは普通のしろくま。そして次はコルテックス戦です。


【こりないコルテックス】
クラッシュ・バンディクー1でのラスボス戦で舞台となったあの飛行船。改造されてより強くなったそれの上で、ついにコルテックス戦です。
4ターンあり、それぞれが違う攻撃をしてきます。
どれも流れとしては同じで、撃ってくるミサイルやビームをかわし、パンチボットというロボットが出てきたらコルテックスに撃ち当てるというものになっています。
ミサイルの雨は地上にしか判定がなく、ジャンプしてるだけで簡単に避けられます。
さて、最初の2ターンにおいて、パンチボットの出る位置によってはすこし短縮があります。
(このように、端から2番めのマスに出てきたパンチボットを上から殴ることで、機械に当たらずにそのまま奥へ飛んでいけば成功です。機械に当てた場合ピンクの煙が出ますが、それが出ないのが成功の合図です。
これが出来た場合、デスルーラを一度混ぜることで不正にパンチボットを召喚し、後半のターンを少しスキップすることができます。)

コルテックスを倒すとムービーが入り、クラッシュに勝てずに諦めたコルテックスを、一緒に時空の狭間に追放されたエヌ・トロピーが「新しいパートナーと新しい計画がある」と煽ります。
自らの持つ頭脳と技術をつかい、世界のすべてをリセットして神になろうとするエヌ・トロピー。
共通の敵ができたコルテックスとクラッシュは、打倒エヌ・トロピーのために協力して更なる冒険を決意します。

ということで、実は出てきていなかった最後の仮面、最後の精霊を探しに次の次元へ。


【おおむかしのジャングル】
さて、最後の仮面がいるのは遥か大昔の恐竜の時代。
きょうりゅうガーデンと呼ばれるワールド、おおむかしのジャングルというところに来ました。

大昔らしく倒木や植物が多く、恐竜がたくさんいます。
触手のようなものを自由に動かす植物など、なかなか気持ちの悪い敵もいます。
ここは蔦を伝って進むのですが、時折壁が立ちはだかります。ぶら下がった状態で体を横に振る「スイング」という動きを使いながら進んでいきますが、それ以外は基本的に今までと似た感じです。

中盤からはカプナワが出てきますが、カプナワは「能力を使ってすぐに解除する」という動きをすることで少し速い動きができます。
実は仮面の能力を使うボタンは2個あるので、基本的には同時押しするだけです。


【マグマにごようじん】
今作最後の、新操作キャラクターです。
ついにあの憎きラスボス、コルテックスを操作します。
とはいってもムービーを見る限りクラッシュはコルテックスのことが嫌いではないようですが……。
「マグマにごようじん」というステージで、敵を足場にしたり突進したりしながら、マグマ地帯を命がけで進んでいきます。
一番独特な操作であり、移動やジャンプの他、突進と光線銃というアクションがあります。
突進は前に一定距離真っすぐ進み、早いですが調節が難しい技。
光線銃は、敵を足場にしたりトランポリンにしたりできます。

操作性にとてもクセがあるので、慣れるまで非常に難しいステージだと思います。
コルテックスを解禁したことで、最後のタイムラインたちが出現します。
たとえばこごえるみなとまちとか。


【ふこうなこうかい】
まだ仲直りする前の11次元での出来事です。
クラッシュを罠にかけようとするコルテックスは、11次元の「こごえるみなとまち」でほくそ笑みます。
「ふこうなこうかい」というステージです。
ここは単純にかなり難しいステージで、コルテックスの突進の距離感に慣れていないと落下事故が多発します。
記録動画でも、走者のCookieが「コルテックス頼む……頼む……」とお願いしている姿が映っています。

さて、どうにかこの難しい疑似横スクロールを越えた先で、クラッシュくんが乗り込んだときに爆破できるよう船の爆破スイッチを押すときを待ち構えていたコルテックス。
寒さ故に出てしまったくしゃみの勢いで、クラッシュくんが乗る前に爆破してしまいました。
これさえなければコルテックスは完全勝利していたかもしれないと思うと、運命のいたずらを感じますね。

