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Lacerta File2(Doug Parrish による英訳から) 2018年10月日本語訳
前書 2000年5月3日
私は今一度強調しますがこれから述べることは絶対的に本当のことであり作り話ではありません。内容は2000年4月24日に“レケルタ”として知られるレプティリアンとの二回目のインタビューに際しテープレコーダーによって記録された3本のテープに収められています。
レケルタの要望によって、元の31ページの文章は幾つかの質問と回答に限定すべく改定し、短くしました。部分的に短くしたり良くなるように書き換えた質問項目も複数あります。(削除するに際し)伝えたいことや事の重大性が際立つように責任を持って執り行ないはしました。インタビューの中でそうなった部分は、元々触れられていない事柄もありますが、テープ起こし原稿にさほど詳しくは入っていなかった次のようなことを扱っている部分です。まず極めて個人的なこと、見せてくれた超常現象、レプティリアンの社会システム、そして宇宙人の技術と物理学です。
二回目の会合に日にちを開けたのは、1回目のテープ起こしを公開した後に私自身に対する監視があり得ると思われたからです。事実私のアイデンティティーを秘密にしておくためのレケルタからのアドバイスを何もかも実践したにもかかわらず、前回の資料を公開した二日後には通常ありえないいろんな出来事が起こったのです。
インタビューの公開は公的機関か何らかの組織の注意を私に向けさせたと確信しています。私のことを偏執狂だと思わないでください。
この時までの私の考えでは、公権力から尾行されていると思われる人間はペテン師のような輩だと看做していました。しかし今回、1月に起きた諸々の事件以来、私は考えを変え始めました。事件は私の電話機が何時間か止まったことが始まりでした。電話機が復帰した後掛けてみると、ほのかなエコー、スイッチが入り機械が回る音がするのです。
(パソコンのデータが触られた話:略)
(ミニヴァンに尾行された話:略)
こういった出来事をE.F.(レケルタの最初の知人、以後エフとする)に個人的に報告したところ、彼の申し出により我々とレケルタの安全を確かなものにするため、会合の場所と日取りを変更することになったのです。会合は2000年4月27日、人里離れた別の場所で行われました。会合は私が判断できる限り監視されないで済みました。
もう一度言います。これらのこと悉くがつまらないSF映画からの夢物語みたいに、奇妙で偏執っぽい感じがするかも知れませ。しかしながら、混ぜ物なしの真実であることを読者の皆様に繰り返し保証できます。私の言葉を信じようが信じまいが、起きたことであり、これからも起き続けるでしょう。
手遅れになる前に、我々は危険の中にいるのです。
Ole.K.
2000年5月3日
インタビューの要約(短くしたもの)
日付:2000年4月27日
【Ole.K.(インタビュアー)からのコメント:信頼の置ける友達を通して匿名で流布させてもらった一回目のインタビューの要約に対する読者からの様々な質問や意見を評価することから二回目のミーティングは始まった。
読者からの意見などは14ページを超えていたが、狂信的とも思われる過激に宗教的なものからレプティリアン種族とのコンタクトに歓迎的なコメントまであった。「地獄の使い」とか「邪悪な種族」とかのステレオタイプな言葉を含んだコメントもあった。
過激な思想の領域や少しでも間違ったところに踏み込みたくないので余計な記述はしないつもりです。】
《質問》:ここに憎悪に満ちた宗教的なコメントを読んでみて、何を感じますか。貴方がたと我々の種の関係は全否定のような様相ですかね。
《回答》:これによって私がさほど落ち込んでいない事が不思議ではないですか。私はこの手の極端な反応をそのまま予想していました。人類の場合のように、他の種族(特に爬虫類人)に対して拒絶すること、そうさせるための計略が個々人の意識の奥底に深く根付いています。
この古くからの条件付けは、3番目の創造の頃から続きます。生物学的な表現を使えば、まるで遺伝情報のように世代から世代へと伝えられます。暗黒の勢力としての我々の位置付けはもともとエロヒムの意図です。エロヒムは自らを光か何かの勢力として看做したかったようですが、これがまた逆の話です。人類種は日光にすこぶる弱いのですから。私が気分を害しているように振舞うことを予期していたのなら、貴方に少しがっかりしなくては。
こういった隠された意図については貴方がたには全く過失はありません。ただ単に先人が残したことを殆どそのまま受け継いでいるのです。一体どうなっているのかと思うことがあって、個々人がしっかりと自分で判断しようとする傾向が多くの人類に見られないのです。自分で判断することが条件付けを克服する助けになるのにです。
前に言いましたが、この数百年来我々は人類の少し未開な文明と直接コンタクトを取っていました。それらの文明は古い”創造の計略”から自ら脱皮することを成就していました。彼らは緊張することも、憎悪することも、全く拒絶することもなく我々と会うことができました。一方現代人については、個々人の多くが自分で考えるという域に達していません。むしろ逆に自らを計略と宗教に沿わせようとしています。ちなみに宗教自体古い計略の予定表であり、エロヒムの計画の一部です。
そういう背景があるので、こういったコメントを目にしても怒るよりもむしろ可笑しくなるのです。私にとっては、人類が考え方を制限されている事について私の思いを彼らが再確認してくれているわけです。
《質問》:ということで、爬虫類人はかつて決めつけられていたような“邪悪な種族”ではないと。
《回答》:どう答えると思ってるの。人類は今でも、全く不愉快で単純に一般化した図式に沿って判断してる。簡単な評価よ、純粋に邪悪なだけの種族なんてあるわけないでしょ。どんな種族の中にも、地球の種族でも地球外の種族のようなものでも良い人と悪い人がいますよ。あなた方の場合でも当てはまるでしょ。種族として絶対的に悪質なんてことはないです。
この発想は、全くもって根源的なものです。創造主によって人類が予定通りに、期待通りに、記憶にないぐらい昔から信じ続けてきたのです。よく知られた種族のどれも、より高く進化した種族ですら膨大な数の個々人の意識で成り立っています。たとえ意識の連結野があろうとも意識の一定の部分は個人的なものです。こういった自己完結的な精神は、人間の判断基準による善悪どちらの道でも選べるのです。
それは(善悪は)めいめいの視点によります。人類はより高く進化した種族の行いが善か悪かを判定する立ち位置にあるとは限らないのです。なぜなら、人類は低い立ち位置にいて、そこからは判断できないからです。
貴方がたの“善”とか“悪”という言葉は、物事を一般化してしまおうとする良い例です。我々の言語には、社会の標準に比べて個人の振る舞いを表すに際し、細かなニュアンスの違いを持った沢山の抽象的概念があります。
