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1996
-
8thシングル『グロリアス』発売
1996.01.17
8thシングル『グロリアス』発売
('96 Victoria TV-CFイメージ・ソング)
c/w Believe in fate
オリコン・チャート初登場4位獲得 (1/29付)REVIEW
「グロリアス」は生き生きとしたビートと切ないメロディの取り合わせが印象的なナンバー。場面転換に合わせて巧みに歌い分けるボーカルは聴き応え十分。十代の思いをモチーフにした歌詞や凝った絡みを聴かせるギター・アレンジも実にいい。ニューアルバムに大きな期待を抱かずにはいられない完成度を持ったシングルだ。
GIGSMEMBER'S COMMENT
TAKURO「これはね、自分以外の誰かを主人公にした初めての曲。ボーカルは今までのGLAYのキャリアの中では最高のものだと思う。」
TERU「無理しないで出せる声を使おうよっていうのが、最終的に決まって。妥協じゃなくて、いい意味で余裕のある歌になりましたね。」
TAKURO「この1年があったから、こういう曲ができたんだと思う。前のGLAYだったら、演れなかったと思うから。この曲を最後に録ったっていうのは、いい締めくくりだったんじゃないかな」
アリーナ37℃
TAKURO「この曲で感じて欲しいのは、『SPEED POP』を作った頃の、メジャー一発目で、メンバーが緊張してる姿とか、カッチリやろうとしてる姿じゃなくて、レコーディングスタジオのロビーで、話しながら“あぁしようよ、こうしようよ”って言ってるような姿、その空気を感じて欲しい。こんなにリラックスして楽しかったレコーディングって、俺たち初めてだったからね。それをまず『グロリアス』で感じて、感じをつかんでから『BEAT out!』で、どっぷり音の洪水に浸って欲しいなって思う」
TERU「初めて聴いたときの気持ちのよさってあるじゃないですか。そういうのが今回のシングルから伝わると思うんですよ。メンバーが、楽しくレコーディングに取り組めた空気っていうのが。まず体で感じてから、耳でじっくりと聞いて欲しいな。」
FOOLS MATE
TAKURO「『Believe in fate』はヘンな曲にしたいっていうのがあった。でも、それを悟られないような、玄人がニヤリとするような曲を作りたかったのね。メロディー自体はキャッチーで、ヘタすると『グロリアス』よりもキャッチーなんだけど、スゴク変態的な転調をするのね、この曲は。それはたぶん、TERUとのつきあいが長いから彼は歌えるんだろうけど、普通の人はまずムリだと思う。難しいよ、この曲は。まぁ、この曲はGLAYにしかできない曲であり、GLAYしかやらないような曲。目のつけどころがGLAYでしょ?っていうところがてんこ盛りでしょ。」
ロッキンf -
2ndアルバム 『BEAT out!』発売
1996.02.07
2ndアルバム 『BEAT out!』発売
収録曲
01.More than Love
02.Yes,Summerdays
03.原色の空<Cloudy Sky>
04.Trouble On Monday
05.Together
06.月に祈る
07.生きてく強さ
08.週末のBaby Talk
09.グロリアス
10.軌跡の果て
11.Miki Piano
オリコン・チャート初登場 1位獲得(2/19付)
REVIEW
誰もが“あぁこの曲”と口ずさめるくらい聞き覚えのあるCMソングを含む3曲のタイアップ曲を収録した2枚目。でもアーティストの力の見せ所はここから。彼らは本作で新しいリスナーをアルバムに引き込むことができるのか。ってトコで全ての楽曲が多様な上にどれも“Yes・・・”“グロリアス”に引けをとらないポピュラリティを要しているのはポイントが高い。曲によってはBOOWYを彷彿とさせるフシもあるが別にあざとさはなく、単純にルーツへのリスペクトの表れといった感じ。ともすれば単調で軽くなりがちなビートもヘビーなギターサウンドとの絡みでいいバランスを保っている。ただ耳障りはいいが詞とメロディのコンビネーションの絶対感とか、何かもうひと強いひっかかりが欲しい気も。“週末のBaby Talk”にはジュディマリのYUKIが参加
R&R Newsmaker
冒頭の(1)からして強力だ。イギリスのギター・バンドを思わせるような勢いに満ちたバンド・サウンド。メジャーでのデビューとなった『SPEED POP』から、ほぼ1年ぶりとなるこのニューアルバムで、GLAYはバンドとしての充実ぶりを遺憾なく発揮している。前作でも、サウンド的にはかなり多彩な色を見せていたが、ややもするととっちらかった印象も抱かせた。このアルバムでも、アレンジの多彩さは聞かせるものの、それがギター・サウンドという部分に集約されている。ここに、今、自分たちのできるアイデアを全て詰め込んでいる。それだけに1曲1曲がとても凝縮されているし、表面的でない内面的なスピード感に満ちている。そういった方向を典型的に現しているのが意外にもTERUが作った(8)だ。どこか肩の力の抜けた、それでいてアルタナーティブに通じるパワーをもつこの曲は、GLAYのバンドとしての有機的な一体感とキャパシティの広さを象徴しているようだ。
CDデータMEMBER'S COMMENT
-『BEAT out!』っていうタイトルはどういうところから?