さて、ここからはこごえるみなとまちの復習です。
カプナワの初登場ステージでしたが、箱の配置は先程よりも苛烈になっています。
スイッチを押すと一定時間だけ実体化する箱がありますが、これもカプナワの力を借りたりしながら的確に壊していきます。
実はこのゲームの発売前、体験版が出たときには、この「こごえるみなとまち」と「ふこうなこうかい」、そしてもう一つのステージが体験できました。
およそ難易度的に体験版に出しちゃいけないだろ、という感じでしたが、皆様はこのステージをみてどう思ったでしょうか?
残念ながら体験版は日本では遊ぶことができなかったため、僕は海外のクラッシュ走者が体験版を遊ぶ様を指をくわえて見ていました。

さて、ゴール。きょうりゅうガーデンに戻ります。


【きょうりゅうだいぼうそう!】
「きょうりゅうだいぼうそう!」というステージです。
暴走する恐竜といえば、昨日解説させていただいたクラッシュ・バンディクー3にも存在しました。
あれはジュラ紀の追いかけられステージでしたが、なんと今回も恐竜に追いかけられるステージです。
大きな草食恐竜の頭を足場にしながら進み、最初は普通にレールなどのアクションがあります。

中盤に差し掛かるとティラノサウルスのような敵が出てきます。
クラッシュにしてはかなりいかつい顔をしており、なかなかの恐怖感があります。
すごい難しいわけではないですが、落ち着いて進んでいきましょう。

中盤、岩のゲートのようなところをくぐった瞬間にゲートは崩れ、一旦ティラノサウルスとお別れできます。
このときも不思議な顔をしているクラッシュくんですが、これも誰かのタイムラインです。

ここからは少し疑似横スクロールのゾーンにはいり、また追いかけられエリアに入ります。
ボーナスステージの背景などにいる卵の殻を被った恐竜、これは「おめざめレックス」といって、興味深そうにクラッシュくんをただじっと見てきます。ミスすると笑われてしまう以外は害はないです。

さて、このステージなんですが、先程説明した体験版で遊べるステージの最後の一つです。
ステージの選出完全にミスってるだろという難易度のステージですが、体験版をSpeedrunしてた人もいるというのだからなかなか恐ろしい世界ですよね。

生えているきのこは、当たるとしばらくふらふらしてしまいます。非常に遅いので注意が必要。

そしてこの疑似横スクロールのマグマゾーン。わたくしセレナーデ☆ゆうきもこのゲームのAny%をプレイしており、このステージもやるのですが、ここが非常に苦手です。スライディングの滞空時間を駆使して岩のトンネルを効率的にくぐり飛んでいくのですが、ちょっとジャンプが早いと頭ぶつけて即落下になってしまいます。
ここが終われば最後の追いかけられエリア。最後はそんなに難しくないです。


【そびえるいわかべ】
ディンゴの大冒険ふたたび。「そびえるいわかべ」というステージです。
ディンゴはそのときどきに現れる次元の狭間でいろんなところに飛ばされてしまっています。かわいそうですね。
「きょうりゅうだいぼうそう!」のタイムラインになりますが、クラッシュくん不思議ゾーンがかなり早めに出てくるため、前半のディンゴフェーズと合わせるとここはかなり長いです。
また、箱が非常に多く、その数なんと317。
前作までの1~3では、最高でも155箱と考えるとその2倍以上となります。
とはいえ、実はディンゴの初登場ステージ「ディンゴのおもてなし」は398、そしてこの先に出てくるステージには441箱なんていうところもあります。
実は全てディンゴダイルがいるステージなのですが、吸い込みで箱をたくさん壊せる関係上、その爽快感もお楽しみ頂けるかもしれません。
足場がよくみると手前に伸びているところなんかは、しっかりと手前も確認。そしてさらにその手前も確認してひみつダイヤをとります。

