大阪刑務所(堺市堺区)は17日、面識のない女性に性的暴行を加えたとして、強制性交と住居侵入の罪で起訴された同刑務所の法務事務官、門口雅信被告(35)を懲戒免職にした。
起訴状などによると、門口被告は昨年12月、大阪府内の集合住宅の一室に女性が入ろうとした際、背後から近づいて口をふさいだ上、「静かにしろ」と脅し、性的暴行を加えたなどとしている。
門口被告は逮捕時に「まったく身に覚えがない」と容疑を否認していたが、同刑務所の調べに対し、事実関係を認めたという。
同刑務所の柿添聡所長は「職員がこのような事案を起こしたことは遺憾極まりなく、被害者と国民に深くおわび申し上げる。職員の指導を徹底し、失った信頼の回復に努める」とコメントした。