経木による柄の締め方

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 もう、2年前に書いた記事ですが、本日、お客様に説明するのに役立ったので、久々登場させました。

 

 この頃に比べれば格段に上手くは成りましたが、基本的なやり方は大きく変わらないので、転機させてもらいます。

 

 

 柄内のガタツキのある刀の補修です。

 

 最初に、柄を刀身から外し、ガタツキのポイントと思われる辺りの刀身に、経木を合わせ、セロテープや養生テープで貼って、元に戻してみます。

 

 いい感じにガタツキが無くなりしまれば良し、きつ過ぎたり、甘かったりした場合は、経木の長さ、厚み、貼る場所を変えながら何度か試してみます。

 

 完全にOKと思ったら、セロテープか何かで柄自体にも目印を付け、経木を柄の内側に入れる為の棒(私はいつも割り箸を少し細く削ったものを使用)にも線を引き、この位置まで押し込むというのが分かるようにします。

 

 そうして、経木に木工用ボンドを付けて、ポイントになる部分に入れて貼ります。

 

 棒などでしっかり押さえて固定し、そのまま30分~1時間貼った面(峰側)を下にして、ボンドを乾燥させます。

 

 大体乾燥した所で、刀身を柄に入れ、元の状態に戻します。

 

 この時、少し硬いかも知れませんが、刀身を上向きに立てて、頭の部分にタオル等を巻いて、傷つくのを防ぎつつ、ゴムハンマーで下から少しづつ叩き、ゆっくりと最後まで刀身を入れ、目釘を差します。

 

 この時、余りに固ければ、一旦抜いてやり直し。

 

 ある程度ちゃんとはまれば、ガタツキが無くなっていることを確認し、最終的にボンドが完全に固まるまで、刀掛け等に掛けて放置します。

 

 翌日には、しっかりとボンドも固まり、緩みもすっかり無くなっています。

 

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大変軽量で、居合の形用には最適かと思います。

試斬用の研ぎで、研ぎ痕はしっかり残っていますが、試斬にも十分使用できます。

柄は、作り直したのでガタツキは有りません。

【寸あり・軽量】「兼宗」 71.6㎝ 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!