TAKURO「“BEAT”を使いたいっていうのはあって、でもタイトルはずっと決まらなかったんだけど、あるとき急に閃いて。俺は最初、音だけで決めちゃったから、まさかそういう熟語があるとは思わなかったんだけど、辞書を引いたらこれはすごくいい意味なんだ。“意味をはっきりさせる”っていう。キャッチーだし、すごくいいタイトルになったと思います。」
-以前、今回のアルバムまでを三部作として考えるって言ってたけど、それは狙い通り?
TAKURO「そうですね、狙い通りというよりは、うまくハマったって感じ。『灰とダイヤモンド』『SPEED POP』が来て『BEAT out!』って流れは、自分の中でひとつの時期が終わるような…。また新しい展開に突入するみたいな気持ちが、すごくありますね。『BEAT out!』を作ってみて、メンバーそれぞれの個性が見えてきた部分もあるし、そういう意味でも一区切りかなと思いますね。」
B-PASS
-本作が出来上がっての率直な感想は?
HISASHI「レコーディング前に立てた目標をはるかに超えて、いや、目標なんか忘れてしまうくらいのすごくいいレコーディングでした、今回は。ひとつのアルバムではあるんだけど、俺はそれよりもライブに近いなっていう印象があって。ツアーの流れがあって、その一環としてレコーディングが入っていたような感じでした。」
TERU「今までだったらアラ探しをしてた部分が多かったんです、出来上がってから。でも今回はアラを探すよりは逆にもっとこういう音を入れたかったなっていう欲求が起こってくる作品が出来上がった。そういう欲求はまたライブによって発散されていくんだと思うんですが・・・。とにかく、早くこの『BEAT out!』というアルバムがツアーを通して成長していく過程を見てみたいなと思いますね。だから、全て含めて満足してるし、同時にこれからの期待感もあります。」
-前作とは何が違うと思う?
TERU「やっぱりレコーディン後のやり方ですね。前回はドラムにしても、レコーディングに来てもらって、そこで初めてアレンジしてある楽曲を叩いてもらうという感じでしたから。今回はライブツアーを一緒にまわった永井さんとアレンジして、その勢いのままレコーディングすることができたし。そこがやっぱり最大の違いですね」
JIRO「相変わらずレコーディングからリリースするまでの時間が長い(笑)。だけど、今回はそういう時間を全然感じないというか。1日も早く世に出したいという気持ちは前以上にあったんですけど、あっ『SPEED POP』の時は、“あぁ、そろそろ発売だなぁ”といかいう気持ちだったんですよ。でも、今回は発売までのカウントダウンがもう、楽しくて。同時にツアーのことも、その次のレコーディングのことまで期待しちゃってるみたいな。ファンの人より、俺たちのほうがすごく期待してる感じ。なんかバンドやってて良かったなぁ(笑)じゃないけど、ホントそんな感じ。」
WHAT'S IN?
-ニューアルバムには『週末のBaby Talk』というTERU作詞作曲のナンバーが登場してますが
TERU「そう、ついに登場!しかも初めてコーラスで女性が参加してるんです。元々この詞は女性を中心に書いた歌だったから、歌にも女性を登場させようと」
-最初ぱっと聴いた時に、GLAYの新しい一面が見える楽曲だなって気がした
TERU「やっぱり新しいことをやろうかなと思って書きましたからね。今までイントロからいきなり歌が入ってくるというパターンがなかったから、それに挑戦してみたかったし、しかもヴォーカルを最大限に生かそうという狙いを持ってたから、声質をちょっと変えて遊んだり。とにかく今回は王道がTAKUROに任せて、俺は遊びの面を造りたいなと思ってたから、聴く人にもそれを楽しんでもらえれば嬉しいです。」
SHOXX
-95年を振り返って
TAKURO「『BEAT out!』が完成したこと。途中で完成しないと思ったからね。“追いつけない”と思ったんだ、音とか希望に。実際レコーディングも1回か2回中断して・・・。『グロリアス』を書いた頃には脱出っていうか、出口が見えそうだったけど『グロリアス』以外の曲のレコーディングを終えて、『グロリアス』の作業に入るまでにスタッフともいろいろぶつかりあって、“どうやってアルバムを世に出すのか”っていう点でも、バンドとの意見の食い違いがすごくあったんだ。で、『グロリアス』を作って救われたかな・・・。それまで『BEAT out!』っていうのは、自分にとっては、傷口からダラダラ血を流しているようなアルバムだったけど、『グロリアス』のおかげで、全てが前に加速して、進みだしたのを感じたんだ。」
FOOL'S MATEEPISODE
「Together」はMIZUNOのCMソングに決定。
この年の4月23日からオンエアされた。シングルカットされない曲にタイアップがつくのは珍しい。
-
BEAT out! '96 ツアー スタート
1996.02.29
全8ヶ所9公演、即日SOLD OUT 動員5万人
2月29日広島南区民文化センター
3月 2日 愛知県勤労会館
4日 渋谷公会堂
5日 渋谷公会堂
7日 大阪サンケイホール
8日 福岡ももちパレス
26日 新潟フェイズ
27日 仙台市民会館
29日 札幌市民会館INFORMATION
SET LIST (3/4 渋谷公会堂)
1. More Than Love
2. Yes,Summerdays
3. 生きてく強さ
4. Cynical
5. 原色の空(Cloudy Sky)
6. Trouble On Monday
7. INNOCENCE
8 週末のBaby Talk
. JIROソロ
9. LOVE SLAVE
10. Freeze My Love
11. Together
HISASHIソロ
12. グロリアス
13. 彼女の“Modern…”
14. ACID HEAD
15. 軌跡の果て
