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妹に戦闘ゲーム勧められて始めたけど、戦いたくなかったので商人として活動を始めました。 作者:結城 蓮
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5話 サナ、パーティーを組む。


 ゲームを始めて二日目。私はとある場所に待ち合わせをしていた。


 誰を待っているかというと―――


 「やっほー!まな……じゃない!サナー!」


 元気よく走って来る活発そうな女の子。


 「こっちだよ」


 「いやーまさか、まな……サナがこのゲーム(OMO)やってるなんてねー」


 この子は同じ学校の本城(ほんじょう)(うみ)


 あまり話したことなかったけどこのゲーム(OMO)やっていることがあっと言う間に聞き出されて今に至る。


 「聞いてきたのはそっちだけどね」


 「いやぁ……まぁいいじゃん!楽しもうよ」


 「わかってるよ。でも現実でもあってる人とゲームでも会うなんて複雑だなぁ」


 「確かに」


 なんて会話をしながら初心者の森に向かう。


 今日も素材集めまだ色々なものが作れそうだから集めるに越したことはないもんね。


           ※


 「た……大変だったぁ……。もう動けないぃぃ……」


 音を上げている海ことシズ。


 何か私の素材集めの方法がおかしいって言うの。


 「はぁっ……はぁっ……何で蜂の巣を……つつくの……」


 「え?だって蜂蜜欲しいし……出さないと取れないもん」


 実際ノーダメージだし……いいよね?


 「よくないっ!私毒で死にそうだよ!?」


 「わかったよ……」


 うみ……シズは心でも読めるスキル持ってるのかな?


 じゃあ……昨日作った毒消しをあげよっと。


 「はいっ毒消し」


 「え?……あ、ありがとう」


 渋々毒消しを飲むとあっと言う間に毒が消え、体力も全回復した。


 「…………貰っておいて惡いけどこれほんとに毒消し?」


 「え?うん。《回復の毒消し》ってやつだよ」


 「どこかで売ってたっけ?」


 「ううん、自分で作ったけど?」


 すると信じられないって顔しだした。え?なんで?


 「…………へ?作った?自分で?たった2日で?」


 「そうだけど?」


 もっと変な顔になっていく。こうなったら説明しよう。


 シズの方がこのゲーム知ってそうだし。


           ※


 「…………ほんとおかしいな……β版でも無かったのに」


 「え?そうなの?」


 「うん、でも多分バレなきゃ問題はないと思うし」


 実はシズはβ版のテストプレイヤーだったから、なにか知ってないかなって思ったけどだめだった。


 そんなこんなでゲームを辞める時間になった。


 「今日は楽しかったよサナ」


 「うん。私も楽しかったよ」


 「「また明日」」


 ふたりでそう言い合って別れた。


 ログアウトの時にメンテナンスのお知らせを見て私は明日はログイン出来ないなと思った。

結城 蓮です。

第5話です。

いつも読んでくれてありがとうございます。

3つ目の作品「転生したら「吸収」スキルでした。」の投稿を始めました。よろしくおねがいします。

新規の方々は面白いと思ったらブックマーク登録や評価をよろしくおねがいします。

また次回会いましょう。

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