概要

二毛作とは鎌倉時代から普及していた作物の栽培方法で、同一の田や畑で同年度内の異なる時期に2種類の作物を栽培することを指す。例えば、稲作の後で麦作を行うものが代表例である。

「まんこ二毛作」は、一生の内に女性が性的価値の高い10代・20代の時に自らの意思で性を売り物にして金を稼ぎ、後に歳を重ね性的価値が低下した際には、性を売り物にしていた経験を「搾取されていた」などと表現して、いわゆる被害者ビジネスを展開することで再び金を稼ぐことを指すネットスラングである。

多くはTwitter上で確認され、主にまんこ二毛作を行っている女性を批判・揶揄・蔑視することを目的として使用される。

歴史

Twitter上で「まんこ二毛作」という単語の初出は、2015年6月9日にツイートされた「パイパンおまんこ二毛作！！パイパンおまんこ二毛作！！」というツイート(魚拓)である。なお、このツイートでは現在理解されている意味では利用されておらず、現在のように多用されるようなことはなかった。

そのおよそ5年後の2020年6月16日に別の人物がツイートした「韓国のアレ(慰安婦)もそうだけど、自分で性を売り物にした女が売れなくなったら搾取されていたと主張するまんこ二毛作、被害者意識で人からカネをせびろうとする人間ってのはここまで醜いのかと思いしらせてくれる」というツイート(魚拓)がTwitter利用者にウケたのか、「まんこ二毛作」は一種のパワーワードのような形でTwitter上で普及していった。

また、6月17日にツイートされた「パパ活で稼げなくなったら「私達は買われた」で稼ぐ“まんこ二毛作”本当に好き」というツイート(魚拓)は、7千件以上のリツイートと2.8万件以上のいいねを獲得し、「まんこ二毛作」という言葉はTwitter上で幅広く認知されていった。

その2年8ヶ月後の2023年2月16日にダウンタウンの浜田雅功がエステティシャンのAさんとパパ活不倫をしたというニュースがFRIDAYで報じられた。
しかし、Aさんと密会した時の浜田の対応が妙に律儀だった事に加え、Aさんがこの件をFRIDAYにリークした動機が、
「奥様（小川菜摘）との別居報道が出たあと『嫁と一緒に笑うてた』と円満アピールする様子を見て、私が経験したことを知ってもらった方がいいんじゃないかと思った」
という意味不明な理由であった事から、まさに「まんこ二毛作」の最たる例であるとして拡散され、このワードがTwitterのトレンドに入った。

批判対象

「まんこ二毛作」として主に批判される対象となっているのは、グラビアアイドル・AV女優・風俗・援助交際/パパ活などで活動して、後にそれらで活動した自分について「被害者だった」「搾取されていた」と位置づける女性が中心となっている。

また、2016年8月11日～21日に開催され、ネット上で炎上した「私たちは『買われた』展」もまんこ二毛作の観点から批判されることもある。

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