アンコール
1 HAPPY SWING
2 Believe in fate
SET LIST (3/29 札幌市民会館 )
1. More Than Love
2. Yes,Summerdays
3. 生きてく強さ
4. Cynical
5. 原色の空(Cloudy Sky)
6. Trouble On Monday
7. INNOCENCE
8 週末のBaby Talk
. JIROソロ
9. LOVE SLAVE
10. Freeze My Love
11. Together
HISASHIソロ
12. グロリアス
13. 彼女の“Modern…”
14. ACID HEAD
15. 軌跡の果て
アンコール
1 HAPPY SWING
2 Believe in fate
3 BURST
アンコール2
KISSIN' NOISEREVIEW
シングル「グロリアス」がヒット中のロックバンド「GLAY」が29日の広島を皮切りに名古屋、東京、大阪、福岡など全国八大都市でコンサートツアーを行う。チケットは発売と同時に全公演が満席となった。
「GLAYとして一つの音楽のジャンルを作るのが目標」と、上り調子のバンドらしい意欲を見せるメンバーたち。「来た人みんなが楽しめるライブをやりたい」と意気込んでいる。
朝日新聞
先月2ndアルバムがチャート初登場1位を記録、大きな飛躍を遂げた彼ら。2月29日からは広島南区文化センターでのライブを皮切りに“GLAY LIVE TOUR BEAT out '96”もスタート。各地で元気なステージを展開している。ここはその勢いをチェックしたいところ。早速初日の広島を取材した。
この日実は思いがけない事態が発生。セッティング上のトラブルで、なんと開場と開演が大幅に遅れてしまったのだ。通常なら18時半開演のはずが、実際にライブが始まったのは20時過ぎ!それでも超満員の観客は総立ちでメンバーを迎える。1曲目は「More Than Love」。アタマからスピード感溢れる演奏だ。「広島のみんな、元気ですか?ずいぶん待たせてしまったな」TERUが叫ぶ。それに反応するものすごい声援。驚いたことに男の子の声がめちゃくちゃ多い。バンドとしてGLAYに憧れる層が、急激に増えたということだろう。
ステージは、アルバム『BEAT out!』からのナンバーを中心に進む。聴いていると、ヒット曲ばかりの構成。これは強みだ。
さて、さすがに前半では動きが硬かった4人だが、次第に余裕の表情がのぞき始めたHISASHIとTAKUROがギターの掛け合いをしながら、明るい笑顔を見せたのである。ベースのJIROは、アタマを激しく振りながらステージを走り回り、観客を挑発。そのJIRO,ソロ・コーナーではめずらしく歌声を聴かせてくれた。ひたすら激しさで押しまくるかと思えば、後半でプレイしたバラードの「Together」ではTERUがしっとりとした歌声で会場を包み込む。HISASHIもソロ・コーナーで、パンキッシュなギター・プレイを披露、個性的な一面をアピール。さて、ラスト・スパートのハイライトは大ヒット曲「グロリアス」。メンバーの熱演に引き込まれ、開場が遅れたアクシデントなんてすっかり忘れていた。
「クサい言い方ですけど…今日はマジで感動しました。ツアーのいいスタートが切れたと思います。」というTERUの言葉にウソはない。アンコールでは「BURST」で観客との掛け合い合戦に。観るほうも演るほうも、本当に心から全力を出し切ったコンサートだった。「ナマの声で叫んだ方が伝わるよね。だからライブは大事なんです。」取材でTAKUROが言っていた言葉、やっぱり間違っていなかった!
MyojoMEMBER'S COMMENT
コンサート前のコメント
-今回はすべてホールを回るわけだけど・・・
TERU「ホールに立って演奏した時に、観に来てくれるみんながこういう反応をするだろうなっていうことまで想定してアレンジを決めたり、ここで一緒に歌って欲しいなあって思うところはそういうアレンジにしたりはしています。」
JIRO「そういう意味では会場が広くなったということで、逆に考え方が素直になったのかもしれないですね。ライブハウスだと強引に“こうだ!”って投げかけてたのが、後ろの人まで盛り上がって欲しいなぁって思うし。だから自分たちが満足だからいいってことだけじゃないですね。今回は特に。」
TERU「(ファンに対して)絶対押し付けにはならないと思う。“わかってくれないならそれでいいや”っておう自己満足だけじゃなくて、みんなにわかってほしいという気持ちでやります。きっとこれだったらみんなが気に入ってくれるだろうっていう思いで今ステージを作ってる。」
JIRO「ホールならではっていうヒネリもいろいろあるんですよ。どちらがいいということじゃなくてライブハウスじゃできないことをやりたい。内容は今言っちゃうと面白くないんでいいませんけど(笑)。それをステージ上で実現させるのがすごく楽しみです。」
WHAT's IN?
TAKURO「俺たちは今回がホールの一発目ということもあって、具体的には数限りない課題があるんですけど…。ホールをまずライブハウスに帰ることができる力をつけたいっていうのはありますね。だからいつでも大きな会場をライブハウスにできるし、ライブハウスを大きなホールに似せることができるようなスケールを持つバンドにもなりたいし。今回は、ホールを以下に自分たちのものにするかっていうのが課題なので、会場が小さく見えるようなライブにしたいですね。“ここって、こんなに小さかったっけ”っていう、それぐらいスケールのでかいライブをやりたい。こじんまりとしたライブはしたくないですね。キレちゃったらキレちゃったで謝ればいいし(笑)」
J-ROCK MAGAZINE
ツアー中のコメント
-今回のライブメニューにはJIROさんとHISASHIさんのソロワークのコーナーがありますが?
