会話

筆者は共和党の重鎮で第二次世界大戦非介入派 amazon.co.jp/%E6%96%87%E5%B >FDR(フランクリン・ルーズベルト)の人を引きつける個性は大変なものであった。彼はハンサムだった。彼の声は人をうっとりさせた。ラジオを通じて国民に何度も訴えたが、彼はその能力を遺憾なく発揮した。
返信先: さん
>ただその談話のほとんどが、ゴーストライターによって書かれたものであった。 >演出家が用意した台詞で演技する舞台俳優にすぎない。 >FDRは読書をほとんどしなかった。経済や財政の知識もほとんどなかった。
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>歴史、経済、政府組織のあり方などなどを理解しようと思えば、しっかりとしたテキストをじっくりと読み込む作業が必要である。FDR政権の女性閣僚であったフランシス・パーキンスはFDRの青年時代から彼をよく知る人物である。彼女は、「FDRは本を読まなかった」とはっきり述べている。
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>勉強嫌いで経済学の知識もゼロであった。FDR自身も経済学の本を手にしたことがないと認めている。 >エドワード・フリンは1940年の選挙参謀で、FDRの親友でもあった。FDRがニューヨーク州知事の頃には州総務長官を務めている。フリンもFDRが本を読んでいるのを見たことがないと述べている。
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>ホワイトハウスに詰めていた幹部や職員もFDRが専門書を読んでいるのを見ていない。彼が興味を持っていたのは推理小説と海軍関係の本だけであった。私から言わせれば、彼が読んだ海軍の本は海戦の歴史であって、本当の歴史を扱ったものではない。
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>我が国の歴史もヨーロッパの歴史も複雑な政治のダイナミズムと社会運動の積み重ねである。彼が読んだ海戦記はとても歴史書と呼べる代物ではなかった。 >大学予備校でもハーバード大学でも彼の成績は特に目立ったものではなく、ごく平凡であった。
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>彼は本を読まなかったし、著作活動などとは縁がなかった。ここが彼以前の大統領であるセオドア・ルーズベルト、ウッドロー・ウィルソン、ハーバート・フーバー、あるいは彼以後のジョン・F・ケネディ、ドワイト・アイゼンハワーらとまったく違っていたところである。
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>ところが、FDRにはこうした錚々たる大統領たちを凌ぐところが一つだけあった。傑出した「政治屋」の能力である。 >彼はニューヨーク州知事に選出されてから死ぬまで「政治屋」として生きた男であった。FDRは反対勢力を徹底的に嫌った。その執念深さは、彼の出自を考えれば不思議なほどであった。
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>ときに、その態度はサディズムに近いと言っても過言ではなかった。 「私は、FDRが閣僚よりも優れた人物だと思ったことは一度もなかった。ただ政治屋としての能力では彼にかなうものはいなかった。目的の達成のためには非情であった」 (元商務長官ジェシー・ジョーンズ)
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>確かにFDRは非情な側面をよく見せていた。仲間の民主党上院議員に対してさえも容赦なくパージ(粛清)することがあった。処分された議員の数は一ダースにもなった。
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>実は私とルーズベルトとは長いこと親しい友人関係にあった。その関係は二十年にも渡っている。 >FDRが大統領に選出された(1932)ころは不況から脱出するための危機対応の政策が実施されていた。私は彼の政策を最初は支持した。しかし半年も経ったころ、彼とは政治的に決別することを決めた。
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