@chablis777
シャブリ

---------------------------------

----M----091--------------------
----a-----------------------------
----i-----------------------
----a------------------------------
----g-a-r-e----------------------
-----------------------------------
---------------------------------------------------------------


(めぐみ)さくらちゃん お代わりはよかと?
(さくら)いえいえいえ…酔っ払って泊まらせてもらった上に朝ごはん 3杯お代わりするとやちょっと…。
フフフフ… よかとよ。
いっぱい食べてくれた方が うれしかよ。でも…。
(舞)いっぱい食べて物産展 頑張ってください!
そう?はい。
まあ 最終日には 一太君の告白っちゅう一大イベントもあるけん体力つけんといかんもんね。
大盛りでよろしく。
ハハハハハハ。ハハハハハハ。
♪~
♪「公園の落ち葉が舞って」
♪「飛び方を教えてくれている」
♪「親切にどうも」
♪「僕もそんなふうに」
♪「軽やかでいられたら」
♪「横切った猫に」
♪「不安を打ち明けながら」
♪「ああ 君に会いたくなる」
♪「どんな言葉が 願いが景色が」
♪「君を笑顔に幸せにするだろう」
♪「地図なんかないけど歩いて探して」
♪「君に渡せたらいい」
♪~
社長 確認お願いします。(めぐみ)あっ はい。 ありがとう。
メール来ました?全然来てへん。
(山田)何のメールですか?
求人サイトにIWAKURAの情報 載せたよってな。
それ見た人から 問い合わせ来えへんかなて 待ってんねんけど…。
そもそも工場で働きたいって人自体が少ないですからね。
私も よういらん心配されますもん。
「何で工場なんかで働いてんの?」とか「仕事きっついし危ないのんとちゃうの」とか。
何か そういうイメージ持たれてますよね。
なんとかせな いつまで たっても人手不足やわ。 はあ…。
あれ もうええよ 帰り。物産展 行っといで。ああ…。
ありがとうございます。フフフ。 紗江ちゃん お疲れさん。
お疲れさまです!(笑い声)
お疲れさま!は~い。お疲れさまです。
ほな 行ってきます。はい 気ぃ付けてな。うん。
(北條の鼻歌)
(北條)なるほど。
(貴司)この300首を本にできたらと思ってます。
う~ん… フフフフ…。
パンチがない。パンチですか?
うん 全体的に淡すぎるんだよ。
もっと濃厚な歌が欲しい。
梅津さんはさ そこらの人とは違う人生を歩んできたわけでしょ?
会社辞めちゃって 放浪してさ。
その時の絶望とか社会への燃えたぎるような怒りとか?そういうのも書いてよ。
燃えたぎるような怒りは… ないです。
あるでしょうよ。
なくても書けばいいんだよ。フィクションで。
芸術ってのは 虚構だから。
社会からドロップアウトした若者の心の叫び!
ね? みんな そういうの読みたいんだよ。
昆布とか葉っぱとか 一旦忘れてさ自分の中の本当の気持ちに向き合ってみてよ。
♪~
(史子)お言葉ですが…。
梅津先生の短歌は淡いところが すばらしいんです。
世の中の醜さに あえて背を向け小さな美しいものに希望を見いだしておられるんです!
誰?
私 梅津先生の一番のファンです。
早速 若い女性ファンがついたか…。
思ったとおりだよ。
よし! じゃあ 明日までに10首送ってくれるかな。
ドロドロしたやつね。明日までですか?うん。
もう時間ないから。 それじゃ。
失礼。
どうも。
(史子)先生 あんな俗物の言うこと聞かないでください。
これまでどおりの歌お詠みになればええんですから。
そうやけど…。
舞ちゃん。
ごめん 物産展。
全然。 短歌 作らなあかんねやろ?
ごめんな 約束してたのに。
お土産買うてくるな。
頑張って。
ほな 失礼します。
(百花)すてきですねぇ… 島を思い出します。
あっ 皆さん。2週間 ありがとうございました。
おかげさまで無事に物産展を終えることができました。
(木戸)百花さんこそ お疲れさん!
お客さん ざぁまに来ちょったね。はい!
(信吾)え~ それでは 大成功ば祝して…乾杯!
(一同)乾杯!
ああ おいしい。
(拍手)ありがとうございました!
(津田)はい お待たせ。 強いわ!
(一太)百花さん。これ ツバキの木ですか?
およ。何か ホッとしますね。
ゆっくり作ってあるけんね。ゆっくり?
こん木や成長が遅くて一年に1ミリしか成長しないんです。
そっぱ使って1本ずつ手作りしたスプーンやけんホッとするとじゃなかですか。
そうかも。
好きです。
俺は ずっと島に住もうっち決めた日から心んどっかで よその人ば好きになっちゃ駄目だって思ってました。
けど 百花さんに出会って百花さんの笑顔ば見る度どんどん好きになって…。
自分の気持ちに正直でいたかっち思ったとです。
じゃけん 百花さん。
俺と つきあってください。
私は…。
一太さんのこと まだよく知りません。
そやから…。
ああ… ごめん。
困らせてごめんなさい。
俺 おっちょこちょいやけんよく先走るとですよ。
あ… 忘れてください。
ホンマに 先走り過ぎです。
話は 最後まで聞いてください。
私 一太さんのこともっと知りたいんです。
そやから…。
ゆっくりでもいいですか?
ツバキの木みたいに気持ちゆっくり育ててってもいいですか?
およ。
ほな よろしくお願いします!よろしくお願いします!
(拍手と歓声)よっしゃ! よし!
やった~!
(拍手と歓声)
一太君 よかったなぁ。
(久留美)ホンマに。ええもん見させてもろた。
ホンマやな。(笑い声)
貴司君も来れたら よかったのになあ。うん。
貴司君が 本出すって聞いた時単純に喜んでしもたけど…はあ… 何や 大変そやわ。そうなん?
ホンマの気持ちに向き合え言われて貴司君 しんどそやった…。
舞もやで。え?
ホンマの気持ちに向き合った方がええ。
貴司君のこと 好きなんやろ?
私な 貴司君とは…友達でおりたいねん。何で?
もし 告白してしもたら…今の関係には 戻られへんやんか。
柏木さんのこと覚えてる?うん。
もし つきあってなかったら柏木さんと 今でも友達やったと思う。
けど つきあって…。
もう二度と 大事な友達には戻られへんようになってしもた。
私な 貴司君にとって何でも話せる幼なじみのままでおりたいねん。
「君が行く 新たな道を 照らすよう千億の星に 頼んでおいた」。


via Twishort Web App

Made by @trknov