本来は爆弾を使って破壊するゲートも、外側から回り込むことで短縮します。

チェックポイントをとったら、ステージ名のごとくそびえるいわかべのゾーンにはいります。
疑似横スクロールで上を目指しますが、大きな体を持つディンゴが小さく見えるほどの大きな岩壁。広くて箱の取り逃しも多くなるので、気をつけてとっていきます。

登りきったら「きょうりゅうだいぼうそう」の復習。

ボーナスエリアには高く積まれた鉄枠箱がありますが、実はボディプレスやアカノの能力で壊す以外にも、下から潜り込める場合は頭で殴れば簡単にこわれます。

さて、ここが終わったら次の時空へ。
いつの時代かもわからない、惑星バミューギュラの軌道に乗ります。


【のったぞうちゅうせん】
ついにエヌ・トロピーのいる場所をつきとめ、最後の精霊・イカイカと共に向かったのは「のったぞうちゅうせん」というステージ。
過去作「クラッシュ・バンディクーレーシング」ではラスボスだった、宇宙の走り屋エヌ・オキサイド。
ガスモキシアという惑星に住んでいた悪い走り屋の彼ですが、彼の惑星の住民ともども、今ではなぜかエヌ・トロピーに無理やり働かされています。

さて、最後の仮面イカイカですが、彼は重力変化の能力を持っています。
使うことで重力を反転させることができ、1度に2回、つまり1往復までできます。
着地することで残り回数が回復しますが、永久に浮き続けたりすることはできないので注意が必要です。

エビとネズミのハーフのような不思議な敵や、先述のガスモキシアの住人など、宇宙感というか不思議な生物がたくさん登場します。
Any%ではここで大きなバグ技をしますが、今回はすべての箱を壊すため正しく進みます。正規の手段でクリアしようとすると、このステージは単純に難易度が高いです。

特に、この横スクロールのところがわたしは苦手です。
上手く進めるとかなり気持ちいいですが……。

さて、横スクロールのところが終わると、逃げようとしていた宇宙船への牽引ビームが起動し、動きが止まります。
つまり、コルテックスのタイムラインがはじまります。ここもなかなか難易度が高いステージですが、今の部分からもう1回やらないといけないと思うとなかなか辟易としてきますね……。

さて、このあたりからボーナスが牙を剥きはじめます。
イカイカという上下反転の仮面が現れたことにより、パズルゲームのような攻略を要求してきます。
このへんはぜひとも実際にプレイしてほしい。
いかにSpeedrunnerが効率的に動けているかがわかります。
最後はまっすぐのレールに乗って、先程逃げようとしていた宇宙船に乗り込みます。
クラッシュ・バンディクーレーシング時代のラスボス、エヌ・オキサイドの船です。


【しゅっかエラーはっせい!】
エヌ・オキサイドの宇宙船は一旦置いといて、その前に「のったぞうちゅうせん」のタイムラインにいきます。
コルテックスがいかにして牽引ビームを起動したのか?というところです。「しゅっかエラーはっせい!」というステージ。

ただでさえ操作の難しいコルテックスですが、ここはステージが超高難易度です。
周期で動く扉や敵の動き、突進しかできず空中制御が非常に難しい中で動く足場を乗り継がなければならないなど、プレイヤースキルが非常に大きく試される場所となっています。
また、前半などかなりの場所が疑似横スクロールですが、上下移動が多く道に迷いやすいのも特徴です。

動く足場を乗り継いだ先では、左右にたくさんルートがある中を的確に攻略していくゾーンにはいります。
ビックリマークのついたスイッチを押して足場を実体化させながら、上へ上へと登っていきます。
上まで登りきったらムービー。
悪の科学者はやはり頭がよく、なんとか初めて見た機械で牽引ビームを起動できました。あるいはエヌ・トロピーの技術を知っていたのか……。
どちらにせよ、なんとか成功したのでクラッシュくんのターンです。