JIRO「他のメンバーの手を借りずにGLAYのキャパを広げてみたいというかね。結果的に自分の自信につながることだと思うし。周りに促されてやってみたら観客の声がものすごく気持ちよくて…。TERUはいつもこんな気持ちなのかなぁって思いつつ(笑)、これはやめられないと」
HISASHI「かつてハードコア・パンク・バンドをやっていた俺ですから、ポップな曲の合間でどうしてもマニアックなことがしたくなるんですよ。それもまた“ロック・ショー”を演出する一つの要素だと思うし。GLAYが人畜無害なバンドになっていかないためのささやかな抵抗というか(笑)GLAYの中の“毒”の部分だと思う。」
GB pluged
TERU「自分がいちばん楽しめるライブができてるなって実感しています。そして、それを観てるファンのコたちが共感してくれて、一緒に楽しんでくれてるって感じがすごくする。夏のツアーには、もっともっとパワーをつけて、もっとすごいって言わせたいって思う。観た瞬間に“こいつらスゴイ、ここまで来たか”って」
TAKURO「1ツアー終わった時に、もっともっと『BEAT out!』に対する愛情も深くなって、理解度も自分の中で高くなっていればいいなって思う。昨年のツアー<SPEED POP>の成果が『BEAT out!』に注がれているからこそ、スゴイ自信作ができたと思うから、ツアー<BEAT out! '96>で得たもので、さらに充実度を増した強力作を年内に出せればと思っています。」
JIRO「ツアーをやっていくと、反省点もいろいろと出るんですが、その分みんなが成長したり、1日やるごとにグルーブが出てきたりしてる。1本目の広島を観に来てくれたコには悪いけど、しょうがないことですからね。だからこの調子で最後の札幌公演をやる頃にはスゴイものになってて、この次に広島に行った時には、もっとみんなをビックリさせたい」
HISASHI「初めて来る人も多いということで、最初はシビアに見ている人もいたんだけど、後半の方はみんな盛り上がってくれた。年に何回かしか来ない土地で、みんなをもっと楽しませたい。それができたってことが、このツアーをやって成長したところだと思う。」
ロッキンf
ツアー終了後のコメント
TAKURO「ツアーの最初と最後では大きく変わりましたね。最後の打ち上げの挨拶ではスタッフの方から“ようやくラストの札幌の地でメンバーとスタッフががっちり手を組んで、ひとつ有形なものを作り上げられ、感動的だった”という話があった。2年目のツアーでまだまだいい意味での知恵がついてなくて、とんでもない方向へ行きがちなんですけど、それでもみんな真剣に取り組んで、スタッフの言うことに耳を傾けて必要なものは取り入れる、必要のないものは捨てていくという作業を2月後半の広島からやってました。デカイです、やってきたことの意味は。『BEAT out!』の「軌跡の果て」の更なる解釈もできたし、間違ってないってことも感じられた。メンバー、サポートともに勢いがあって精神状態がアッパーだったんでしょうね。」
JIRO「今回のツアーは絶対に大成功させないとGLAYが全然つまらないバンドに思われてしまうんじゃないか?と思ってた。『BEAT out!』っていう本当のライブのノリに近いアルバムを作ってしまった以上、それ以上のライブをやらないとマズイだろうと。GLAYが売れる。売れないっよりも僕としては、“ライブが凄く楽しいんだよね”と言われたいんで、ライブだけは気を抜かない。レコード作ること以上に考えていきたい。」
News MekerEPISODE
週末のBaby Talkの演出
このライブの見せ場となったのが「週末のBaby Talk」での粋な演出だった。
アルバムでは、ジュディー・アンド・マリーのYUKIがコーラスで参加しているこの曲。TERUとの掛け合いの部分をどう再現するんだろう?と思ったところで、突然のテレホン・コール。TERUが受話器を受け取り、受話器の向こうの誰かと会話を始める。“もしもし、きょうはここ、渋谷公会堂に来ています。え?みんなの声が聞きたい?”と受話器を向けると客席は興奮の渦に。
TERU「あれは、リハーサルの中で自然に生まれてきたアイデアです。こうしたら面白いんじゃない?っていうみんなのアイデアが積もってきて、落ち着いたのがあの電話なんですよ。ショー的なものができてよかったと思ってます。」
TOSHIのアクシデント
最終日の札幌を終えた後、ドラムの永井さんが転倒して手首に裂傷を負うという重大なアクシデント発生!