たとえ人類に対して否定的な行動をとる傾向がある地球外の種族であっても、たとえ貴方の種としての視点から見て酷い扱いをするとしても、“種として邪悪”という事にはなりません。
彼らは、独自の理由があってそれをして、自らを邪悪だとは看做していません。連中が置かれている状況と同じ、しかももっと単純でもっと解りやすい状況にあれば、単純な人間だって同じような振る舞いをするでしょう。ある種族が、種としての他の存在に対して取る態度は、その種族固有の思考様式にほとんど左右されます。どの種族も独自の優先順位を設定しています。
“善”とか“悪”に類別しようとすることは、あまりにも初歩的に過ぎます。彼らの中で、人類自身も含めてどんな種族でも生き延びるためなら、あらゆることを正当化するでしょう。たとえ極悪非道な行いでもです。この観点から私の種族も例外とはしません。何故なら過去には、私としてはよろしいと思えない出来事が起きているからです。これについても細かく触れたくはありませんが、人類の時間でこの2百年間起きていません。
とにかくはっきり分かって欲しいのは、絶対的に善なる種族はありえないし、絶対的に悪なる種族もありえない、どんな種族でも個々人で構成されているからです。
《質問》:読者からの手紙に多く寄せられる質問があります。前回貴方が触れていた“進んだ物理学”についてもう少し先に進んでもらえないかと。多くの人々が、貴方の言葉の意味が解らないと言うわけです。例えばUFOsについても、どう機能しているのか、どのように飛んでいるのか、どのように操作しているのか。
《回答》:そのことを私が人々に説明すべきなの。とても簡単なことではないです。少し考える時間を下さい。高等な自然科学の基本公理を貴方に解りやすくする為に、私はいつも簡単な単語を使わなければなりません。
やってみましょう。貴方は基本的な事実について明確に理解しなくてはいけないことがあります。まず最初に物質界についての着想を完全に切り替える必要があります。どんな存在も多層で構成されているからです。解り易く言えば、存在は物としての現れ方と同時に、広がりを持った存在野(場空間)から成り立っているからです。
【訳者注:英訳を担ったDoug Parrishは Feldraum を sphere of influence と訳しました。私は和訳に際し“存在野”という言葉をあてはめました。FeldはFieldでありraumはroomに相当しますので、直訳すれば“場空間”ともなります。】
ある物理状態にあっては、固体のように純粋に物体として成り立ち、他方もっと複雑な条件下では、物質の存在野としてのみで成り立っています。物質界についての貴方の発想は単純に物体としての現れに基づいています。
物体の現れ方は更に3つの基本状態(容態)に分けられます。4つ目でとても重要な状態もあります。貴方は説明を希望したのですからひたすら注意して聞いて下さい。存在野(場空間)との境界領域の一つ、すなわちプラズマ状態です。
人類にとっては、物質の制御下での容態変換すなわち振動数の上昇についての公理、それから物質が混在したこの4番目の状態が安定して存在することがほとんど知られていません。知られていてもとても初歩的レベルです。
(余談になりますが、物質には大まかに5つの状態があります。しかし、プラズマ以降の状態の話は更に掛け離れていますし貴方を混乱に導くだけでしょう。確かに、基本公理を理解するためには必要ないです。それは貴方がたが、超常現象として位置づけるような別の現象と関連しています。)
話を大切な所に戻しましょう、今はプラズマの話。プラズマという言葉で「高温のガス」を表しているわけではありません。それは人間がいつものように単純化した概念で捉えようとしているだけで、むしろ物質がより高次に混在した状態を意味します。物資のプラズマ状態とは、物体としての存在様式と存在野との間に位置付けられる特別な状態です。物質が圧縮又は強く押し付けられさえすれば、体積を完全に喪失し、いろんな形のエネルギーが純粋に上昇します。
【圧縮又は強く押し付けられ についての英訳者注:No explanation was given for the use of the word "pushed, shoved" as used in this context. Your guess is as good mine,】
物質のこの4番目の状態は、例えば反重力を作り出すことに使い得るある物理状態のためにとても大切なことです。(反重力という言葉はとても奇妙な人間の言葉で、必ずしも正しい表現ではないですが理解の助けになるでしょう。)
大切なことですが、本当の物理学の世界では双極性の力などは存在せず、ただ種々のレベルの、単一で、大きい、統合された力の観察者依存性な現れがあるのです。反重力すなわち重力特性を他のレベルに置き換えることによって、例えば固体の物体を浮遊させることも起こせるのです。この方法はUFOsの推進力の手段としてだけでなく、(個人的にも)我々や宇宙人たちの一部によって使われています。
人類は軍の秘密のプロジェクトによって、極めて初歩的段階にありますが同様な原理に向かって進んでいます。しかし、どちらにしても、この技術は盗んだものであるため(更に途中から異星人によって意図的に間違った内容で引き渡された技術であるため)人類は正しい物理的な理解を欠いており、結果として人類のUFOsは不安定さと放射線被曝の問題に難儀せざるをえないのです。
私の得た情報によると、強烈な放射線被曝と場の乱れによって人類は極めて多くの死者を出しています。このことは先ほどの善悪についての質問からみて、職務上の場合での例にもなっていると思いませんか。
人類は未知の力を軽視しそのために同じ人類である従事者を死なせています。彼らの死の意味、より大きな目的のため、すなわち人類技術の進歩のため、しかし技術はまたしても戦争の目的のためです。言い換えればネガティブな目的遂行のためです。
ここで理解への助けになることを貴方がたに提供できます。ごく少数の人類しか知らないトップシークレットなるエイリアンプロジェクトに関する知識です。以下のことです、元素の番号が大きくなるほど条件を整えることが簡単になるということです。これも部分的に正しいだけですが。
もし人類がこういった力をやり過ごすことができないなら、関わらないほうが賢明です。
しかし人類は大昔からずっと愚かで、理解すらできていない力を弄ぼうとしてきました。
何故未だに変わらないのでしょう。
銅核融合の件を覚えていますか。放射場を導入し的確な角度に揺さぶることによって、銅は他の元素と融合します。(物としての現れでは融合です、場空間(存在野)の場としては互いに重層します。そして、本来の力がこの過程で顕在化され、準双極性を帯びます。)
次いで起こること、物体としての場は不安定になり(物体として)役に立たなくなります。結果として場全体の観測像はより高次なプラズマのような状態になります。言葉は正確ではないのですが、場の力(力の場?)の反対側の極に一気に移動することが同時に観測され、重力特性が変化したのとほとんど変わらないように見えます。
