今回は、謎のブレンデッドスコッチウイスキー、ロード・キングスレイを飲んでみます。

情報がほとんどない謎の3年ウイスキー

_DSC6865_01正直なところ、ネットで検索してもまともな情報が出てきませんでした。
日本の輸入元のサイトでも検索できないほどです。

一応わかるのは、3年熟成だということが正面のラベルに書いてあるだけ。
また、ネットで検索した上では、海外でも売られているということだけ。








とりあえずは飲んでみます。

テイスティング

グラスからの香り、液色

グラスからはリンゴとブドウの香りが半々に感じ取れます。
液色は中庸は琥珀色です。

ストレート

レーズン、リンゴ、カカオの香りが広がり、奥からバニラの香りも若干やってきます。

味わいは、アルコールからの辛みは比較的少なめで、甘さが続き、酸味もほんのり感じられます。

ロック

スモーキーな香りの後を、レーズンとリンゴの香りが追いかけてきます。バニラ、カカオの香りが奥から現れます。

味わいは、スパイシーさが前にあり、そこから軽い苦みの後に酸味が続きます。

ハイボール

リンゴの香りの奥に人工甘味料のような違和感のある香りが出てきます。レーズンやバニラなどの香りが吹っ飛んでいる感じです。

味わいは、苦みが前にあり、後から軽く酸味がするほどです。

まずくはないのだが...

全体的にみれば、メジャーな1000円スコッチには負けるものの、国産の同価格帯のウイスキーよりは香り、味わいは上、というレベルでした。

ただ、常飲に耐えられるものとはいえず、特にハイボール主体で飲む人だと厳しいでしょう。
レモン果汁を加えるか、コーラやジンジャーエールで割る方がいいように思えます。

正体不明のボトルですが、掘り出し物ではないことは確かです。

700mL、アルコール度数40度、価格は1000円ほど

<個人的評価>

  • 香り C: レーズン、リンゴが主体。ロックでスモーキーさが出る。
  • 味わい D: アルコールの辛み、刺激が残る。加水では苦みが目立つ。
  • 総評 D: 特にうまいとも思えず、スコッチウイスキーとしては良くはない。