このボーナスなんかでも、ニトロ箱やTNT爆弾箱の多さから、開発の悪意というか、いじわるというか、殺意を感じられます。

そしてこのボーナス後の横スクロールゾーン、Cookie自身がもつ世界記録動画でもここで1ミスを喫するなど、銃を持った敵の撃ってくる光線が非常に厄介です。
特にここのようなタイムラインステージだと、4ミス以上してしまった場合にやりなおしがかなり時間かかるので、気をつけていきたいところ。


【ないしょのけんがくツアー】
「ないしょのけんがくツアー」というステージにやってきました。今ではエヌ・トロピーに支配されてしまっている、過去作ラスボス、エヌ・オキサイドの宇宙船に忍び込んでいます。

クラッシュ・バンディクーレーシングのラスボスだったオキサイドですが、当然そのカートは宇宙船内にありました。
また、レーシングのプレイヤーなどはご存知かもしれませんが、そのカートは普通に宇宙空間を飛ぶこともできます。
タウナたちも一緒に忍び込んでいましたが、タウナはそのカートを使い、自ら危険を顧みずエヌ・トロピーの元へ一足先に向かいます。
ムービーでクラッシュくんたちを拘束してまで自分が戦いに行ったのにはなかなかの重たい理由があるのですが、ムービーを含めてお楽しみいただくにはやはりご自分でのプレイをおすすめします。
アクションだけでも楽しいですが、やはりこれはストーリーもとても良い。
「難しすぎる!」という文句がもしお生まれになった場合は私が全部承ります。

クラッシュくんたちは一旦この宇宙船のなかで、どうにかエヌ・トロピーたちの元へ行く手段を探す、というのがこのステージです。
ここはそんなに難しいことはしませんが、単純に即死ギミックが多いので注意が必要といったかんじです。

ここのボーナスは少し危険なやりかたをするんじゃないかなと思っています。
ニトロ箱の端っこを踏むことで爆発に巻き込まれずにジャンプすることができるのですが、それをやる……かも。

このゾーンではスイッチを押すことで箱が動き、パズルのようなエリアになっています。箱はないので適当に進みます。

さて、乗組員が走り去っていくのが見えましたが、なんと前方に小惑星帯!このままではぶつかることは避けられないため、一旦このワールドである惑星バミューギュラそのものに不時着します。


【ガスモキシアへようこそ】
早速ですが、このステージの一番最初の箱の配置は、クラッシュ・バンディクー2の「ツルピカのゆきやま」の最初の配置と全く同じものになっています。

という豆知識から始まるこのステージ、名前は「ガスモキシアへようこそ」。
ただ、ガスモキシアはエヌ・オキサイドの故郷の星であり、多分この惑星はバミューギュラといいます。
ちょっとしたお遊びネームかとは思いますが、個人的には明らかな誤訳なので直らないかなと思っています。

さて、ここは「またもやしろくま」のように動物に乗って進むステージになっています。
シュナーグルという恐竜のこどもに乗せてもらう、半強制スクロールです。移動、ダッシュ、ジャンプのみが可能で、止まったり戻ったりはできません。
しろくまよりも少しふわふわとした操作性をしており、このステージの不思議な雰囲気と相まって浮足立つような気持ちを覚えます。
このステージにはときおり、アホロートル・スクイールというウーパールーパーとリスの間の子みたいな敵がいます。
これがねえ……かわいくて……すごくすきです。

さて、ここには青ダイヤの足場があります。
また、そのすぐ近くにはアクアクの箱があり、正しくくるとここにアクアクを2枚持ってこられます。
青ダイヤゾーンにも箱はあり、無敵状態で青ダイヤゾーンにいくことで、効率的に回収できます。
更に、青ダイヤゾーンの中にもアクアクはいるため、更に無敵状態を続けることができます。
無敵状態を続けると、この先の大きな恐竜が前から迫ってくるエリアを簡単に進むことができます。
が、かなり早く進まないと間に合わないため、これが上手くできたら拍手をいただけると幸いという感じです。

