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【体温を0.5℃上げる食品ランキング】専門家が選んだ1位は「しょうが」、2位「にんにく」

NEWSポストセブン / 2023年2月13日 16時15分

 専門家たちから圧倒的な支持を得て首位に君臨した「しょうが」は、その血行促進効果に注目が集まった。

「しょうがの辛み成分には血流をアップさせ、冷えた体を温める働きがある。特に胃腸の冷えには高い効果を発揮します。加えて薬膳の世界では消化不良や食欲不振にも効果があるとされており、寒さでエネルギーが奪われた冬の日に食べるにはもってこいの最強食品です」(管理栄養士の清水加奈子さん)

 ただし、温熱効果を最大限に実感するためには、ひと工夫が必要だ。

「辛み成分は『ジンゲロール』と呼ばれ、そのものにも血行促進作用がありますが、熱を加えたり乾燥させたりすると、さらに温め効果が高く、保温効果も長く続く『ショウガオール』に変化します。つまりしょうがは、温かい料理や飲み物に入れたり、乾燥させた粉末を使う方が体温を上げやすい」(石原さん)

 フードコンサルタントの小倉朋子さんは、しょうがの持つバラエティーの豊富さに一票を投じた。

「炒め物の具材として使ったり、スープやカレーなどの煮込み料理に加えるのはもちろん、スライスして乾燥させて砂糖をまぶせば、体を温める干し菓子になります」

 管理栄養士で温活料理研究家の渡辺愛理さんのイチオシメニューはしょうが鍋だ。

「熱を加えたしょうがをスープと一緒に食べることで、体の芯からぽかぽか温まります。具材に温熱効果のある野菜を一緒に入れれば、栄養バランスもばっちりです」

 具材の野菜は、ランキングから最適なものを選ぼう。上位にランクインしている「かぼちゃ」「長ねぎ」「玉ねぎ」はどれもしょうがと相性がいい。管理栄養士の堀知佐子さんが解説する。

「かぼちゃに含まれる『ビタミンE』には血行を促進して体を温める効果が期待できます。その含有量はほかの野菜と比較してもダントツで、3.7倍だといわれている。長ねぎが含む辛み成分の『アリシン』や、白い部分に多い『ネギオール』にも、血行を促進して体を温め、発汗を促す効果があります」

 石原さんは玉ねぎの血流改善効果に注目する。

「血管拡張効果の高い『アリシン』と血液サラサラ作用のある『ケルセチン』の相乗効果で血行がよくなります。ケルセチンには免疫力を上げ、老化を防ぐ抗酸化作用もあり、積極的に摂りたい野菜の1つです」(石原さん)

こしょうひと振りで体温が上がる

 しょうがと同様、2位の「にんにく」も「加熱」が効果を高めるためのキーワード。管理栄養士の磯村優貴恵さんが解説する。

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