この移動が準双極力の斥力を溢れ出させ、力の場の内部にもはや留まらず、一部は力の場の外に向かって作用します。結果は階層をまたいで現れる力の場で、それ自体の特性もあり技術的な限界もあって調節することがとても難しいのです。
それは多様に有用性を引き出します。例えば重量のある飛行物体を浮遊させたり操縦したり。(これは僅かな拡大応用でしかありませんが)一連の一時的に起こることを操作して電磁放射の支配下でカモフラージュ効果に役立たせたり、いろいろです。
貴方は量子トンネル効果についてご存知ですか。
幾つかの場、そのうちの一つを使って、その周波数が十分に高く、場の広がりからの距離が十分であれば、純粋な物質の振幅を整合させることすら実現できます。私が人間の言葉であなたに説明してきたこと全ては、残念ながらきわめて初歩的なことであると打ち明けなければなりません。話したことはとても奇妙に思え、きっと納得できないに違いありませんが、この簡単な説明でも貴方が理解するための助けになるでしょう。
もう一度説明しましょうか、必要ないですね。
《質問》:超常的な力についての科学的な裏付けはありますか。例えばあなたが持っている念力についてとか。
《回答》:あります。それを説明する為には存在野などの物質の(物理的)実体についての知識を持っている必要があります。
説明してみましょうか・・・少し待ってください・・・目に見えているものが宇宙の真実の姿だという幻想から離れなければならない事になりますよ。目に見えているものも一面の真実ですが。自分で想像してみてください、ここにある物全て、あなたも、テーブルも、この鉛筆、この装置、この紙、本当は存在していなくて場の振動とエネルギーの集約の結果でしかないのだと。
目に見える全ての物は、どの生き物も、この宇宙のどの星や惑星も、main field に位置付けられた存在野の中に「情報とエネルギーの同値性」(information-energy equivalent)を持っています。(main field)は(物質の)総レベル(the general level)です。
さて、レベルは一つだけあるのではなく幾つもあります。前回(のインタビューで)、レベル変換ができる高度に進化した種族について触れました。(レベル変換は単なるバブル変換とはある意味全く違います。なぜならバブル(複数形)は全レベル、各レベルの一部だからです。)
理解しましたか。
あなた方が次元と呼んでいるものは、単一のバブルの一部です。バブル(複数形)すなわちUniversal foamはレベル(単数形)の一部です。レベル(複数形)は存在野に重層しています。存在野は単一の物理サイズの容量内で機能しますが、元来終わりがありません。存在野はおびただしい数の情報とエネルギーの重層と総レベルによって成り立っています。存在野の中には空っぽのレベルというものはありません。全レベルは同じものですがエネルギーの状態によって区別されます。 あなたを混乱させているみたいですね。
この説明を止めるべきでしょうね。
《質問》:止めずに、どうぞ続けて下さい。超常的な力がどうやって現れるのか。
《回答》:そうね、では少し単純化して説明してみましょう。始めます、必ずしも正確ではなくなるけれど単純化して。こちら側の手に触れることができる物体というものは、それぞれ特徴のあるいくつもの“層”(layer)を含んだ“場”としての存在野の中に映し込まれています。
これらの“層”には情報が含まれています、例えば単純に物質の構造や波動の情報、さらに物の成り立ち過程に由来する情報もあります。貴方は人間が持っている“形成場”(具象、morphogenetic field)の考え方(概念、concept)をご存知ですか。
今のような説明で“層”の持つ一面を解説することができます。さらにもう一つ中間的な“層”があります。人間の考え方には馴染まないので、残念ながらそれについて、人類には該当する概念がありません。この“層”は貴方方が超常現象とか“パラノーマル”と呼んでいることに殆ど関わっていますので“パラレイヤー”と呼ぶことにしましょう。人類の初歩的科学の範囲外にあります。
このパラレイヤーは、場空間(存在野)の一つの場の中で物体の層と形成場の層(複数形)の間にあります。パラレイヤーは両方の層と強固に繋がっているに違いありません。例えば貴方の肉体は存在野の中の場に写し込まれています。どういう意味かと謂えば、確かに血、肉、骨として分子や原子の形でも存在しているけれども、それだけではないという事です。存在とは常に二重性なのです。
この場の中には、貴方の体の単に物体としての情報やその振動数(波動?)の情報を含んでいる層もありますし、貴方の精神、意識、人間の宗教的な視点で云う所の魂についての情報を含んでいる層もあります。(貴方の)気付きとか意識というものは単なるエネルギーの配列(matrix)であって、存在野の中の貴方の場のなかで異なった複数の層に分散されています。それ以上でもなければそれ以下でもありません。
純粋な気付きというものは、こちら物体の側にも存在しているに違いありません。ただしプラズマ以降の容態で(5番目の容態です)。
必要な物理の知識と十分な技術があれば、意識・気付き、すなわち魂はそれ以外の場から分離されることができます。分離されているにも関わらず、魂は暫くの間自己完結的に存在し続けることができます。この現象には、奇妙にもオカルト的な名前が付いています。“soul robbing”(魂抜き)です。
ここでは兎に角、魔法とか黒魔術ではなく科学についてお話しましょう。
[Ole.K.によるコメント:“soul robbing”については、レプタリアン種族に関係したとある過激な宗教に基づいたコメントがなされていました。]
(我々よりも)もっとパワフルな精神の力を持っている種族は彼らの意識の場から直接パラレイヤーに影響を及ぼすことができます。ところでこのレイヤー(層)は個々人に限局されておらず、共通の情報層(general information layer)の一部です。共通の情報層は、この総レベルに存在する全ての動的静的物、全ての意識と繋がっています。ありきたりな表現ですが共同体的な精神と呼んでもいいでしょう。
余談ですが、こういった能力を引き起こす生物学的要因は脳下垂体の中に物として存在します。下垂体は存在野(場空間)への能動的制御をなす波動を作り出すとき、常に関与しています。人間ですら基本的にはそれができたに違いありません、しかし人類はそういったことが完全にブロックされています。
既に説明しているように、パラレイヤーは物体との関係と同じように心との間でも相互に作用しあいます。例えば、もし私がこの鉛筆を動かすためにもう一度念力を使おうと決めたとします。大雑把な説明ですが、そうしたら私は心の中で、私の意識が伸びだし強まって(ポストプラズマの状態ですが物体側でのこと)鉛筆に届くようにイメージするのです。そうすると存在野の中では、この鉛筆の物体としての層(レイヤー)に作用するようにとのコマンドが意識の層からパラレイヤーに対して同時に自動的に作られるのです。
