「半額」売りの激安ショップで閉店騒動 大量雇い止め心配する声も

編集委員・堀篭俊材
[PR]

 食料品などの「半額」を売りにした激安店「TOAmart(トーアマート)」をめぐり、多くの店舗が閉鎖されて大量の雇い止めが出るのではないかと指摘する書き込みが、SNS上で相次いでいる。会社側は取材に対し、閉店の動きは「事実」としつつ、理由や規模は明らかにしていない。

 トーアマートは2021年秋、雑貨などを製造・販売する東亜産業(本社・東京)が開店。1年半弱で全国200店ほどに増え、ホームページによると、今年中に500店舗体制を目指していた。店頭で新型コロナウイルスの検査キットを販売していることでも知られる。

 複数の店長たちによると、2月に入って「60店近くまで縮小」「2千人近いスタッフが雇い止めになる可能性がある」と本社から連絡があった。閉店を告げられた東日本の店では、10人前後の契約社員やバイトらが、1カ月の雇用契約を更新する形で働いているという。

 東亜産業は取材に対し、「閉店は事実。店舗での仕事がなくなれば雇い止めが発生する」(管理本部)と答えた。ただ、閉店数や雇い止めになる人数の規模については「まだ決まっていないので公表できない」としている。(編集委員・堀篭俊材

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

U30応援割_読みたい記事がある