福井県警は、9日、10代の女性に性的暴行を加えようとしたとして、県内に住む男子中学生4人を、強制性交等未遂の容疑で逮捕したと発表しました。
強制性交等未遂の容疑で逮捕されたのは、県内在住の中学3年生の男子4人で、いずれも15歳です。
県警生活環境課などによりますと、男子中学生4人は、2月上旬、4人のうちのいずれかの自宅で、県内在住の10代の女性に対し、両手をつかんで押さえ付けるなどした上で性的暴行を加えようとした疑いが持たれています。
女性が声を上げるなど抵抗したため未遂に終わり、女性にけがはありませんでした。
事件当日、被害女性と両親の3人で警察署に相談して事件が発覚し、関係者への聞きとりなどの捜査を行い、9日午前、容疑が固まったとして男子中学生4人を逮捕しました。
県警生活環境課は、中学生の逮捕について、「4人の共犯で証拠隠滅の恐れが非常に高く、事件の悪質性も考えて早期の逮捕に踏み切った」と説明しています。
また、中学生4人と被害女性は知り合いだったということですが、関係性や、4人が容疑を認めているかどうかは「捜査中で話せない」としています。
県内で中学生が逮捕されるのは、2019年1月に大麻所持の疑いで当時15歳の男子生徒1人が逮捕されて以来です。