パラレイヤーは体の範囲に限局されていませんから鉛筆が離れたところに転がっていても問題にもなりません。私は物体としての体を動かすことすらなく確実に鉛筆に作用します。
その鉛筆にしますよ。相互作用によって鉛筆の物質場が先ほど説明した方法で変わってゆき、動くところまで、ほらね。
[Ole K によるコメント:先ほど来話の対象になっていた鉛筆が急にその瞬間、高さ20㎝程空中に飛び上がりテーブルの表に落ちたことを見届けました。その音はテープレコーダーではっきり聞けます。見える限りでは誰も問題の鉛筆に触れていませんでした。]
《質問》:素晴らしい。その方法でどんな種類の超常現象を起こせるのですか。
《回答》:全ての種類です。貴方方が超常現象と呼んでいる事どれでも。既に言っているように、この特別な層(レイヤー、layer)は存在野(場空間)の中では形成場(具象場)と物体の場の間に位置していて、とりわけ両サイドと相互作用します。分っておいて欲しいのは、パラレイヤーは物体とも作用しあうけれども、心すなわち精神状態とも作用しあうということです。それによって、私たちは念力とかテレパシーと呼ばれている事をどれでも成し遂げることができるのです。
他者の意識と“共溶”する方法は、単に物体への作用の仕方とは違っています。なぜなら異なる意識の場は、異なる波動で機能しているからです。
送り手の意識も、受け手の意識も、最初に自らの心を他者の心に正確に適合させなければなりません。どんな接触でもそれが可能となる前に必要です。ほとんどの種族は侵入者からの接触を遮断する機能も持っています。しかし人類は持っていません。超能力が強い種族ほど、容易に適合させ接触できると言えます。
我々自身の能力はさほど強力に発達していませんので、とりわけ異星人の心に影響を及ぼして、我々の擬態を使おうとする場合、あらかじめ訓練しておく必要があります。他方人類の心の場合は埋め込まれているon/offスイッチのお陰で擬態は至極簡単です。
こうした能力には一部先天的に持っているものもあります。例えば我々の種族の母と子供は、妊娠中の母の胎内で卵の殻に入っている時期も一部含めて、命の初めの数カ月のうちに的確に(波動を)適合させテレパシーで意思の疎通を行います。人類の簡単な構造にも拘らず、人類にコンタクトするためには、一定の時間をかけて練習する必要があります。
なので“覚醒の時”に達する前の我々の種の大人たちには、例えば地表に出ることが禁じられています。(肉体的に十分な強さを持っていてもその他いろんな事が禁じられています。)能力が完全に発達していない段階で人間に見つかることの危険は深刻なものがあります。
ところで、(他種族との間で)起きうることに対して力量を上げるべく、多くの秘密の教えもありはします。私はというと実際のところほとんど正確なところを知りません。宇宙人の意識が干渉してきている時には、必ず異星人の側から口火を切るというお決まりの段取りがあります。第一に、前提条件として宇宙人の波動が感じ取れていなければなりませんが、どういう訳か脳によって自動的に行われます。(波動とは)言い換えれば場の波動、別の言い方をすれば物質が存在するこの一般空間での準電気的な脳波です。
これは特別難しいことではありません。次に当事者は心の中でポストプラズマ操作によって他者の意識を探ります。存在野も反応し接続が成り立ちます。そこで当事者は発信者からの情報を読むことができ、受信者の然るべき位置に必要な情報を記録できます。
前回お会いした時、こういった干渉に対抗して人類が身を守る見込みについてお尋ねになりました。私は、目を覚ましている事と気持ちを集中させておく事で辛うじて対抗できるチャンスがあると伝えました。そういう心の状態では波動は急速に変化し、アクセスする事が難しくなり、はっきり言えば苦痛として跳ね返ってきます。目を瞑っていると場は平坦になり、宇宙人からの心へのアクセスは無制限に瞬時に可能となってしまいます。
より発達した種族である場合で云えば、対抗するチャンスはまずありません。貴方が波動を変えるよりも速く適合させることができるからです。
前回、貴方に対して試してみる事もできたのですが、貴方は混乱して怖がっていましたから、私達は説明だけに留めていました。こう説明しても貴方にはたぶん秘儀的なものかオカルト的、場合によっては手品のように思えるのでしょうね。人間は背景にある原因について基本的な知見を欠いているのですから無理からぬことです
。全ての超常現象には純粋に自然科学的な裏付けがあります。超自然的な力という事では全くないのです。
私達は成長過程でこの手の事を知識として得ます。こういう力を人がどう役立てるか、何に由来するのかを知ります。私達は理論と実際を熟知していますが、貴方方はそうではありません。それ故に貴方方は自分の世界で何が起こっているのか実際のところを解らないのです。貴方は存在の一面のみ見て、他方を見ていない。(両方とも物理的という意味です。)
超常的な事はどれも二重性があって、存在野で起きていると同じように物体がある空間でも起きているのです。説明してきたように‥‥存在野を納得できる事によって説明が意味あることになります。存在野が基本だからです。自然科学の質問は止めにして頂けるとありがたいです。貴方はちっとも解っていないですものね。
これによって私たちは貴重な時間を多かれ少なかれ無駄にしていますよね。
《質問》:もう一つだけお願いします。12月の一回目の会合の時、貴方は、自然科学と超常現象に関する事は詳しくは話さないと明確にされていました。今回の開示は何故ですか。
《回答》:前回はそういった類の説明で貴方に重荷を負わせる必要はないと看做していました。(今回、貴方にとって明らかに重荷だったでしょ。)そういう理由で話は概略に触れるのみにするつもりだったのです。今日のやり取りで、まあ表向きには貴方が世界を見る目が変わるきっかけになります。全く無駄という事はないでしょう。
ところで、人類の科学者は私のコメントをイカサマだと看做す傾向があります。ですからこの情報が広く拡散してもさほど危険だとは思いません。だれもさほどの注意を払わないでしょう。さらに、私の事を“邪悪な存在”として特徴づける人々の反応は、超常現象や魔術はどちらもありえないのだという思い込みに基づいています。
魔術ではありません、ただ高度に発展した自然科学なのです。魔術としてレッテルを貼られている事はどれも自然科学の一部なのです。もし人類がそのことを完全に理解するならば、人類は進歩の歩みを踏み出すことになるでしょう。私からの開示はここでおしまいです。
他の質問はどうぞ止めにしてください。
《質問》:いいでしょう。UFOsについてお話しましょう。我々人類の複数の政府がUFOとかを所有するに至った経過について、自ら計画を開始できたきっかけを説明できますか。ロズウェル事件と何か関係があったのでしょうか。
《回答》:そうです、でもその事件は初めての事ではありませんでした。私は歴史が専門ではありません、私は現代の人類の行動様式を研究するのが専門です。ですから人類の歴史の中でそういった出来事についての私の知識は卓越したものではありません。当時起こったことについて私が知っている事を説明してみましょう。
