はじめて法律を学ぶ方や、久々に法律を学ぶ方にとって、独学での司法書士試験挑戦は戸惑いの連続かもしれません。
特に、質・量ともにヘビーな試験に対応するために、どんな過去問・問題集を選んだら良いのか、悩む方も多いでしょう。
この記事では司法書士試験の独学におすすめの過去問・問題集を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
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目次
司法書士試験の過去問・問題集とは?
どんな資格試験でもインプット(知識の吸収)とアウトプット(演習)を交互に繰り返す必要があります。
これは独学の方でも、講座利用者でも変わりません。
早い段階で過去問・問題集を活用し、本試験問題の傾向をつかむことが、早期の合格への鍵となります。
では、司法書士試験学習では、どのような問題集や過去問集をそろえれば良いでしょうか。
やはり最優先でそろえたいのは過去問題集です。
司法書士試験では、どんな分野が多く問われ、どのような形で知識を試されるのかを知るためには、過去問の攻略が必須です。
以下で、おすすめの過去問・問題集を紹介します。
独学におすすめの過去問・問題集
合格ゾーン 択一式 過去問題集(科目別)
LEC東京リーガルマインドが出版する過去問題集です。
本書の特徴は何と言っても、司法書士試験の科目ごとに1冊となっていることです。
加えて、LECの「合格ゾーン」シリーズは分野別に編集されているので、「民法総則」のテキスト学習が終ったら「民法総則の過去問を解く」という効率的な学習に適しています。
また、本書は39年分の過去問を紹介していることも特徴です。
司法書士 パーフェクト過去問題集 (1) 択一式 (司法書士スタンダードシステム)シリーズ
Wセミナー司法書士講座が出版する過去問題集です。
Wセミナーは資格試験の予備校TACの中の司法書士講座に特化したチームとして知られています。
本書の特徴は、Wセミナーが構築したノウハウにより、独自の視点で過去問題集を編集していることでしょう。
本書も科目別、分野別に編集されている点は、LECの「合格ゾーン」シリーズと変わりませんが、次の特徴があります。
・問題と解説を表裏一体にしてあること
・解説はできるかぎり1頁に収めていること
・解説は理由づけに重点が置かれていること
問題が左ページで解説が右ページだと、解答を手や紙で隠さなければなりませんが、その手間がかからないように配慮されています。
また、効率的に時間を使いたい独学者にとっては、解説が簡潔なのも嬉しい工夫です。
そして何と言っても、理由づけに重点が置かれています。
どんな過去問題集の解説も同様ではありますが、本書は冒頭で明確にこの姿勢を出しています。
司法書士試験は「暗記すれば受かる」という考えでは太刀打ちできないことを、Wセミナーが良く研究しているということでしょう。
司法書士試験 書式ベーシック(初学者記述式問題集)
LEC東京リーガルマインドの書式問題集を2冊紹介します。
まず、初学の方におすすめなのがこの1冊。
本試験の記述式問題は、登記申請書の書式(ひな形)だけでなく、書式に隠された実体的権利変動の問題点を記述しなければなりません。
しかし、いきなりそれは難しく、記述式の過去問を見ても「歯がたたない」となってしまいます。
書式は、司法書士業務にとっては命のようなものです。
敬遠せず学習したてのころから得意になるためには、こういった問題集を使うと良いでしょう。
雛形コレクション300【不動産登記法】【商業登記法】
少し学習が進んだ方や、学習時間を多めにとれる方におすすめの1冊です。
基本的知識として司法書士試験受験者が頭に叩き込まなければならない雛形だけでなく、事例問題も収録されています。
毎日1つ雛形を覚えれば、司法書士試験で問われそうな雛形を1年で無理なくマスターできるでしょう。
「書式は怖くない」「記述式問題も得意」と言えるように頑張ってください。
無敵の司法書士 2021年 本試験予想問題集
早稲田経営出版編集部の本試験予想問題集で、午前の部と午後の部に分かれた問題編成となっています。
独学の方はなかなか模擬試験受験の機会を取れないかもしれません。
しかし、本試験と同様の時間を割き、本試験レベルの膨大な問題と格闘しておかないと、どうなるでしょうか。
いくら1問1問を解く知識があっても、本番ではケアレスミスをしてしまったり、時間配分を間違えたり、予期せぬことがたくさん起きます。
「初めて見る」問題に緊張して実力を発揮できないこともあるでしょう。
司法書士本番に向けて、本試験予想問題を解くなど、準備を怠らないようにしてください。
まとめ
司法書士試験の独学におすすめの問題集や過去問を紹介しました。
問題集の選び方を間違えると、学習スケジュールの設定にも響きます。
ただ、自分で問題集を選んだり学習スケジュールを組んだりするのは大変です。
講座を利用すれば効率的な学習スケジュールを組むことができます。
テキストや問題集の使い方もアドバイスしてもらえる講座の利用も、検討することをおすすめします。