その模様は、DVD「無限のdeja vu」(TOBF-5280)の特典映像に収録されている
-
サポート・キーボードD.I.E.のソロアルバム「SPEED BALL」に参加
1996.03.15
サポート・キーボードD.I.E.の1stソロアルバム「SPEED BALL」に参加
(1)クロックワーク・ラヴ#1 (JIRO 参加)
(2)ナチュラル・ボーン・オナニスト
(3)t.v.マザーファッカー
(4)デス・コミュニケイション
(5)S.O.S(スモーク・オラ・シュート)
(6)虫けら
(7)セラピー
(8)クロックワーク・ラヴ#2 (JIRO 参加)
(9)ダイアルMの女 (TERU 参加)
(10)アナザー・ウォーター・ドリーム
(11)心の扉
(12)無為自然 (HISASHI TAKURO 参加)REVIEW
hide、GLAYなどのサポート・キーボーディストD.I.E.が初のソロアルバムをリリースする。ステージでの超過激パフォーマンスの通り、中身もかなりきちゃってるこの1枚『SPEED BALL』、参加ミュージシャンもGLAY、DER ZIBETの面々やKENなど超豪華。チェックしない手はないでしょう。
アリーナ37MEMBER'S COMMENT
TAKURO「D.I.E.さんって、武勇伝もいっぱい聞くけど、どっか繊細な芸術家然としたところが、たまに見え隠れするんですよね。今回のアルバム『SPEED BALL』にしたって「ナチュラル・ボーン・オナニスト」なんていうブットンデる曲があるかと思えば「心の扉」っていうすごい繊細な曲があるし…。その単に器用なだけじゃない懐の深さがD.I.E.さんらしいなって思うんですよ」
D.I.E.「まぁ、確かにオレの中には、暗いがあるから明るいがあるし、ハイがあるからローがあるっていう感覚があるからね。ハイだけやっちゃうと、ハイがハイと思えなくなっちゃうんだよね。」
TAKURO「でもあの、「ナチュラル~」とか「ダイアルMの女」とかって、実はオレも凄いこういうのやりたかったんだっていう曲なんですよ。これからは、GLAYでもああいう引き出し、どんどん開けて下さいよ。」
-D.I.E.ちゃんのアルバムには、GLAYのメンバーも全員参加してるんですよね。
TAKURO「えぇ。オレは「無為自然」っていう曲でギター弾かせてもらいました。ただ、呼ばれた時はワクワクしながらいったんですけど、他に参加しているミュージシャンの方々が、皆さん凄い手だれでしょ。永井さんとか、KENさんとか、DER ZIBETのメンバーとか…。みんなそれぞれ個性を持っていて、しかもD.I.E.さんに対する愛情いっぱいの音を出してる。そんな中にGLAYのヒヨッコがペロンって行っちゃって、なんか申し訳ない気分でしたよ。」
D.I.E.「よく言うよ」
TAKURO「いや、ホントですよ。もうみんな緊張しちゃって、汗ダラダラでしたもん。」
D.I.E.「オレの方こそ、今回のアルバムはGLAYのメンバーをはじめ、いろんな仲間が力を貸してくれたからさ。結果的に、それぞれ個性の違うミュージシャンがいろんなところで持ち味を発揮してくれて凄く楽しかったんだ。まさに記念アルバムって感じだったよね。」
VisiousEPISODE
1996年秋頃のD.I.E.さんのGLAYに関するコメント
GLAYでははみ出さないように、みんなについて行くように心がけてます(笑)。メンバー自身もバンドサウンドに徹することができる人たちなので、変なエゴは邪魔になっちゃうって言うか、本当にみんな他の人が何やってるかちゃんとわかってるし。やっぱりドラムがTOSHIになってから、みんなの共通項のポイントがちゃんとできてきて、その物差しにちゃんと合わせられるようになってきてますから。うまいときはすごくうまいですよ、みんな。音が基本的にいいんで、主張がしっかりしてるっていうか、人間なんだなって思いますね。素直な音が出てくる。
次のアルバム(『BELOVED』のこと)に入る新曲では、後からキーボードを乗せるっていうんじゃなく、最初の段階からやってた部分はあるので、やっと信頼を勝ち取れるのかなって思うことがありますね。今は、音楽を作るスタンスにおいては、レコーディングからリハから全部、6人一緒です。でも、やっぱり4人がカッコ良く見えるものっていうのはすごくイメージしてやってて・・・。本当に普段でも4人が一番光ってるんですよ。」
バンドやろうぜ -
2ndミュージックビデオコレクション『VIDEO GLAY2』発売
1996.05.02
2nd VIDEO CLIP『VIDEO GLAY 2』発売
収録曲
01.More Than Love
02.Yes,Summerdays(未発表バージョン)
03.グロリアス
04.生きてく強さ
05.ずっと2人で…(メイキング)
←写真はDVD版
オリジナルのビデオ版ジャケットは下記REVIEW
チャートをにぎわせたヒット曲を収録の充実のクリップ集第2弾。スタジオ演奏シーンを様々な方向からカメラで押さえた「More Than Love」は撮り下ろしの映像。続く「Yes,Summerdays」も未発表バージョンで、メンバーそれぞれが町をさまようシーンと、小型飛行機の前での演奏シーンで構成。ヒット曲「グロリアス」は、大きな白の枠の中にメンバーが入って演奏する。一般の人が撮影に参加した「生きてく強さ」、そしてラストにはメイキングもあり。どの作品もシンプルだが、構図的な面白さなど映像センス抜群だ。それは彼らの音楽にも共通して言える。大満足のベストアイテムだ。
WHAT's IN?
MEMBER'S COMMENT
-今回『VIDEO GLAY 2』に収める曲は、どうやってきまったの?