さて、この青ダイヤがあるあたりがちょうど中間、折り返しにはいります。
割とすぐボーナスがあるわけですが、このボーナスがみんなのトラウマともいえる難しいボーナスとなっています。
初めてやったときにはもうどう攻略していいものか……悩んだものです。
重力変化のイカイカを駆使し、さらにこの滑るピンクの床!厄介です。

(アクアクをとったあたりで)
この先でイカイカを取得し、ちょっと戻って重力を変えます。
実は上に道があり、秘密ダイヤがあります。
なかなか見つけづらい……。

さて、後半のシュナーグルエリアです。
ちなみに前から走ってくる大きな恐竜ですが、これもシュナーグルです。おとなになった姿があれで、どうやら味はとってもおいしいらしい。
最後は点々とした足場を的確に乗っていかねばならず、ラストスパート非常に難しくなっております。


【じくうのスキマでつかまえた!】
「じくうのスキマでつかまえた!」というステージ。ついにエヌ・トロピー戦です。ラスボスですかね?
いや~、2時間45分の予定タイムでこれは早いですね。

ということで、先に進んでいたタウナはバトルに敗北。クラッシュくんたちも、エヌ・トロピーとレディー・トロピー……このレディートロピーというのはタウナの時空のエヌ・トロピーで、こちらの世界のエヌ・トロピーの新しいパートナーとなった人物ですが、まあ男女トロピーに時空の狭間にふっとばされてしまいます。
が、アカノの力でもう一度エヌ・トロピーたちのエリアへ戻り、ついに決戦が始まります。
レールの上では、ワンパベリーという果物を集めていきます。
全部集めても良いことはありませんが、全部集めるとwoahが流れます。

さて、エヌ・トロピーたちはIQが1061の天才科学者で、英語ではとても理知的な話し方をします。
日本語版だとなぜか英語交じりのひょうきんな話し方となっているのですが、決戦でのレディ・トロピーの一言はあまりにもふざけていることで有名です。

ということでボスエリアへ。仮面たちの力を使い、本人たちの元へ向かいます。
バンディクートは害虫らしいです。蜘蛛を飼ったほうがまだマシらしい。
ふむ ソウだね……スパイダーはエレガント。

ここからカプナワに変わって、足場を遅くしながら乗り継ぎます。遅くする時間の長さには限りがあるので、動かない足場で適宜能力を使い直していきます。

さて、ついにたどり着いた中枢部で、セキュリティレーザーを壊していきます。

1往復半で勝利となります。左から右に行ききった際のレディ・トロピーのセリフは全人類が聞くべき。

ということで「いい加減にホワイト」の余韻に浸っていると解説ができなくなりますので、一旦切り替えます。

これでエヌ・トロピーたちを改めて次元の狭間へふっとばし、その次元の穴も塞がれたので、一旦はめでたしめでたし。
ここまで不正に開けられてきた全ての次元の穴も塞ぎ、あとはお家に帰ろうのターンが始まります。
おうちに戻るには遠いのですが、時間を司るカプナワが「どこでも、どの時間でも送れるよ」と言ってくれたので、まずは近くの時空、宇宙の食べ物があつまるネオンタウンと呼ばれる街、ワールドの名前としては「スナックスのじげん」というところに向かいます。
ちなみに「どこでも、どの時間でも送れる」という話のときにコルテックスは顔がニヤついていましたが、何か良いことを思いついたんでしょうか?不思議ですね。


【それいけ みらいとし】
「それいけ みらいとし」というステージにきました。
お家に帰ろうの回、クラッシュくんとココちゃん視点編です。
通常ステージとしては初めて、全ての仮面の能力を使うステージとなります。
空飛ぶ車や自動式ゴミ箱ロボットなど、近く本当にありえるかもしれない未来が見えます。一応年代としては現代の1000年後くらいなんですが、まあ……未来です。

