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1カ月半に渡り 自転車に乗ったままコンビニ乱入・暴言の壮絶“嫌がらせ” 元歌舞伎町卐会幹部逮捕 発端は“ラーメン”温め拒否

FNNプライムオンライン / 2023年2月12日 18時10分

およそ1カ月半以上に渡って、コンビニエンスストアに、自転車に乗ったまま乱入するなど、嫌がらせを続けていたとされる36歳の男が逮捕された。他店で買った”ラーメンスープ”の温めを拒否されたことに腹を立てた犯行だったという。

「おい、カス」コンビニに自転車で乱入

警視庁新宿署によると、住居不定・無職の日系ブラジル人・ハセベ・フェルナンデス・マルコス容疑者(36)は、今年1月3日午前1時半過ぎ、仲間の男女3人を引き連れ、3回に渡って、東京・新宿区歌舞伎町のコンビニに、自転車に乗ったまま乱入したという。

そして、店員らに向かって、「おいカス、ここにいる奴は全員仲間だぞ」などと脅迫まがいの文言を発した上で、その様子を、仲間に撮影させるなどして、店の営業を妨害した疑いがもたれている。逮捕容疑は、建造物侵入と威力業務妨害。

ハセベ容疑者は、父親がブラジル人、母親が日本人で、4歳の時に日本に移住した永住者。歌舞伎町に集まる少年少女、いわゆる”トー横キッズ”を支援するボランティア団体「歌舞伎町卍会」の副総長だった。卍会は、去年、総長が逮捕されたことを受けて、すでに解散している。

他店の”ラーメン”温め拒否に逆ギレ

ビジネスホテルやインターネットカフェを転々とする生活を送っていたハセベ容疑者だが、トー横キッズの支援は続けていたようだ。去年10月17日、現場のコンビニで購入したおにぎりと、他店で買ったラーメンを、少年少女たちに食べさせようと思いついたという。

そこで、ハセベ容疑者は、他店でテークアウトしたラーメンのンスープを温めるよう要求したそうだ。当然、店側は、それを拒否した。すると、ハセベ容疑者は、突然、逆ギレ。「食べるのは俺らだからいいだろう」「殺すぞ、お前を辞めさせる」などと言って暴れたという。

この1件で、ハセベ容疑者は、現場のコンビニから「出入り禁止」となった。しかし、この日から、店に対する”嫌がらせ”が始まることになる。10月17日~1月5日にかけて、ほぼ毎日のように、自転車に乗ったまま、店内に乱入し、暴言を吐くなどの迷惑行為を続けたという。

「店員の態度が気に入らなかった」

これまでに、店側からの「出入り禁止の客が来ている」などの110番通報は、合わせて29件にのぼった。最寄りの歌舞伎町交番に相談も寄せられていたという。ハセベ容疑者らは、これらの迷惑行為を撮影し、SNSで公開していたとされる。常軌を逸した嫌がらせの数々だ。

最終的に、コンビニの店長が被害届を提出。新宿署が事件化に動き、今月8日、ハセベ容疑者を通常逮捕した。調べに対してハセベ容疑者は、「業務を妨害するため、出入り禁止だったコンビニに自転車に侵入し、店員に対し、大声で暴言を吐きました」と容疑を認めている。

また動機については、「店員の態度が気に入らなかった」と供述しているという。新宿署は、逮捕容疑となった1月3日以外の迷惑行為についても、立件する方針だ。

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