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スシロー〝ナメナメ少年〟協力者も書類送検か「撮影、動画アップした人物も罪になりうる」

東スポWEB / 2023年2月13日 6時34分

感謝の10%オフセールを行うスシロー

大手回転ずしチェーン「スシロー」が13日からセールを開催する。迷惑行為の被害に遭った件で、支援が集まっていたことに対する感謝の気持ちだという。迷惑行為で被った損害をカバーするため攻勢に出ているスシローに対して、ナメナメ少年は書類送検の見込み。親の責任を問うネットの声もあるが、どうなるのか。

1月下旬に若い男性客がスシロー店内でしょうゆボトルの口をなめたり、レーンを流れるすしにつばをつけたりする迷惑動画が拡散。ネットを中心に炎上し、迷惑行為をしたナメナメ少年に批判が集中した。

それほど迷惑行為の影響は大きかった。一時的ではあるが、スシローの運営会社「FOOD&LIFE COMPANIES」の株価が時価総額にして約170億円も下がった。さらに、ネットでは「スシローもう行きたくないな」と客足への影響をうかがわせるコメントも多くなり「回転ずしという業態ダメかもね」と、回転ずし文化の存続すら危ぶまれることになったのだ。

そんな中、ツイッターでは「#スシローを救いたい」と支援の輪が広がり、手越祐也など著名人がスシローに訪問してすしを食べたと報告して盛り上げた。それらの支援を受けて、スシローは「心の底から感謝申し上げます」と、13日から17日まで10%オフセールを行うことにしたのだ。

同時に迷惑行為をした人物への「直接的な危害となるような言動」をやめてほしいと声明も出した。それでも、ナメナメ少年らへの批判は止まらない。

未成年であることからネットでは「親ともども責任取らなダメ」「責任は親が取るべきだよ」と親の責任を問う声もある。「デイリー新潮」は12日に配信した記事で少年の母親を直撃。「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話しているという。

スシローはナメナメ少年に対して、刑事と民事で対応する方針を表明。地元警察は偽計業務妨害の疑いで、少年ら関係者を書類送検する見込みだという。法曹関係者は「迷惑行為を撮影した人物も手伝ったと見なされうる。また、動画をネット上にアップした人物も罪になりうる」と刑事面について解説。親はその場にいないので関係がない。

一方、民事はどうか。前出の法曹関係者は「民事において未成年が12歳から13歳以下の場合、責任能力がないとして、保護者が賠償責任を負うことなります。一方で未成年本人に責任能力があると判断された場合に損害賠償を親に請求できるかどうかですが、親は関係ないということで厳しいかもしれません」と指摘した。

ナメナメ少年は高校生だったことから、責任能力は認められる可能性が高い。自分でしたことの責任は自分で取るしかなさそうだ。

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