考えをまとめる時間をください。人類の時間軸で1946年から1953年の間に地球外の飛行船が地表に衝突する事件が5件発生しています。貴方方がロズウェル事件と呼んでいる衝突では、巻き込まれた異星人の飛行船は1機だけではなく2機でした。合衆国と呼んでいる土地のもっと西の違う土地で起きた衝突の後でのことです。
(知っておいて欲しいのは、この特定の種族の飛行船はたとえダメージを受けたとしても暫くは空中に浮いているということです。原因は衝突した場所、地域性に原因があったのです。)
間違いなく初めてのクラッシュではなく、この2番目と3番目までに別の飛行船が1946年に衝突しています。しかし、利用されないように破壊されました。説明の前にひとつ、こんなにも進歩した異星人の船が比較的短期間に単純に衝突する、しかも比較的たくさんの数が事故を起こすなんて奇妙に思えるでしょ。理由の説明ももっと奇妙でしょうが、本当の事です。原因は飛行船の駆動装置そのものには無く、貴方の惑星の(磁)場の方向にこそあったのです。
私達が話題にしているこの種族は、この時期円盤型の乗り物を使うのが常でしたが通常の核融合の原理によって作動する推進システムを使っていました。確かそうです。しかし、この時には磁場調整のために通常ではない方法を採用していたのです。この方法には幾つかの有利な点もあったのですが不利な点もあったのです。
反発力を生む磁場は地表に対して極めて正確な角度で位置しているはずです。
この種族は、地球の磁場の全ての地点に対して行動範囲を決定できると思われたテクノロジーを持っており、彼らの船の方向をそれによって調整していました。その時その種族は地球に到着したばかりでした。元々この技術はより安定した磁場をもつどこかの惑星で生まれ、駆動装置はその惑星用に開発調整されていました。地球の磁場は全く安定とは程遠いものです。周期的な変化による問題、好ましくない条件下ではそれが磁場の渦巻きを形成します。
この種類の駆動装置を持った船は、一たび磁気の乱れや強すぎる磁気の渦巻きに突入すると、短時間ですが正確な操船ができなくなり制御不能のまま予定航路を進んでしまいます。駆動装置は正しく機能していたのでしょう、たぶん、しかし磁場の方がいろんな方向に乱れたことを原因として船が衝突したに違いありません。
貴方が指摘した1947年のケースでは、私が知っているのは船のうちの一隻が磁場の乱れに捕まったのです。磁場が艦隊のリーダーの船に不意に絡みつきもう一隻の船に衝突し、それによって二隻とも大破しました。
この時の磁場の乱れの原因は、気象現象によってもたらされた電気的な障害だったと思われます。二隻とも結果として墜落しましたが、一隻は衝突現場の近くに、もう一方は貴方方の距離表現で100㎞かそこら離れた所に墜落しました。全搭乗者は衝撃によって死んでしまいました。
この種類の円盤型飛行船の薄い外殻構造は、それ自体とても安定的とはいえません。衝撃に耐えるようにはもちろん、外力がかかる空間での飛行にも対応してデザインされていません。ところで人類の軍は初めに破片を拾い集め搭乗員の死体と船全体が揃う所まで続けました。軍は即座に全てを“Top Secret”に指定し、飛行原理を解析するために回収物を軍の施設に搬入しました。秘密の努力がこのエイリアン技術に対して注がれることになりました。その偉大な国に対する将来の邪悪な敵に対抗する有用な作業としてでした。その努力もお笑いになるくらい初歩的です。
貴方方の日付で正確に確定したくもないのですが、あれは確か1949年から1952年の間でした。残骸の一つに対しての調査中に極めて深刻な不測の出来事がありました。
その政府のメンバーから我々爬虫類人のメンバーに伝えられた事を私が聞いたことによります。駆動装置の一つが遮蔽されていない状態で予期せず起動してしまったのです。結果として、短い時間でしたが、どういう言葉で説明しましょうか、周囲の状況が抑制の効かないプラズマのような状態に変容したのです。これはとても不運な出来事でしたが、本来のエネルギー場を露出させ膨大な力を持った磁気パルスを解き放ったのです。
磁気プラズマの衝撃が生体に作用した時の影響がどんなものか想像がつきますか。分りようが無い、ですよね。
空間の構造の乱れ、そして生体への電気的な影響。できるなら想像してみて下さい、三日も四日も眩しい炎に飲み込まれた人間の体。その炎は消える気配もなく人体を一かけらも残さず焼き尽くしました。どうでしょう、起きた事のおおよそが掴めましたか。その研究所で人類の20~30人の科学者が死亡しました。アメリカ大陸ではさらに2件の墜落事件が1950年と1953年に水源地帯で起きています。こちらの飛行船は比較的無傷に復元できました。
(私の覚えでは、1953年の飛行船は機能する駆動装置すら持っていました。人類が初めて目にするその装置によって、人類は全体の構想を全く不正確に理解しました。そして全く不正確に復元したのです。今日に至るまで人類は正しくは手に入れていないのです。)
最初の場所での飛行船を建造した種族のことです。ちなみに私は人類に友好的でない種族たちの一つと看做していますが、彼らは人類が彼ら独自のテクノロジーを調査することに懸念をいだいていました。当然のことです。ただ当初は人類と直接的な武力衝突を始めることを望んでいなかったため外交的な方策を選びました。それで貴方方の暦で1960年代にその政府とコンタクトを取るに至ったのです。
もちろん、彼らが地球に来ている本当の目的(銅、水素、空気)を漏らす訳がありません。むしろ奇妙な調査員であるように振舞い、船の動作原理を教える事を提案し、見返りに“贈り物”を要求したのでしょう。人類は単純ですから、当然同意し、そして裏切られたのです。
人類は彼らに天然資源を与え、彼らの基地として安全な場所を提供し、最も秘匿すべき防衛データの利用権を与え、人類のDNAの利用権を与え、沢山のものを与えました。軍事力や諜報への欲求を癒やすだけ、の為にです。そのエイリアン種族はすぐに気付いた事でしょう、単純な動物と取引している事を。彼らは彼らのテクノロジーについては、低級でなおかつ不正確な情報を人類に与えました。この共同事業からは人類が受け取ったより遥かに多くの物を彼らは受け取ったのです。
例えば、(UFOの)駆動装置の構築については、元素番号の高い不安定な物質によってのみ実現が可能だという情報を彼らは人類に与えました。実際には周期律表で比較的軽い安定した元素材料を使用して十分に役に立つ駆動装置を工夫でき、それが実際に行われている方法です。しかし、そのことは秘密にしました。
こうした一面の真理を使って、人類が高位元素の合成に依存せざるを得ないようにし、彼らの手口によって(契約は)白紙に戻されました。彼らによる人類用の“UFOs”建造は、このように計画されていましたので、一つの課題の解決が自動的に次の課題を生起させるのです。
