大雪 長野県内まとめ(10日午後11時半現在)国道19号、20号の通行止め解除【県内縦断動画あり】

10日の松本駅前=松本市

 低気圧が発達しながら本州の南岸を通過した影響で長野県内は10日、広い範囲で大雪となった。中南信地方で降雪が多くなっており、同地方の国道や高速道路などで通行止めが相次いでいる。長野地方気象台は大北地域の一部と中部、南部全域に大雪警報を出し、路面の凍結などによる交通障害に注意を呼びかけている。

◇◇◇

〈交通情報〉

【道路】

▽国道20号の通行止めは解除された。

▽国道19号の通行止めは解除された。

▽新和田トンネルを含む国道142号(岡谷市―長和町)の通行止めは解除された。

▽三才山トンネルを含む松本市―上田市間は通行止め。

▽高速道路 中央道上りは長野県全区間を含む八王子―中津川間で通行止め。中央道下りは八王子―飯田間で通行止め。

▽高速道路 長野道は安曇野IC―岡谷JCT間の上下線が通行止め。

▽諏訪市と辰野町を結ぶ有賀峠は通行止め。

【ライブカメラで国道18、19、20号と中部横断道の様子が確認できます】

https://www.shinmai.co.jp/safety/livecamera/

【鉄道】

▽JR中央西線は中津川―塩尻間が終日運転見合わせ。特急しなのも終日運休。

▽JR飯田線は辰野―飯田間が終日運休。飯田―中部天竜間は最終列車を繰り上げた。

【松本空港】

▽欠航が相次いだ。

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〈長野県内の主な地点の積雪〉(10日午後9時現在)

松本 28センチ

飯田 15センチ

諏訪 16センチ

長野 2センチ

大町 19センチ

軽井沢 18センチ

〈気象情報〉     

 長野地方気象台は10日午後4時4分、大雪に関する気象情報を発表した。長野県内は大北地域の平地、中部と南部の全域で10日夜遅くにかけて、大雪や路面の凍結による交通障害に警戒するよう求めている。北部の山沿いと長野地域の平地でも注意が必要という。北部と中部の積雪の多い傾斜地では11日にかけて雪崩にも注意を呼びかけている。

 予想より気温が低くなった場合や、降水量が多くなった場合には、大雪警報の範囲を拡大する可能性がある。また、湿った重い雪による、農業施設の損壊の他、電線や架線、樹木などへの着雪にも注意を呼びかけている。

<雪の予想>

11日午後6時までに予想される24時間降雪量(いずれも多い所)

 長野地域山沿い          20センチ

 長野地域平地           15センチ

 中野飯山地域           20センチ

 大北地域山沿い          20センチ

 大北地域平地           15センチ

 上田地域の菅平周辺        10センチ  

 上田地域の菅平周辺を除く地域   10センチ

 佐久地域             15センチ

 松本地域の聖高原周辺       10センチ

 松本地域の聖高原周辺を除く地域  10センチ

 乗鞍上高地地域          10センチ

 諏訪地域             15センチ

 上伊那地域            10センチ

 木曽地域             10センチ

 下伊那地域            10センチ

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