はじめに・ご挨拶
MSXは私、西和彦が1983年に提唱した8ビットパソコンの共通規格です。世界中のメーカー、ソフトウェア会社を巻き込んで大きく発展・展開する予定でしたが、16ビットのIBMパソコンの成功のため、90年代末には勢いを失ってしまいました。
しかし、その後も特定のメーカーやユーザー、マニアの方々が新しい試み(MSX Player、ワンチップMSXなど)やサポートを続けてきてくれました。今回、約40年の時を経て、あらためてMSXを発展・展開させていきます。
その第一弾として、IoT向けのコンピュータとしてM5 StackをベースとしたMSX0 Stackを用意いたしました。特別仕様として、筐体をスケルトンブルー(MSXブルー)にしてなつかしさを誘うガジェットに仕上げました。
ぜひこの機会に、クラウドファンディングに参加し、使っていただきたいと願っています。
プロダクトのご紹介
M5 StackをベースとしたIoT向けの特別仕様のMSX0 Stack(筐体はスケルトンブルー)の基本モジュール
MSXエミュレータ、MSX-BASICインタープリタ、MSX-DOS、MSX-BASICコンパイラ、MSX-C、MSX-Cライブラリ、ゲームを入れて提供。
こだわり・特徴
MSXエミュレータ(8ビット)で、MSX、MSX2、MSX2+で作られた資産(ROMカートリッジ)を動かすことができる。また、MSX-DOS、MSX-BASIC、MSX-Cで自由にプログラミングを行うことができる。
リターンのご紹介
※西和彦がTwitterで情報公開した時には、2023年3月31日締切、4月20日発送の予定でしたが、中国での部品調達が難しくなっているため、発注から製造までのリードタイムが2~3か月必要ということで、リターンの発送は2023年7月以降に変更となっています。
※提供のハードウェア・ソフトウェアは出荷時の状態を保証するものですが、ユーザーによって改造されたものは保証の対象とはなりません。実費での修理を申し受けます。
●基本セット(PLAN A)
【1.基本モジュール】
M5Stack Core2(底筐体、電池、マイク、IMU無し)
M5 Faces II V1.1ボトムベース(600mAh電池付き)
M5Stack Faces⽤QWERTYパネル
M5Stack Faces⽤ゲームパッドパネル
FaceII充電ベース
M5 Stack電池モジュール
USB typeC to typeAケーブル1本
FaceII V1.1⽤ストラップ
シール1枚、固定⽤六⾓ネジ6本と六⾓レンチ1本
個装箱
【2.ソフトウェア】
MSX-BASICインタープリタ
MSX-BASICコンパイラ
MSX-DOS
MSX-C
MSX-Cライブラリ
MSXエミュレータ
【3.Groveセンサー】
センサーキット(10個)
【4.ゲーム】
ザナック MSX版(D4エンタープライズ)
麻雀(アスキー)
その他別タイトルも提供予定
株式会社D4エンタープライズ プロジェクトEGGの利用券(登録月無料)
※クレジットカードの利用が不可欠、利用できるタイトルは選定中
株式会社D4エンタープライズ プロジェクトEGGとの連携に関する詳細は下記サイトからご確認ください
※下記はプロジェクトEGG メインサイトです。
【5.おまけ】
ストラップ
シール
有料オプション
(PLAN B):(PLAN A)+ MSX0 Stack core2 MSX開発キット
(PLAN C):(PLAN A)のセンサーキットを20個に変更 Grove Creator Kit 20
(PLAN D):(PLAN A)のセンサーキットを40個に変更 Grove Creator Kit 40
(PLAN E):(PLAN A)+ LTE通信モジュール(センスウェイ社製)
(PLAN F):(PLAN A)+ LoRaWAN通信モジュール(センスウェイ社製)
(PLAN G):(PLAN A)+ POEモジュール
製品情報・仕様
技適認証あり
※本製品は電波法に基づく「技術基準適合証明」を取得しております。
メディア掲載
【メディア掲載:クラウドファンディング開始後の記事】
【メディア掲載:クラウドファンディング開始以前の記事】
会社・チームの紹介
西和彦は、1956年生まれ。75年早稲田大学理工学部入学、在学中にアスキー出版創業。草創期の米マイクロソフトにて、創業者であるビル・ゲイツの下でボードメンバー兼新技術担当副社長としてパソコンの開発に従事。1983年に年にパソコン共通規格MSXを提唱。99年工学院大学大学院で博士号(情報学)。2000年~03年米国マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員教授。17~21年東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻IoTメディアラボラトリーディレクター。21年より特定非営利活動法人IoTメディアラボラトリーを設立、東京大学IoTメディアラボラトリーで行なっていた研究を引き継ぎ、東大での基礎研究をより深く発展させている。
特定非営利活動法人IoTメディアラボラトリーは、意欲ある専門技術者を広く一般より集め、特定の企業に縛られずに情報通信要素技術の研究と開発、標準化の推進を行い、我々の考えるIoTの応用例を広く社会に技術移転することを目的に設立されました。そして誰でもがそのIoTサービスを享受できる社会インフラの構築、次代の高度情報化の研究活動を行い、日本発の世界に貢献できる、IoTを応用した企業活動に寄与することを目的のひとつとして活動しています。
特別協力・友情出演
株式会社D4エンタープライズ 代表取締役 鈴木直人 様
センスウェイ株式会社 代表取締役 神保雄三 様
このたびは、MSX0 Stackのクラウド・ファンディングに対し、センスウェイは、IoTの通信環境を提供させていただき、応援をさせていただきます。
センスウェイは、IoTスタートアップとして、LPWAのLoRaWANを主体に、IoTに特化した通信インフラとソリューションを提供させていただいております。IoTメディア・ラボラトリー様とは、全国の大学でのIoTセミナーでのIoT通信及び、通信モジュールの提供などで協力をさせていただいておりました。今回のMSX0Stackは、個人ユースだけでなく、理科系大学や専門学校などのIoT通信の教育向けにも有効であり、応用範囲は広いのではないかと思われます。日本のIoT利用の促進のためにも今後とも協力をさせていただきたいと思います。
センスウェイ株式会社 代表取締役 神保雄三
【Q&A】
Q:MSXとは?
