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 熊本市消防局は10日、北消防署の大村真広消防士(24)が無免許で20回救急車を運転し、市民11人を搬送していたと明らかにした。無免許で自宅前の市道を走行したとして、9日に道交法違反容疑で熊本県警に現行犯逮捕され発覚した。今後調査し、処分する方針。

 市消防局によると、大村消防士は災害対応を担う警防課に所属。新型コロナウイルス禍などで救急車の運転手が不足したため、臨時で運転していた。昨年12月、酒気帯び運転容疑で摘発され、今年1月12日に免許を取り消されたが、上司に報告していなかったという。

 北消防署の奥村和文署長は「信頼を失う結果になり申し訳ない」と陳謝した。

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