まず最初はカプナワで、高速で移動する空飛ぶ車の上を移動します。

次はイカイカ。爆弾箱を運んでくる怖いロボットを避けながら進みます。

そして、仮面ではありませんが今作新アクション、壁走りを駆使した奥スクロールが始まります。途中で箱が浮いているのでしっかりとっていきましょう。

アカノゾーンに来ました。鉄枠箱はアカノで壊せますが、TNT爆弾箱も近くにたくさんあるため、気をつけなければいけません。

もう一度イカイカ、そして壁走りのエリア。ここはイカイカと箱ジャンプを使って移動できるため、壁はつかいません。

さて、ボーナスに来ました。ここはカプナワを使います。ニトロを的確に壊して進みます。

ボーナスが終わるとラニロリのゾーンに入ります。瞬間的に世界を入れ替えながら疾走感のある移動をしている様、かっこいいですね……

最後はそのままラニロリと、壁走りを使うゾーン。ここも引き続き瞬間的な判断が必要となってくるので、最初は脳が混乱します。


【そらとぶラッシュアワー】
お家に帰ろうの回、ディンゴとタウナ編です。
そらとぶラッシュアワーといいます。
覚えてくださっているかはわかりませんが、ここが箱の数441の記録的な箱大量ステージです。
おいしいものがあつまるこの時空ですが、自らも料理屋を営むディンゴダイルは一家言あるようです。
とはいえ、ディンゴ自身のお店は衛生管理が絶望的で、コマーシャルでは批判以外ないとのこと。

しかし皆さん、この1000年後の世界で、ディンゴの名を関した広告が見えるでしょうか?なんとディンゴのお店は未来では成功するようです。人ってわからないものですね。

さて、ここは前半をディンゴ、後半をタウナでプレイします。6分~7分ほど掛かるため、ミスを重ねてやり直しになるのは避けたいところ。
渋滞になっている電車のような車を飛び移りながら進んでいきますが、これは結構個人的に楽しくて好きです。ディンゴのほうは。

さて、タウナのゾーン。辛い揚げ物が食べたいといっていますが、皆様は辛い揚げ物だと何が食べたいですか?私は辛い揚げ物がどれだけ考えても思い浮かびませんでした。唐揚げでいいですか?
ということで、タウナはディンゴと違い、レールに乗るアクションがあります。
レールの上は強制スクロールなので、フックショットのタイミングがちょこっとズレると、レール上の箱を壊すことができません。
Any%ではもう少し簡単なんですが、ACGの際は失敗すると死に戻りをしないといけないので集中が必要です。

タウナで一番きついのは、最後。ラッシュアワーというステージ名にふさわしい、大量の車のうえを飛び移りながら進みます。ちょっとでもどちらに飛ぶか迷うと、大体の場合死にます。
また、ゲーム終盤かつ少し長いステージのため、疲労や緊張もあると思います。今一度、走者のCookieさんの成功をお祈りいただけると幸いです。


【ハコにはこばれて】
英語では「The Crate Escape」、日本語名は「ハコにはこばれて」といいます。「ハコにはこばれて」といいます。

お家に帰ろうの回、コルテックス……とちょこっとクラッシュくんたち編です。
いつも通り、光線銃で敵を足場にしたり、突進で空中を移動したりというアクションですが、やはり終盤、非常に難易度が高いです。
高速で電車が通る線路と線路の間を突進で駆け抜けなければならないエリアなどもあり、周期感覚が育まれるステージとなっています。

特にこの電車エリアは、秘密ダイヤのために一旦進んだエリアを戻らなくてはならず、めちゃめちゃ厳しいです。

さて終盤。疑似横スクロールで上に登っていくエリアです。
黒黄色のしましま足場は下から当たると死んでしまうので、頭上にも気をつけながら進みます。
最後は奥スクロールでみんなと合流。

