○幼少~学生時代についてお聞かせ下さい。
小学校から家業の呉服屋の手伝いをし、集金や配達に走り回る日々を過ごしていました。実家が商売をしていたせいか、私も小さい頃から商売っけがあり、子供ながらに自分でおこずかい稼ぎをしたこともありましたね。また母方のほうは発明や新技術で財をなした家で、その影響もあったのか化学が好きで、家でよく実験をしていました。中学に入ってからは、とにかく本をたくさん読むようになりました。それは今も続いています。
高校に入ると化学部の部長を務めるかたわら柔道をしていました。大学では英語研究部のESSや水泳のサークルに所属。ESSでは対内ディベートコンテストで第一位(5人一組)になったのが、いい思い出です。
○社会人(サラリーマン)時代についてお聞かせ下さい。
家業を継ぐべく、広島の呉服店で修行を始め、入社した年に新人賞をいただきました。それ以降も売上は常に全店で10位以内を保っていました。この呉服店ではデータ戦略の大切さを学ばせていただきました。店舗ごとの売れ筋や適正在庫など、全てデータから読み取れるようになっていました。営業活動を通してデータの分析・活用の重要さを痛感し、今の経営にもそれは生かされています。そのあと働いた心斎橋の呉服店では、専門的な商品知識を勉強させていただきました。
○経営者としての喜びや苦労についてお聞かせ下さい。
会社設立の理由は、自分の才覚を社会で試してみたいということでした。ですから設立当初は、アイデア先行での経営をしてきました。ですが今では、会社経営の意義は“自分のため”から“他者のため”へと変わりましたね。お客様に喜んでいただける商品やサービスを創造して、社会に対して付加価値をもたらし、全社員の物心両面の幸せの実現をするのが、天から自分に与えられた使命と信じ、努力をしています。
○今後の社長自身の目標をお聞かせください。(プライベートでも構いません)
ひとつは、従業員たちが「我が子を当社に入社させたい」と思えるような会社にすることです。
その為に、いい社風を保ち、高収益・高賃金を実現し、成長性の高い盤石な経営基盤を確立することが目標です。
もうひとつは「JBCが無くなっては困る」と言っていただけるような、お客様に喜びを感じていただける、また社会に貢献できる企業になることです。
○日本の構造問題として改革・改善したいことがあればお聞かせください。
日本の法人税率は世界で2番目に高く、そのためにシンガポールなど海外への日本企業の移籍が止まりません。本来なら日本に落ちているはずの税金がどんどん流出しているのです。しかも日本は、年金や医療制度をみても大赤字で、国自体が実質財政破綻しているようなものです。にもかかわらす、国民意識はまだ現状に追いついておらず、消費税率が上がった時の反応を見ても、まだ“高福祉、低負担”を望んでいます。私たち国民一人ひとりが日本の経済についてもっと勉強し、理解を深めるべきです。そして国は法人税率を下げないと、企業業は海外に逃げ出し、さらに財政は悪化するでしょう。
○御社の仕事の魅力と苦労をお聞かせ下さい。
当社は既にある商品を安く仕入れて安く売る、といった売り買いだけの会社ではありません。「ハートを伝えるお手伝いをする」をコンセプトに商品を企画し、心に響く商品を生み出し、販売しています。商品開発は全社員で意見を出し合いますし、お客様に本当に喜んでいただける商品を扱えることは、当社の仕事の魅力です。
その反面、ウェブ販売事業ですから、お客様との直接の接点がなく、その点には苦労します。お客様の感想や要望を直接伺ったり、こちらの思いを伝えたり、という機会がほぼありません。
○御社の強みをお聞かせ下さい。
データに基づく経営戦略が当社の強みです。過去の売上や、商品別の売上・利益率などもデータ化していますし、会社や店舗ごとの決算もすべて公開し、全社員が当社の経営内容を知ることができます。そのせいか、社員のみんなが数字をもとに企画や戦略を考えられるようになりました。
またお客様に喜んでいただけるために何が大切なのかを、各自が意見を出していける社風も強みですね。
○今後、どのような人材が欲しいかをお聞かせ下さい。
経営者感覚で仕事に向き合える、私の右腕になってくれるような人材が欲しいです。
また「正しい価値観」を共有でき、情熱があり、心を高め合える人物をのぞみます。
○会社の理念と今後の目標を教えて下さい。
「我が社はお客様になくてはならない商品、サービスを創造し社会に貢献する」
「私達は信じあえる仲間の為に頑張る集団を目指し、全社員の物心両面の幸せを実現する」
が当社の理念です。
社会の役に立つ製品を提供することでお客様を笑顔にし、またこうした仕事を通して全社員の物心両面の幸せを実現する、それが目標です。
○日本を背負う若者へのメッセージ
マスコミの報道を短絡的に信じるのではなく、世界を見渡して、幅広い知識を吸収し、自分なりの意見を言えるような人になって欲しいです。それには独りよがりな近視眼的な考えでなく、自らの考えを、自分で収集したデータで検証することが大切です。