こんにちは、楽うま料理研究家のかめきちパパです。
この時期は私もご多分に漏れずいろいろな鍋を食べています。とくに、猪肉を使う「ぼたん鍋」は3本の指に入るほどのお気に入り。私の住んでいる兵庫県の中東部、丹波篠山の郷土料理で、今シーズンも2回ほど丹波篠山の宿でいただきました。
みそ仕立ての鍋に粉山椒をふりかけていただく丹波篠山のぼたん鍋。あの味を家でのんびり1杯やりながら食べたい! でも、猪肉を手に入れて自作するのはハードルが高い……。ということで、ここでは鍋料理の強い味方、豚バラ肉を使ってアレンジしてみました。
豚バラとみそのうま味、たっぷり入る野菜ときのこのうま味、そこに山椒の風味がピリリと効いて、お酒もご飯もすすむ鍋が食べられますよ。
奥さん評価(試食担当) ★★★★★
「豚バラ肉にみそと粉山椒の組み合わせが美味しい! 私、じつはぼたん鍋食べたことないから比較はできないけど、これを食べたらぼたん鍋に挑戦したくなってきたわ」
かめきちパパの「豚バラのぼたん鍋風」
【材料】1人前
- 豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用) 100g
- 白菜 1/8個
- 焼き豆腐 1/4丁(100g程度)
- しいたけ 2個
- 水菜 20g
- ささがきごぼう(冷凍) 20g
- えのき茸 20g
- 粉山椒 適量
(A)
- 水 400ml
- 和風だしの素(顆粒) 小さじ1
- みそ 大さじ4~5
- おろしにんにく、おろししょうが(いずれもチューブタイプ) 各2cmくらい
作り方
1. 野菜、焼き豆腐は食べやすいサイズに切ります。しいたけは軸を、えのき茸は根を切り落とします。
冷凍のささがきごぼうはそのまま入れてOKです。私は、食材はなんでも一度水にさらして状態をチェックするクセがあるので、冷凍のごぼうも水にさらしてから水気を切って使っています。
白菜の白い芯の部分は、写真のように斜めにそぎ切りにすると火の通りがいいですよ。
2. 土鍋か小鍋(今回は7号サイズの土鍋を使用)に(A)を入れ、よく混ぜ合わせます。
3. 2に、まずは火の通りにくい白菜の芯、ささがきごぼうから入れ、
残りの具材も入れたら、フタをして中火にかけます。ひと煮立ちしたら弱火にして、3分ほど煮て豚バラ肉の色が変わり火が通れば出来上がり。
4. テーブルに移動したら粉山椒を用意していただきましょう。
山椒の香りで間違いなく箸がすすむ!
粉山椒をたっぷりふりかけていただくと、豚バラ肉の脂の甘みが溶け込んだみそ味のスープに山椒の香りがガツンときて美味しい! 噛みごたえがあり、意外と脂っぽさを感じないのがぼたん鍋の猪肉ですが、豚バラ肉はやわらかく、脂分の味わいもしっかりと感じられます。野生味あふれる肉の味こそないものの、山椒が香るこのぼたん鍋風も大満足です。
うま味のあるスープで煮た野菜ときのこもたっぷりいただけますよ。
その美味しいスープが残るので、今回はうどんでシメました。解凍した冷凍うどんを入れてひと煮立ちさせ、
残った具を添えて、ここにも粉山椒をかけていただきます。肉も野菜もさんざん食べて、ビールも飲んでいたのに、うどん1玉ペロリでした。
みそ仕立てのぼたん鍋風1人鍋。粉山椒を用意して、ぜひ作ってみてくださいね。
作った人:かめきちパパ
調理師免許と食育アドバイザーをもつ主夫。うるさいお姫様2名と「お弁当・命!」の嫁さんとの4人暮らし。ご飯のおかずからお酒の肴まで和・洋・中なんでも作ります。「楽しく作って、楽しく食べる」そんな楽ウマ料理を楽しんでいます。
- ブログ:SAKE TO RYOURI
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