【独自】AC長野パルセイロ運営会社、新社長に今村俊明氏が就任へ スピードスケート元五輪代表
サッカーJ3のAC長野パルセイロの運営会社「長野パルセイロ・アスレチッククラブ」の新社長に、スピードスケート元五輪代表で指導者の今村俊明氏(60)=岡谷市=が就任する見通しとなったことが20日、関係者への取材で分かった。町田善行社長(54)は任期満了で退任する。近く発表する。
21日の決算役員会で内定し、3月9日の株主総会後の取締役会で正式決定する。スケート界で培った今村氏の指導力やマネジメント力を評価した。
今村氏は日大在学中の1984年サラエボ五輪の1万メートル、5000メートルに出場。卒業後は三協精機(現日本電産サンキョー)で現役を続けた。引退後は日大のコーチや監督を務め、98年の長野五輪男子500メートルで金メダルを獲得した清水宏保を育てた。
長野五輪後に三協精機の監督に就任。2010年バンクーバー五輪男子500メートル2位の長島圭一郎や3位の加藤条治、18年平昌五輪で二つの金メダルを獲得した女子の高木菜那らを育成した。
昨年3月末に日本電産サンキョーの廃部が決まり、4月末に同社を退社。現在は県スケート連盟副会長、日本スケート連盟理事を務めている。