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男の赤ちゃん殺害し遺体をコインロッカーに放置 23歳女が控訴 懲役5年の判決を不服として

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懲役5年の実刑判決を不服として控訴した小関彩乃被告(23)

 2022年5月、自らが出産した赤ちゃんを殺害し、遺体を駅のコインロッカーに放置したとして、懲役5年の実刑判決を受けた23歳の女が、判決を不服として2月15日 控訴しました。

 住所不定・無職の小関彩乃被告は2022年5月16日、札幌市内のホテルで出産した男の赤ちゃんを湯を張った浴槽に沈めて窒息死させた上、遺体をクーラーボックスに入れて、JR千歳駅のコインロッカーに放置したとして、殺人と死体遺棄の罪で2023年2月3日、札幌地裁に懲役5年の実刑判決を言い渡されていました。

 2月15日、小関被告は量刑を不服として札幌高裁に控訴しました。

男の赤ちゃんの遺体が発見された現場(2022年6月 JR千歳駅)

 この事件をめぐっては、検察側は「赤ちゃんを疎ましく思い、命を軽んじた上、知人男性との関係を優先した極めて自己中心的な犯行。遺体を溶かそうとするなど、その行動は非人道的で、知的能力の低さではなく、考え方に起因する事件」などと主張。

 一方、弁護側は「被告は勤めていた風俗店で、男性客との性行為で予期せず妊娠をしていて、特に2度目は性的暴行だった。」とし、「知的能力が低く、生まれた赤ちゃんを目の当たりにして混乱し、自分をコントロールする能力が低下していた」と主張していました。

 小関被告の弁護側は、被告の境界知能やADHDのグレーゾーンといった特性が十分考慮されていないことを控訴の理由としていて、控訴審では第一審の懲役5年よりも軽い刑を主張する方針です。

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