12 迎賓館 運営課 運営係 道廣 真友(Michihiro Mayuu

所属部局の仕事について

  迎賓館赤坂離宮は、明治42年に東宮御所として建設された日本では唯一のネオ・バロック様式の宮殿建築物です。大規模な改修ののち、昭和49年に国の迎賓施設として開館し、平成21年には明治以降の建築物として初めて国宝に指定されました。迎賓館ではこれまで世界各国の国王、大統領、首相などの賓客をお迎えし、会談や懇談が行われています。平成28年4月からは接遇に支障のない範囲で通年の一般公開を開始し、多くの参観者の方にお越しいただいています。
  私が所属する運営課は、一般公開の運営に関する業務を担っており、通常の公開のほか、エラールピアノ演奏会や夜間公開など、幅広い世代の方に、現役の接遇施設であり、国宝である迎賓館に対する理解や関心を持っていただけるような特別企画の立案や運営を行っています。
  また、問い合わせの電話や一般公開中の参観者対応など、直接国民の皆様と接する機会も多くあり、業務に関する深い知識と、誠実かつ丁寧な対応が求められます。

現職のやりがいや達成感を感じる瞬間

  数か月にわたり準備してきた特別企画を無事に終えたときなど、大きな達成感を感じます。また、東京2020オリンピック・パラリンピックの関連行事が迎賓館で行われた際には、行事運営の係員として業務に携わりました。世界各国や国内の要人が参列するような行事に関われたことは、内閣府職員でなければ得られない貴重な経験でした。

成長したと思うこと

  与えられた業務をただこなすのではなく、何故その業務を行うかを理解することで、適切な優先順位をつけて仕事を行うことができるようになりました。

今後どのような職員になりたいか

  内閣府の所掌分野は幅広く、定期的な異動により様々な仕事や上司、同僚と関わる機会があります。どのような部署に配属されてもしっかりと組織に貢献できるよう、柔軟な思考力と広い視野を持った職員になりたいです。

採用一年目の思い出

  一年目は賞勲局調整係に配属され、警察官の叙勲や紅綬褒章の審査業務を行いました。配属初日は右も左もわからずとても緊張しましたが、上司や周りの方からの指導やサポートにより業務の全体像が見えてくると、仕事の進捗の管理ができるようになり、公私ともに充実した一年を送ることが出来ました。中でも印象に残っているのは、宮中にて天皇陛下から大綬章等の授与が行われる親授式に携わったことです。改めて自分の仕事の大きさや責任を肌で感じることができ、気が引き締まりました。

Career

平成31年
賞勲局 審査官付 調整係
令和2年
現職