長野県、省エネ住宅に「国を上回る基準」 ZEH一部要件の義務化を検討 2025年度以降

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 阿部守一知事は15日の記者会見で、国が2025年度から新築住宅に対し、一定の断熱性能や冷暖房などの設備を省エネ化する「省エネ基準」適合を義務化するのを見据え「国を上回る基準の導入を検討したい」と述べ、県として独自に引き上げることを検討していると明らかにした。エネルギー消費量の年間消費が実質ゼロになる「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス、ゼッチ)」基準のうち、断熱性能など一部の要件を義務化することなどを想定している。

 新築住宅の省エネ義務化を柱とする改正建築物省エネ法が22年6月、成立。着工前に住宅の構造を調べる建築確認審査の際…

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