日本人論メモ:日本人論必読の書。過去に何回か読み、また改めて読み直したが、過去よりも木村敏の言いたいことが良く分かるようになった気がする(単なる思い込みかもしれないが)。木村敏は精神病理学京都学派とも言える人で西田幾多郎の影響下にある。
会話
返信先: さん
この本のタイトルにもなっている木村敏の「人と人との間」という概念は西田幾多郎の「場」や「無」の概念が当然意識されて作りだされた概念であろう。で、今、ここで私が言及したいのは木村敏の概念ではなく、この本で引用されている西田の有名な言葉のことである。
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西田幾多郎の「世界が自覚するとき、我々の自己が自覚する。我々の自己が自覚するとき、世界が自覚する」という有名な言葉。この言葉、気が付けば、典型的な日本語構文である。つまり「~は~が~だ」構文ということ。「~は」の部分をもししいて補えば、「我々と我々が住むこの世界は」であろう。
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従って、私の訳が適切だとか正しいなどとは一つも思っていない。ただ、ここで私が英語訳を試みたのは、日本人が「日本語で」哲学すると必然的に「日本語脳」の働きにより、欧米語構文ではなく日本語構文で思索をするという事実なのである。ただ、西田の本をもう少し見直してみないと断定はできないが。
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