TAKURO「5曲入れようと思ってたから、まず『Yes.Summerdays』の別バージョンと、シングルの『生きてく強さ』」と『グロリアス』があって、あと2曲はどうしようと話してて。で、『ずっと2人で…』は、以前からライブ・ドキュメントのようなメイキングっぽい映像にしたいと思っていたんですよ。あと1曲は最初は『Together』を入れようかと思ってたんだけど、もう少しはじけた感じ、今ツアー中ということもあるから、躍動感のあるアクティブな曲がいいってことで『More Than Love』がセレクトされたんです。」
B-PASS
『More Than Love』
TAKURO「今までのビデオって演奏シーンは正面から撮っていることが多かったんですけど、、今回はスタジオに布でドームを作って、その中で360度どこからでも撮って、どこから撮られても全然OKになるようになったメンバーの存在感がすごく嬉しかったです」
JIRO「あと今回初めてドラムの永井さんとキーボードのD.I.E.さんと6人でやることができて。またD.I.E.さんがいいフックになってるんですよね(笑)」
『Yes,Summerdays』
TAKURO「これは女性の視点から見たメンバーっていう感じの絵になっているんです。曲の主人公が女性ってことがあったんで、カメラとメンバーの距離感がそのまま助成と自分の距離っていうアイデアが監督の方から出て」
TERU「ブラウン管を通して見てる人が実際に俺たちと触れてるような感じになればいいかなと。」
HISASHI「面白かったのが、監督の持ってるメンバーにイメージに沿って役を与えられて、それぞれにあったシチュエーションで撮ったんですよ。俺はかなりうつろに(女性を)追い回してくれって言われて(笑)」
『グロリアス』
TAKURO「これはみんなが一番好きなことをやろうって盛り上がった時期に撮っただけに、みんな本当に好きな格好してるんですよ。俺なんか髪の毛ボサボサですごい魔女メイクとかしてるんだけど、それがテレビでチャートの上位の曲ですとか言ってバーンと流れるって言うのは痛快でしたね」
TERU「このビデオを撮ってから自分のカッコ良さがどんどん出るようになりましたね」
-JIROが取り立てて派手な動きをしてるわけじゃないのに一番目立ってるよね
JIRO「モッズぽい格好してましたからね。モッズは淡々と弾くのがカッコいいだろうと思って淡々と弾いたら逆に目立ってしまいました。」
HISASHI「あとやっぱり『グロリアス』には北海道の絵が必要だなって言うのは出来上がってからすごく思った。あれが入って曲が締まったし。」
『生きてく強さ』
HISASHI「ミーティングのときに監督から、あるバンドで全編エキストラだけでメンバーは一切出てこないっていうビデオがあるんだけど、ああいう感じで撮ってみたいっていう話があって。それはもう何年も前のビデオなんですけど、そこにいた全員が覚えていたってことはそれだけインパクトがあったってことだろうし、みんな1回はやってみたいと思ってたんでしょうね。だから一発で意見がまとまりました。」
TAKURO「歌詞と映像が関連性を持ってるのはこのビデオだけじゃないかな?『生きてく強さ』に関しては、赤ん坊の頃はみんな同じような顔をしてるけど、20年も30年も経つと個性もあるし違いもあるし。監督はそういうことが言いたかったと思うんだけど、俺たちもまったくそうで。」
『ずっと2人で…』
JIRO「北海道のシーンも入ってるし、『Yes,Summerdays』のビデオのアウトテイクも入ってるし…」
TAKURO「『More Than Love』のメイキングシーンも入ってるし」
TERU「『Yes,Summerdays』なんてかなり前だよね」
TAKURO「うん。去年の6月くらいからの映像が入ってるよね。本当に感動的なビデオに仕上がったと思います。曲って聴く人の数だけシチュエーションがあるじゃないですか?それこそ自分の学校生活と『ずっと2人で…』が重なっているとか。俺達はこの半年から1年の活動がこれなんですよ。」
Visious
-このビデオからGLAYのどんな部分を感じ取って欲しい?
TERU「一人一人にもパワーがあるんだけど、それが4人集まった時のすごいパワーっていうのを、目に見えないとしても肌で感じ取って欲しい」
JIRO「歌詞に基づいている映像って『生きてく強さ』だけなんですよ。だから、歌のメッセージを伝えたいってことはメインじゃないんですよね。ビデオは、メンバーのかっこよさだったり、バンドの持つパワーだったりとか、そういうものを伝える手段っていうか」
TERU「ビデオクリップを作る意味っていうのは二つあると思うんですよ。ひとつはバンド自体のカッコよさを伝えるため、もうひとつは曲を分かりやすくするため。そするとGLAYは前者になるんだと思う。」
ロッキンfEPISODE
☆「Yes.Summerdays」別バージョンの理由。
「このバージョンは今まで実際にオンエアされたものと違うんですね。何で別バージョンがあるのかというと、去年の8月はGLAYのメジャーでの足慣らしも終わって、どんどん攻勢をかけていこうぜっていう時期だったんですね。その時にこの未発表バージョンを作ったんですけど、個人個人がすごく出てるじゃないですか。それをGLAYのニューシングルですってテレビのスポットで15秒流れたらヘタすると誰か一人しか映らない。その時はまだまだ匿名性が高いGLAYだったんで、分かってもらえるかなって心配があってね。これは全部通してみた時にすごく胸にくるいいビデオなんだけど、パートパートにした時にこれではバンド全体のかっこよさが伝わらないんじゃないかと。じゃ、今は一気にガーッと上がっていく時期だし、どこを切ってもバンドのかっこよさが出ているビデオを作ろう、これはいずれ全員の個性が認められて、それぞれの顔が判別できるようになってから出そうと決めたんです。」(TAKURO)
NewsMaker -
『PLATINUMな夜』赤坂BLITZにてプラチナムレコード主催ライブイベントに参加
1996.05.07
PLATINUMレコード2周年を祝うライブ「PLATINUMな夜」に参加
1996.5.7 赤坂BLITZ Breath、Dearと共演
INFORMATION
SET LIST
1. 生きてく強さ
2. Freeze My Love