彼らは人類に対してありのままの真実は話しませんでした。いつも賢いウソで人間を囲い込み、技術的な問題に誘導し、彼らに依存させました。貴方方の1970年代の終わり頃から1980年代の初めにかけて、問題の種族と人類のその政府との間でいろんな出来事がついに起きてしまいました。私では定かでない多くの事もありますので、ここでは深入りはしたくないです。おおよその事は、技術的なトラブル絡みの次の話で理解の助けになるでしょう。技術的な良く言えば新たな問題、実は元からあった問題によって、人類が自ら建造した飛行船が屋外でのテスト飛行中にカモフラージュと駆動の機能が部分的に働かなかった話です。
これが原因となり秘匿性は危機に陥りました。人類の軍と政府は、遅まきながら、遅過ぎましたが、今日に至る20年余りの後、例の種族によって騙され続けていたという結論に至ったのです。
多くの矛盾を抱えていた事、両者による条約への逸脱行為、やがて人類とその異星人達との間で激論となり(貴方方が何と云うのでしょう)電磁パルス兵器によるエイリアンの3つの飛翔物体を発射する時に最高潮を迎え、とうとう地下の軍事施設のうちの一か所で軍事的小競り合いとなりました。
この攻撃の結果、そのエイリアン種族は人類との全ての接触を完全に絶ち、当然のことながら人類に対して“怒りどころか”の状態です。それ故に、私はこの異星人達を人類に対して敵対的な三つのグループの一つとして看做しているのです。ところであとの二つのグループは彼ら本来のビジネスにより専念しています。連中との間で地球の支配権を巡っての冷戦にしのぎを削っています。人類の元“お友達”、共同事業者は、天然資源と人類のDNAに対する独占的で絶対的な支配権を得るべく準備中です。
現時点での彼らの力量への評価は、直ちに目的を達成させるほどの技術的能力も大規模な軍事力にも欠けている、というのが正解でしょう。
いっぽう我々(爬虫類人)は、人類に対してこれからの数年ないし十年程度、できれば今までよりもっと巧妙な方法で対抗処置を期待しています。
《質問》:他の異星人は、こうした戦争のような行動に対して何も手を打たないのでしょうか。より高度に進歩した種族なりに、地球に対してなすべき事とか。
《回答》:貴方は勘違いしています。より高度に進歩した種族なりのありようは、人類の存亡にはほとんど関心が無いということです。彼らにとっては人類は動物なのです。巨大な研究施設の中の動物なのです。当然のこととして異星人が地球に関与する事は、彼ら本来のプロジェクトを妨げることになります。そのために他の種族と対峙することを受け入れるとは思えません。
彼らの多くは独力で探求すべき次の惑星を探し出す事が出来ますし、さらに遥か彼方からでも人類の意識と知見を研究できるのです。危機的状況は、彼らの研究にとって呼び物にはなるでしょう。
貴方か誰かがアリ塚を目にしたとします、そこに他の誰かがやって来てそのアリ塚を踏んでしまいます。貴方はどうしますか。そのまま立ち去るか、次のアリ塚を探すか、危機に陥ったアリを観察するかです。アリ塚を最初の場所で踏んでしまった人よりも屈強な人だとしても、意味のないアリを庇いだてするでしょうか。答えは、NOです。貴方は高等に進化した人々の視点を想像してみればいいのです。
人類がアリ(に相当するの)ですよ。彼らからの助けを期待してはいけません。もちろん、人類の元“お友達”が一斉に人類を襲っている事が明らかになったら、我々も助けを求めはするでしょう。先ほどの人類の政府の中には、我々の存在に完全に気付いている人もいます。もちろん一部古い宗教的な影響も受けているでしょう。例えば首都には巨大な半地下施設があって、それは我々地底人専用です。そこにはエレベーターシャフトへの専用路があり地下システムへと続きます。
この建物で片務的な会合が持たれています。我々と人類の間での会合ですよ。私が知っている限りでもこの数年人類に情報を渡し続けています。我々はできるかぎり争い事から離れていようとしています。人類は自らの問題を自分で解決する事を覚えるべきです。もしくはこの手の状況を決して作り出さないように賢明になるべきです。
何が起きようとしているのか、誰が味方になってくれるのか、時間のみが教えてくれるでしょう。
この点に関しては、どんなヒントも出したくありません。
《質問》:ここに5種類のUFOs写真があります。UFOsだと主張しているものです。この写真に目を通してこれらの中に実際の地球外の飛行船があるのか教えてもらえますか。
《回答》:見てみましょう。貴方は今日沢山の質問を提示しましたね、私では厳密には答えられないような。私の知識を過大評価しないでください。私は異星人のテクノロジーや飛行船の構造の専門家ではないのです。
確かに、自然現象や人為的創作とは簡単に区別できる技術的細目や特徴が見られる物もあります。物体を絶対的な確かさを持って見極める事はそう簡単なことではないですから、人類は本物の飛行船の型を偽造することが時々あります。
やってみましょう。
写真を見せて。
[Ole Kのコメント:彼女はそれぞれの写真を僅か2,3秒吟味し、1,3,5番目の写真を取り出した。]
この三枚は明らかに偽造品ないし勘違いです。一つは、実際に存在しているある異星人の船をここでは小型に改変したものと思われます。
技術的そして科学的側面から切り離す事の出来ない特徴が欠けています。概して言えば、作り物そのもので、輪郭も色彩もはっきりし過ぎています。飛行中の船は一般的にずれた空間の中に隠されています。その空間の状態が色や形をむしろゆがめるものです。
奇妙に思えるかもしれませんが、ぼやけていて奇怪に歪んでいる写真が、本物である可能性を示していると解釈される事もあります。
違う話ですが、この物体は水面の上方に浮いていますよね。もし本物の飛行船だったらどんな場合でも水面は膨らんでいるか凹んでいるかに見えるはずです。水面は平坦ですから本物の飛行船ではありません。私の意見では、この3枚の写真のどれも本物の飛行中の物体、すなわちUFOsではありません。
こちらの写真では、ほら、飛んでいる人工物があるなんて思えません。人間が持つ単純な光学カメラの内部で光が反射して映像化したに違いありません。こんな物を混入させないように貴方には博識であって欲しいものです。
人類の一般大衆は長い間つまらない偽物を追及している間に、自分達の周りで、そして目の前で何が進行しているのか気付くのが手遅れになるのでしょうね。
写真2:1974年、フランス、アルビオスにて撮影
この写真は本物みたいですね、少なくとも必要な特徴は現れています。私は一目見てここ35年かそこら地球を訪れている異星人だと判断しました。
物は金属製で円盤型、空間効果によって形も色も歪んでいます。船自体の底から出ている四つの白くてとても長い突起は、ある種の準重力的な操作光を示しています。すなわち、力の統一場が作り出された重力の方向にずれているのです。
実際、“光”ではなく、特別に強くチャージされたform fieldです。form fieldはそれによって物体が光に準じる物として振舞うことが明らかになるものです。光り輝く“UFOs”を見た場合、ほとんどの場合本物の“光”ではありません。
この特別で強力なエネルギーシステムが、なぜ大気を活性化するのか、私には正確には解りません。周辺へのある種の影響でしょう。どちらにしても、人間にこの技術を写真に撮られることを許してしまった事は、この種族にとって恐ろしく不注意な事です。