A:1983年に西和彦が提唱した、パソコンの共通規格。アスキー、マイクロソフトを中心に世界への普及を目指した。2020年から第三世代MSXとしてスパコンを含めた新たな規格が西和彦によって構想されている。
Q:MSX0 Stackとは?
A:M5 StackのMSX0版特別仕様で筐体がスケルトンブルーになっている。M5core2で実行可能なMSXエミュレータが付属する。MSX-BASICインタープリタ、MSX-BASICコンパイラ、MSX-DOS、MSX-Cが動く。またMSXエミュレータに画像表示(9918や9938、9958)をエミュレートして、MSX、MSX2、MSX2+で作られた資産(ROMカートリッジ、ゲームなど)を動かすことができる。
Q:M5 Stackとは?
A:ESP32(CPU+無線)をコアにした約5cm×5cmの正方形の小型マイコンモジュール。
無線はWi-Fi、Bluetoothに対応し、モジュール内にカラー液晶ディスプレイ・タッチスクリーン・スピーカ・microSDカードスロット・バッテリーなどが含まれる。
主な使途としてIoT機器の開発に適している。
Q:外部出力はありますか。
A:M5bus(25ピン)でESP32のGPIO (General-purpose input/output"の略で、「汎用 入出力 」)が出ている。また、GroveコネクタにてGPIOが出ている。
他に、スピーカにより音の出力、USBコネクタにてESP32マイコンの書き込みなど。
Q:USB_Cの用途は何ですか。
A:電力供給とESP32書き込みなど。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
「●基本セット(PLAN A)」の「【1.基本モジュール】」には 「M5Stack Core2(底筐体、電池、マイク、IMU無し)」 と書かれていますが、コメントには下記のように書かれています。 >PLAN Aの本体とPLAN Bに付属する開発キットは以下の違いがあります。 >PLAN A(底筐体なしのため、Core2電池とマイク、IMUジャイロなし) >PLAN B(追加分は、底筐体あり、Core2電池とマイク、IMUジャイロあり) これはどちらが正しいのでしょう?最初の表記をみてPLAN Aを支援してしまったんですが。
codesmith 2023/02/09 01:44
質問にお答えします。基本セットPLAN Aの基本モジュールには底筐体、電池、マイク、IMUはついておりません。ただし、M5GO Battery Bottom2(電池モジュール)が付属しているため、そのモジュールに電池、マイク、IMUがついています。基本セットPLAN Bには、PLAN AにM5Stack Core2の底筐体が付属したもの(電池、マイク、IMUが付属)が追加されています。
特定非営利活動法人IoTメディアラボラトリー 2023/02/09 02:55
ありがとうございます。これはあれですね。PLAN Bも支援したほうがいいんじゃないかという気になってきました。
codesmith 2023/02/10 00:54
プランBの開発キットがあると具体的にどんなメリットがありますか stack本体が1台追加されるだけならプランAを選択しようかと。でもなんとなくBがお得のような気がして悩んでいます
gogo55555 2023/01/24 07:33
追加される開発キットの内容を他のコメントへの回答を参考にして、PLANをご検討いただければと存じます。
特定非営利活動法人IoTメディアラボラトリー 2023/01/24 09:48
Windowsからのリモート接続時、Windows上に表示される画面の最大解像度はMSXの実機と同等(512x424)になりますか? また、キーボードはUS配列などにも対応したり、STOPなどの特殊なキーの割り当てを設定で変更することはできるでしょうか? また、今の支援プランの場合、通信モジュールを複数購入したい場合には本体を含む複数プランへの支援が必要になりますが、LTE通信やPOEモジュールを別途単体で販売する計画はありますか? 以下、意見・要望になります。 MSXPLAYerが何回かバージョンアップしていたことを踏まえ、エミュレーターや付属のソフトウェアについて、互換性の向上や不具合の修正など、MSX0 Stackに搭載されているエミュレーターのアップデートが行われた場合にはユーザーにソフトウェアを配布・販売し、ユーザー自身の手で更新を行う手段があれば嬉しいです。
NOEU 2023/01/24 00:13
・M5 StackのDisplayが320x240なので、それに準じます。 但しDisplayドライバを含めご自身でプログラムできる方は、320x240以外で外部に出力することは可能です。 ・キーボードはM5 Faceで作られたQWERTYパネルになります。こちらはUS配列を少し簡易にしたものです。MSXで必要な特殊キーはこのキーボード上にマッピングしていきます。詳細は決まり次第お知らせ致します。将来的にはMSXに使い易い専用キーボードの開発も検討しています。 ・LTE、LORAWANの通信モジュールの単体販売は検討中です。POEモジュールは筐体の色はMSXブルーではありませんが、スウィッチサイエンスで販売されています。 ・配布方法は検討中ですが、ソフトウェアのアップデートは対応予定です。
特定非営利活動法人IoTメディアラボラトリー 2023/01/24 10:52