しかし、コルテックスはみんなと合流したあと、カプナワを無理やり操って自らの宇宙船で時空を越えようとします。
「クラッシュくんに負けるのが嫌なのだから、クラッシュくんが生まれる前の時代にいき、過去の自分を止めれば良い」ということに気づいてしまうわけですね。
荷物を落としながら逃げるコルテックスを追いかけて、クラッシュくんは飛び移り飛び移りで命がけで宇宙船に乗ります。
これでスナックスの次元は最後。次が最後のワールドです。


【ニトロさくせいちゅう】
ニトロさくせいちゅうというステージに来ました。
クラッシュくんが生まれる、つまりクラッシュ・バンディクー1が発売される直前、1996年の12月2日よりちょっと前に来ました。
実はクラッシュ・バンディクー1にはニトロ箱は出てこず、2からの登場となります。
なぜ登場しなかったのか?という疑問のこたえが、ここ。
まだ作成中だったからなんですね。辻褄合わせとしても上手だなと思います。

さて、コルテックスは過去の自分に会いに来ましたが、過去のコルテックスは自分の偽物だと思い込み、全然信じてくれません。
今のコルテックスも、昔自分が「未来の自分が来たのを疑ったことがある」って知ってるだろうからもうちょっとやりようがあるだろ、という感じですが……。
ステージ的には、一言でいうと「終盤!激むずアクション」です。
回る足場をイカイカで上下を変えながら移動したりと、忙しいステージ。
ちなみにここで本来イカイカは消えるはずなのですが、真っ直ぐではなく横から降りることでイカイカの消える判定ラインを無視して持ち越すことができます。
もうここは本来ないはずですね。

自分の声を聞いて「こんな変な声なのか?」はよくわかります。わたしも自分の解説はなかなか聞き直せない……
この解説が皆様にとって耳心地のよいものであることを願ってはいますが、応援など様々なご意見があれば、マシュマロや質問箱でお待ちしております。

ここの掛け合いはとても好きです。すごくダサい。
そしてこのエリア、本来は周期をしっかりみて壁走りをするのですが、イカイカを持ち越しているため全てを無視できます。

ボーナスに乗ると仮面は解除されてしまうので、ここからは続きをカプナワと共に。
素早く回る歯車の上を、ゆっくりしながら進みます。ここはもうこのステージラストなので、あんまり怖くないかな。


【どくヘドロ トンネル】
基礎動作系ステージ最難関、どくヘドロ トンネルです。
最初に二人の会話で「なぜバンディクーを選んだのだ、最初の予定通りウォンバットにしておくべきだった」「ウォンバットなど、このバンディクーは強く賢く忠実だ」という会話がありますが、これはクラッシュ・バンディクーが当初バンディクートではなくウォンバットを題材として開発されたゲームだったところからのものです。
没データをネタとして使うのはかなりリスキーだとは思いますが、これはとても上手くまとまっているなと思うばかり。

さて、このステージはカラーダイヤの扉があります。
本作には4つのカラーダイヤがあるのですが、それらすべてを集めていると開きます。中には地獄がもりだくさん!
死なずにすべての箱を壊す「ぶっとびパーフェクト」狙いのときなんかには、もうここのことが本当に嫌いになりかねないくらいの難易度帯です。
中には箱もありますし、ここを越えた先にご褒美のひみつダイヤがあります。いかざるを得ないですね。

さて、この前後にトロッコが行き来しているエリア、ここがステージロード画面の景色です。
カラーダイヤを全て集めなければ行けない場所をロード画面にするなと思います。

汚水から出てくるびちゃびちゃの壁を走りながら、カラーダイヤエリアのラストスパート、黄色ダイヤへ。
当然最後まで殺意たっぷり。ぴょんぴょんする鉄箱の速さなど、信じてはいけません。
そこを超えると通常ルートへ戻れます。が、当然通常ルートも難しいので、細心の注意を払って進みます。
とはいえ、見たままのことをやっているだけなので、慣れてさえいれば上手いこと進める……のかもしれないですね。

さて終盤。Speedrunなので立ち止まりませんが、このあとの少し上を向く視点の際、画面にはコルテックスの城が映っています。
これはクラッシュ・バンディクー1のときのデザインのままで、22年ぶりに続編として出すにあたり、ストーリーの整合性を取るのが巧すぎるなと非常に感心しました。