でも思うに、人類のほとんど、そう普通の人には解らないのでしょうね。そして公の場所ではこんな事を何も話題にしようとはしない。
写真4:1990年、ベルギー、プティ ルシャンにて撮影
これも実際に空中にある物体です。ただし地球外ではありません。
三角形の飛行物体は、異星人によっては、まず使われる事はありません。少なくともこんな形はしていません。空気抵抗を考慮した形は人類の発想です。これは人類自身の軍による秘密プロジェクトによって作られた物です。1960年代から1970年代にかけて例の異星人から不完全な形で手渡された技術の助けによって人類が建造した物です。
一般的に本物の地球外の船の形は流線型ではありません、なぜなら“場”それ自体の内側ではそこに影響するいかなる外力も存在しないからです。通常、船は円盤や円柱のように角のない完全に丸い形をしています。それによって“場”はより容易に流れることができるからです。
人類のプロジェクトでは、異星人の駆動場と同時に在来のジェットエンジンシステムも併存させることに決定しました。それ故に、いつも三角形だったり、原始的な反動の原理で飛べるように流線型だったりしています。ここでの例では、本物の駆動場のみによって上昇します。回転中の円柱の中に光に準じる物や歪みに気が付きますか。それが、写真の正当性を示す間違えようのない特徴なのです。でもなぜ、円柱が4つあるのでしょう、貴方が気づいてもよかったのですが。
これは普通ではありません、時間的に離れてはいますがそれでも変です。色もとても暗いし、内側の光のゆがみも目立ち過ぎです。
たぶん人類の科学者がオリジナルのシステムを作り直したのでしょう。例のエイリアンは仲たがい以降さらなる情報は少しも提供していません。ここにおいて、どういった危険な事をしているのか、実は理解することすらできないまま作り直しているのでしょう。
この作りは改良になっていません、より不安定にしているだけです。前方にある二つのシリンダー相互の距離が近過ぎます。二つが絶対に相互に干渉しあってしまいます。
色からは強力で余分な放射線が溢れているのが解ります。空間をシフトするため、それまでのようにたぶん重元素を使っているのでしょう。どちらにしてもこの空間の近くで遮蔽しないままで居る事はとても危険です。
この写真を撮った人は、火傷か何らかの放射線障害を示しましたか。
《質問》:知りません。これらの軍事用の“UFOs”はどこから来るのでしょう。合衆国からですか。
《回答》:そうです。普通に考えてその通りだと思います。大陸の西寄りからでしょう。
《質問》:ではなぜヨーロッパの人口の多い地域に飛来したのでしょう。この写真はベルギーからです。ベルギーに何の意味もないような。説明できますか。
《回答》:人類の奇妙な行動を説明できるのがどうして私なの。
長距離飛行のテストも考えられるし、電磁的カモフラージュのテストかもしれない。アメリカのかつての敵国がこの地域にあったけれど、それがこの地域でテストする理由かしら。彼らは本拠地で動作テストをする十分な時間があったはず。
もしかしたら、ここで大勢の人に目撃させようとしたかもしれない。写真からわかる事だけれど不安定な空間構造か何かで、ひょっとしたらこの船は、海を越えて長い距離を巡航する能力が無いのかもしれない。ここヨーロッパ大陸にもテスト基地があるのかもしれない。
残念だけど、それについては何も知りません。
《質問》:1回目の発表を読んだ読者の多くが、エフ君との最初の出会いがどのような事だったのか疑問を呈しています。私自身は既に貴方から聞き知っていますが、この2回目の新たな発表のためにもう一度繰り返していただけますか。
《回答》:いいですよ。さて、話は貴方方の時間で2年前に、ここスウェーデンで始まりました。私は若いころから貴方方と貴方方の行動様式にとても興味がありました。私は当時既に人類の文学を勉強していました。できる範囲の事ですけどね。
(一般的には、私達のホームランドに居て人類の書籍を手に入れるなんて事は、たやすいことではありません。しかし私が属しているグループファミリーは高い序列にランクしていましたので、私は資料を取り寄せ集める事が出来、時には人類とコンタクトを持った事がある者達と話をする事が出来ました。)
私はとにかく人類に興味があって、地表に出る事が許可されるとすぐにさらなる情報を集めようと企てました。当時の私の地位では、人類と直接コンタクトを取る事は明確に禁止されていました。そんな事をする必要性は全くないという事です。人類の暦で1998年の事でした。私は、私達の世界の入口の近く、ここから遥かに北にある人里離れた森の中に居ました。そこで私は、人類によって引き起こされる環境汚染や植物相、動物相の破壊を統計的に観察するための生物標本を探していました。
例の入口への帰り道での事でした。ちなみに、私達は地磁気に対する感覚を通して方向を見失う事はありません、しかも既に大きな湖の近くでした。その時です、驚いたことに森の中でキャビンに出くわしたのです。そのキャビンの中に人間の意識を感じ取りました。それがエフでした。
本当は、私は他の種族と接触する許可を持っていませんでした。しかし、(一人ではなかったけれど)その時に先立って人類の大きなグループを相手にしてさえ擬態がきちんと首尾よくできるようになっていたものですから。
根っからの好奇心とでも言いましょうか、そのキャビンの中の人と話したくなったのです。ドアをノックしました。エフがドアを開け、私達はおもしろい会話を始めました。彼の言葉はその時の私にとっては全く馴染みが無いものでした。しかし、私達は面と向かっている個人の意識を読む事が出来ますので、新しい言葉を覚える事はそんなに難しい事ではありません。彼には、私が東にある外国の出身だと言っておきました。
勿論その時、彼は私が何者なのか気付いていません。単なる擬態のイメージに過ぎないにも拘らず、彼と同じ種類の動物と話しているのだと完全に思い込んでいました。この地域を調査するという私の仕事を終えるのに数日かかる予定でした。その間に人間として3回彼を訪問しました。はじめは、たわいない事ばかり話していましたが、後には私達は宗教的な話題や物理の話題に入りました。彼は私の知識に感銘を受けたようです。私もまた、人間にしては聡明な彼の考えや、好感のもてる彼の個性や主張に感銘を受けました。
人間っていともたやすく習俗的意見や刷り込みに迎合してしまうでしょ。具体的には「爬虫類人は邪悪だ」とか、そういった陳腐な事ですけど。私は、会話の内容をそちらの方向に誘導しました。するとエフは、宇宙人は信じているし、必ずしも邪悪とは限らない、人類のありようと違っているだけだろう、という趣旨の事を言いました。
私は嬉しくなりました。当たり前ですが、この時点まで私の知識を現実の事としては彼に話せていませんでした。私の事を信じていないだろうし、人間によくいるおどけものだと看做していたかもしれないからです。私の本当の姿を彼に見せようという我々としては普通ならあり得ないアイデアが徐々に芽生えてきました。キャビンでの4回目の会合の時、話を続けている最中にそのアイデアを実行しました。