3. Together
4. Yes,Summerdays
5. 彼女の“Modern…”
6. グロリアス
アンコール
1 More Than Love
2 ACID HEADREVIEW
3バンド共演となったこの日、ステージの後方に張られた大きな“P”の文字の描かれた布の前に、最後に登場したのはGLAY。SEなしで元気よく飛び出してきた彼らは、大歓声に包まれながら「生きてく強さ」をスタートさせる。久しぶりのライブという空間を楽しむように、観客に呼びかけながらの演奏が続く。特別なライブということもあり、本編は6曲と短かったが、気持ちよく応えたアンコールでは「More Than Love」「ACID HEAD」の2曲で熱く盛り上げた彼ら。
去年の夏のイベントでも感じたのだが、彼らの曲の持つ瞬発力、あっという間に自分たちにペースに引き込んでしまう力はハンパじゃない。こういう短い時間だからこそ、発揮される勢いのある側面を見せつけた。
この日、ライブ中TERUは観客に向かってこう話した。
“今日はね、俺たちがデビューして、プラチナムレコードというレコード会社が、ちょうど2年ぐらい経つんで、みんなと一緒にこういうライブでお祝いしようということになったんだ。今日はお祝いなので楽しく過ごせればいいなと思ってます。”
自信と誇りを持って進んできたGLAYの歴史は、プラチナムレコードの歴史でもある。多分、この2年間、彼らは過去を振り返るヒマもなかったはず。でもこの夜、2周年を祝いながら、2年という時の中で築いてきたものを抱きしめながら演奏していたんじゃないだろうか?ラストの「ACID HEAD」が終わると同時に、会場内に大きく響いたのは、“逢える奴は、明日も逢おうぜ”というTERUの言葉だった。
FOOL'S MATE -
『HAPPY SWING』赤坂BLITZにてオフィシャルファンクラブ結成記念ライブ
1996.05.08
ファンクラブ『HAPPY SWING』結成ライブを赤坂BLITZ]にて開催INFORMATION
SET LIST
1. HAPPY SWING
2. Rain
3. if
4. Miki Piano
5. Don't Look Back In Anger(OASIS)
6. LOVE SLAVE
7. Trouble On Monday
8 真夏の扉
9. 月に祈る
10. 生きてく強さ
11. More Than Love
アンコール
1 グロリアス
2 彼女の“Modern…”REVIEW
前日7日はプラチナム・レコードの記念イベントということでBreath、Dearと共にの出演であったが、この日はGLAYのオフィシャルファンクラブHAPPY SWING結成記念ライブという主旨。川崎クラブチッタの2倍の広さという1階のフロアは既に満員状態。なので2階席に上がると、ようやくステージに椅子が6つおいてあるのが分かる。“?”「今日は面白いですよ。昨日とはまったくメニューが違いますから」とスタッフが耳打ちして教えてくれた。これも演出のひとつなのだろう。そんなことを考えてるうちに客電が落ちステージに登場した4人は、なんと全員スーツ。HISASHIのネクタイ姿なんて本邦初公開かもしれない。「ようこそ、HAPPY SWINGへ」というTERUの言葉で始まったのは『HAPPY SWING』。ホーンセクションの入ったアルバム・バージョンとはかなりアレンジの異なるアコースティック・バージョン。かしこまったスーツ姿とは反対に、エンディングのあたりからJIROの笑顔がこぼれたり、曲の合間にはHISASHIとJIROが何やらヒソヒソ話をしていたりとリラックスムード。会場は広いけど、ライブハウスのよう。
そして2曲目『Rain』へ。後のMCで「GLAYというバンドはあまりアコースティックという形ではやらないんだけど…」と話していたが、それでもなぜかここで、彼らの原点を見るような気がした。この曲がデビュー曲ということだけでなく、こうして落ち着いて聴くと殊更良く分かる楽曲のメロディラインの美しさ、アコースティックで何のフェイクもきかない分、本当に生身でステージに立ってる、そんなことが感じられたからかもしれない。『if』『Miki Piano』とバラードの後は、TERU、TAKURO、D.I.E.さんだけが残り、オアシスの『Don't Look Back in Anger』を。「他のバンドの曲をやることはあまりない」と言っていたから、これもファン・クラブ結成記念ライブのためのスペシャル・メニュー。いつもと違うGLAYをたっぷりと観せて3人が去るとSEが流れてすぐさまセットチェンジ。2分半の間に慌しく、椅子やマイクなどが片付けられると、ステージにたらされた幕の向こうに大きな影-JIROとHISASHIのシルエットだと分かる。そのままギター&ベースのソロ・バトルが始まったのだが、これがとても面白かった。アバンギャルドなJIROのアクションとクールなHISASHIの動きが対照的で二人の個性が出ている。“お、暴れてる、暴れてる”なんて感じで楽しんでしまった。シルエットだけというじれったさも余計に見る側の気持ちを書きたててくれるようだ。場内の歓声が最高になったところで『LOVE SLAVE』。TERUの叫びとともに幕が落ち、衣装チェンジしたメンバーが現れる。前半のしっとりとしたムードとは打って変わって、シンプルだけど華やかでワイルドなステージング。「まだまだ夜は始まったばかりなんで、楽しく行こうぜ!!」TERUのMCまでアコースティックの時とは180度違って人格まで変わってしまったよう。
会場との掛け合いもばっちりだった『Trouble On Monday』、意外な始まりが新鮮だった『真夏の扉』 、『月に祈る』とハードなナンバーで、本編ラストの『More Than Love』まで一気に駆け抜けていった。
アンコールで三度ステージに登場したメンバーはHISASHI以外、入場の際受付で全員に配られたのと同じTシャツ。『グロリアス』『彼女の“Modern…”』 がアンコール曲として贈られた後は、「ありがとう!昨日、今日と2日間付き合ってくれてありがとう」との言葉を残して去っていった。
B-PASSMEMBER'S COMMENT
オアシスといえば5月のファンクラブ結成ライブでも演奏されたけど、あのアコースティックの演奏って言うのはだれが言い出したの?
