文在寅大統領が国民の力党のオ・セフン候補とバルン政党のユ・スンミン候補との競争の末、51%の支持率で当選したという内容だった。

 数秒間で記事を書くことができても、このように誤報記事を書くことになる危険性があるのだ。

 1月27日には、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領も「チャットGPT」について言及した。

「知人を通じて2023年度の大統領の新年の辞をチャットGPTに書いてもらった結果、よくできている」

「数か所直せば、そのまま大統領の新年の辞として使ってもいいくらいだ」

 このように韓国でもホットな話題になっているAIチャットボットを巡っては、米国でマイクロソフトとグーグルが激しい開発競争を行っている。

 いまのところはマイクロソフトが圧勝のようだ。

 1月23日、米マイクロソフトはAIを使用したチャットGPTを開発したオープンAIとの提携関係を延長し、数年にわたり数十億ドル規模の新規投資を行うと発表した。

 また、クラウドサービスである「アジュールオープンAIサービス」を発表し、オープンAIサービスを提供するという。

 今後、チャットGPTを同社の検索ポータル「Bing」とオフィス製品群にも導入するという(現在プレビュー版で使用可能)。

 これに負けじと2月7日には、グーグルが対話型の人工知能サービス「Bard(バード)」を発表した。