実際問題、彼はコンタクトする運命だったのです。彼は心が広いし、正直だし、博学で、刷り込みや宗教に凝り固まっていない。そのうえ孤立した場所での一人暮らし、話を公にしようとしても誰も彼を信じそうにない。私は敢えて一線を越えてみたものの自分の行動の正当性については深刻な不安がありました。特に彼が、とても激しく豹変した時には。彼はやがて平静を取り戻しました。それ以降は、明確な事柄については現実の事として話ができるようになりました。もはや彼には私を信じる他ないのです。
これが当初森の中のキャビンで執り行われた一連の会合の始まりです。でも後には遠方にある彼の邸宅でも執り行われました。
ついに貴方を私に引き合わせるに至り、おかげで今私達は今一度会い、ここから外の人間社会ではおそらく信じてもらえないであろう事柄について話しているのです。
《質問》:貴方は確か、当時は人類とコンタクトを取る許可を得ていなかった、とおっしゃいましたよね。今はどうなのですか、エフや私と諸々の事を話したり、科学的な事を公開する許可はあるのですか。
《回答》:あります。貴方に解るように説明するのは難しいですが、言ってみれば、どんな結果になるかの評価を受けることなくこの手の許可を手配できる地位に就いたのです。この地位に就いて、私はある程度の制約に対しては免除者なのです。
御覧の通りです。答えはイエスです。
《質問》:もし他の人たちが、地底人とコンタクトを取りたいとなった場合、実現するチャンスはありますか。
《回答》:まず無いでしょう。私達は人類とのコンタクトを避けています。地表で行動するのは辺鄙な地域に限られ、人間と出会った場合には擬態のテクニックを使います。
私が今貴方と話をしているからといって他の者が私のまねができるわけではありません。言うまでもなく人類は、我々の世界への入口を見つけようとし内部へと押し入ろうとするに違いありません。しかしながら、侵入者にとって早晩よろしくない結末となります。人類が地表で我々を見つけるチャンスはまずないでしょう。貴方のほうから我々に連絡を取ることすらできません。我々が連絡を取らなければなりません、ちょうど私がエフにしたように。
こういったコンタクトは規則ではないのですが、めったにないことです。
《質問》:貴方方地底人の本拠地のありかを、言葉で表現することはできますか。
《回答》:してみましょう。でも、その場所が何処にあるかは、決して教えませんよ。
私の本拠地は、ある比較的小さい地下居留地群の中にあります。ここから東ですが、貴方が想像力を発揮できるように数字めいたことも教えましょう。人類の距離単位に換算しないといけない、少し待ってね。それは地表からおよそ4300mの深さにあるドーム型の地下空間です。
その地下空間はおよそ3000年前にコロニーとして整備されました。天井の構造物は人為的に岩に融合させてありますが、形は上品に均整のとれたものに改変してとても滑らかで惰円形の地面を覆っています。ドームの直径は人類の距離で約2.5km。高さは最も高い所で約220mです。
どのコロニーでも、その最も高い所の下には円柱形で薄い灰色の特別な建物が立っています。ドームのハニカム構造を支える一種の支柱です。
その建物は、ドーム中で一番背が高く、最も大きく、最も古いのです。というのも天井の安全の確保と共に最初の構造物として設置されるからです。もちろん仕上げとか修復は再々あります。
その建物には、そう、宗教的に重要なとても特別な名前が付いています。私のいるコロニーにはそういった支柱が一つだけあります。大きなコロニーになるほど、天井の建設のために多くの支柱があります。例えば、主要なコロニーの一つであるアジアの内陸にあるものには、この種の支柱が9つあります。ただこのコロニーの大きさも人類の距離で25km以上あります。この“中央ビル”はたいてい、信仰のセンターでもあり、気象制御のセンターでもあり、照明システムのコントロールセンターでもあります。
私のいるコロニーには、大きな人工の光源が全部で合わせて5つあり、重力を資源として貴方方が紫外線と呼ぶ物や温かさを作り出しています。地表からのエアーシャフトと照明のシステムも又この支柱の中を通っています。当然の事ですが、厳密に制御されています。ところでエアーシャフトは3つ、エレベーターシステムは2つあり、約500km南東にある隣の主要なコロニーへのトンネルまであります。エレベーターシャフトの1つは地表近くの洞窟につながっていて、もう1つは船の格納庫の1つにつながっています。覚えていますか円柱形の船ですよ。船は岩ばった山の表面のすぐ近くに自然な形で隠されています。
通常そこには僅か3機の船があります。小さな格納庫ですからね。コロニーの他の建物は、ほとんどの地域で惰円形ですが主柱の周りを同心円状に配置されています。建物は例外なく低層で、高さは僅か3mから20mです。その形は丸くドーム型です。
彩色は主柱からの距離により輪状に識別されてもいます。主柱の北側に限っては、とても大きいけれども低くて丸い建物が付加されています。(そのために)直径約250mにわたってコロニーの同心円状の街並みを遮っています。これが人工的な日光浴場です。内部は特別に照明された回廊と客室です。ここで強力なUVライトが優勢にしてあり、私達の血を温めるために使います。
そこには診療所や集会所まで設置されています。コロニーの外側の同心円の向こうには、動物が飼われている地帯があります。知っていますよね、私達は栄養源として肉を摂らなければなりません。それから食べるための植物やキノコが栽培されています。地底由来の水路や温川もあります。
パワーステーションはコロニーの縁に配置されています。核融合を基盤としてステーションは運転され、コロニーと“地底の太陽”にエネルギーを供給しています。ところで私自身の例の“家族”は主柱から4番目のリングにある建物に住んでいます。
日暮れて道遠しだわ。貴方に全ての建物とその役割を説明するとしたら大変なことになります。そんなことを説明するのは無理ですよね、貴方が地表で慣れ親しんでいるのとは環境と文化がまるっきり違うのですから。
見なければ確信が持てないでしょうね。
《質問》:いつか見る事が出来ますか。
《回答》:可能性は誰にも分らない。時が状況を変えるでしょう。
《質問》:そのコロニーの人口は。
《回答》:およそ900です。
《質問》:これでインタビューの終わりにします。読者への最後のメッセージはありますか。
《回答》:あります。私の言葉に対してのコメントの予期していなかった多さには驚きました。もちろん、心の奥深くに埋め込まれそして語られてきた「敵である」という宗教的な爬虫類人への思い描きにはがっかりですが。
人類は古い条件付けから自分を切り離すことができるように、そして5000年前にいなくなった誰かの中途半端なコントロール下に居続けないで済むようになるべきです。
お忘れかもしれませんが、貴方は自由な魂なのです。
(You are, after all, free spirits.)
最後の言葉にします。
(訳者/Kohsoh)