HISASHI「なんか変化をつけようっていう話をしていて、誰かがぽろっと言ったのが、本当になっちゃった。」
TAKURO「好きなんです、オアシスが。やってみたかったんです(笑)」
-あの2日間(5/7.8)って曲作りの期間だっと思うんだけど、そういう時期のライブって大変じゃなかった?
HISASHI「それこそオアシスですよ」
-曲作りからの解放?
HISASHI「うん。それに作品を出してないにせよ、ライブはあった方がいいなって昔から思ってましたからね。」
TAKURO「生活の区切りになるよね。曲作り期間って大変だったけど・・・。あの頃はシングルの話しが出ててそれに取り組んでた頃なんだけど、それでもやっぱり楽しみだったしね。ちょっと手を休める意味でも、気分が変わってよかった。」
FOOL'S MATE -
『FM ROCK KIDS PRESENTS THE GLORIOUS NIGHT』札幌ペニーレーン24にてライブ
1996.05.10
札幌ペニーレイン21にて開催された AIR-G「FM ROCK KIDS」 PRESENTS THE GLORIOUS NIGHT開催。EPISODE
当初、『BEAT out! '96』ツアーの札幌公演の後に開催される予定だったが、TOSHIの怪我により延期。 -
新宿日清パワーステーションにて佐久間正英氏プロデュースバンドによるライブイベント
『SAKUMA SUMMIT』に出演1996.06.06
GLAYプロデューサー佐久間正英氏が手がけたバンドによるライブイベント、『SAKUMA SUMMIT』に出演
新宿・日清パワーステーション 6/3~6
GLAYの出演は6日。この日に共演したバンド:modern grey, 四人囃子INFORMATION
SET LIST
1. More Than Love
2. Yes,Summerdays
3. 生きてく強さ
4. 彼女の“Modern…”
5. ACID HEAD(with 佐久間正英)
6. グロリアスMEMBER'S COMMENT
-ライブといえば、6/6に『SAKUMA SUMMIT』にも出てたけど、あのライブ楽しかったでしょ?
TAKURO「楽しかったですよ。」
-GLAYが言いだしっぺなの?あのイベントって?
TAKURO「実は。『BEAT out !』を作ってる時に…。」
HISASHI「言ってたね。“こんだけ(プロデュースしてる)バンドがあるんだったら、やればいいじゃないですか?”って…」
TAKURO「『SAKUMA SUMMIT』やればいいじゃないですか?って。題名まで決めてました(笑)。いろんなバンドを見てると孤高を気取りすぎてるから、なんか面白いことやろうよ!って意味で…。でも俺達だけでは、そんなに大きなものは出来ないから、佐久間さんが動いてくれればデカイかなって…ちょっとしかけました。バンド同士、今、同じ時代を頑張ってるバンド同士でライブが出来ればいいなって。」EPISODE
SAKUMA SUMMIT第2回は、2002年11月29、30日の2日間に渡って開催された。GLAYの出演は30日。佐久間さんが所属していたバンド・四人囃子はこの日のために再結成。一日だけの予定だったが、その後継続して活動していくことになる。ちなみに、第1回、第2回と連続して出演したのは、GLAYと四人囃子の2組だけ。
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初の単行本「永遠の1/4」発売
1996.06.20
ソニーマガジンより、初の単行本「永遠の1/4 GLAY STORY」発売される。
四六版/全216ページ
定価1600円
※2004年7月に文庫化 213 p¥840(税込)
※2008年8月に新書化 211 p¥945(税込)REVIEW
大盛況のうちに終了したツアー“BEAT out! '96”終了直後に、GLAY初の単行本「永遠の1/4」のフォトセッションが行われた。写真はオール・ロケで、メンバーの故郷であり、またGLAYが結成された地でもある函館市内で行われた。ソロ・ショットは、それぞれの思い出の場所で撮影。いろいろなエピソードが詰まった因縁のスポットを、一人につき2ヶ所ずつまわった。4人とも、久しぶりに訪れた懐かしい場所で見せる新鮮な表情が印象的だ。
WHAT's INMEMBER'S COMMENT
-GLAYの歴史を綴った初めての単行本が出るんですが?
TAKURO「メンバーは全員前向きな人間が集まっているんだけど、逆にこういう本を出すっていう機会があってよかったなと思いますね。ほっとくとどんどん前へと行っちゃいますから。ちょうど道草食ってもいい時期なのかなと。そういう部分で、今一度GLAYの4人の関係とか絆みたいなものを言葉にすることによって、気持ちが整理されたんじゃないかな。それで、結局また前に進めるかなという気がします。ファンの人たちには今まで知らなかったことが分かってうれしいだろう