さて、ここを登りきればゴールです。


【コルテックスのおしろ】
さて、ラスボス前最終ステージ。と見せかけてタイムラインがあるので最後から二番目のステージです。
コルテックスのおしろというステージ。ついに城内に潜入しました。
先程のどくヘドロトンネルが基礎動作の最難関だとすると、こちらは仮面の能力操作の最難関です。
全ての仮面を使うエリアがあり、なおかつラストスパートは目まぐるしく仮面が変わっていきます。
上手なプレイヤーのラストの仮面さばきは本当に目を見張るほどの綺麗さがあります。

カプナワのエリアも、このとげとげディスクが非常に大変なことになっています。当然当たると死にますが、上に乗ることはできます。
このボーナスもまた厄介で、カプナワを用いてニトロを利用しながら進みます。
以前であれば爆発するため近づいてはいけなかったニトロが、カプナワにより利用価値のある箱に変わったことは良いのか悪いのか……非常に難しいですがとても楽しいです。

ここはとげとげディスクに追いかけられるような動きをします。避けられはしますが、なかなか最初は怖かったはず。私も怖かったです。

ここで不思議ムービーが入ります。コルテックスの助手がゴミ捨てのダクトのようなところから落ちてきましたが、これは今のコルテックスが過去のコルテックスたちとやりあったときのものです。

さて、ここからラストスパート!緻密な操作をぜひともノーカットでご覧ください。


【ダブルなトラブル】
先程ダクトから落ちてきた作業員のところまでの、コルテックス視点のお話です。
自分を頑なに本物と認めない過去のコルテックスに、実力行使で無理やり拘束します。
疑似横スクロールステージの最難関。毎回いっていますが、ただでさえコルテックスは操作が難しいのに……なんでこんなことをさせるんですかね?

レーザーの壁は当然当たると死んでしまいますが、ギリギリのところは乗れるので、それを足場にします。
その後、窓の鉄格子がとれているところから奥に進み秘密ダイヤ。

ビックリマークスイッチを起動して足場を動かし、それを傘代わりとしてレーザーを避けながら進みます。

さて、ここまで来たらもう一度お城の最終盤。
素敵な操作がなんともう一度見れちゃいます。

美しいゴール。ついに本当のラスボス、2回めのネオ・コルテックス戦です。
改めて、もともとクラッシュはコルテックスの不完全な洗脳によって生まれた存在なのですが、現代のコルテックスが過去のコルテックスを拘束し、クラッシュが生まれなかった世界線を作ろうとしています。
仮面を操り様々な攻撃をしてきますが、ラスボス戦はAny%などと全く同じなため、決まった動きで勝ちます。

まずはラニロリ。床がたくさん消えます。
早くはないので落ち着いて避け、シューティングマシンという黄色く光る足場を潰します。
クラッシュを仕留めに助手が出てくるので、助手を機械に当てると1ダメージです。

次はイカイカ。足場の端っこにいると、3本のレーザーのうち1本は無視出来るようになります。
シューティングマシンですが、本来は3回踏むことが目的です。
ボディプレスの場合1回で済むので、ボディプレスをします。

カプナワの番です。床がどんどん落ちますが、四隅は落ちないので左下で待機。
シューティングマシンが出てきたら潰し、そのまま右に頑張って飛びます。少しシビアですが届きます。

最後はアカノ。ここで4人の助手が出てくるので、全員ふっとばしたらGGです。

GG!結局現代のコルテックスは負けてしまったため、昔のコルテックスの勝利です。結果、クラッシュくんは予定通り洗脳を受けました……不完全な。結果がどうなるかは、1をプレイしてくださればわかるかもしれません。

ということで長い間お付き合い頂きましてありがとうございました。
おあとがよろしいようなので運営さんにおまかせして、私セレナーデ☆ゆうきはお暇させていただきます。

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