【速報】長野市長、存廃を再検討へ 公園廃止問題 「廃止か存続かを含めて判断していきたい」(11日)

遊園地の存続を願って住民の子どもが書いた手紙。説明会で読み上げた後で市長に渡した=11日、長野市青木島町

■「しちょうさんへ あのこうえんで あそばせてください」と子どもが手紙

 長野市の荻原健司市長は11日、廃止方針を示していた青木島町大塚の青木島遊園地について、「廃止か存続かを含めて判断していきたい」と述べ、存廃を再検討する考えを明らかにした。この日開いた地元説明会後の取材に答えた。

 青木島遊園地を巡っては、一部の近隣住民から「子どもの声がうるさい」といった苦情が寄せられたことをきっかけに、市が昨年2月に廃止を決定。今年3月末で廃止する方針を示していたが、地元住民有志が存続を求める署名活動をするなど市の対応に異論も出ていた。

 説明会では、遊園地の存続を願って住民の子どもが書いた手紙を読み上げ、市長に渡した。手紙には「しちょうさんへ わたしわ あのこうえんであそんでないので あそばせてください」と書かれていた。