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「二世」の世界

 私たち夫婦はごく普通に親族・友人を集めて結婚式を挙げましたが、その後、統一教会の有名な?合同結婚式に参加しました。つまり、離婚という辛い経験をすることなく、幸せな結婚式を2度も経験しています。だから、妻は20代のウェディングドレス姿と30代のそれと、2枚の記念写真を撮っているのです。

 ところで、合同結婚式に参加して神様の祝福を受け、神様の真の愛を中心に真の夫婦になり、真の家庭を築いていこうと決心した夫婦は祝福を受けた一世になるわけです。そして、そのような夫婦から誕生した子どもたちは、祝福の「二世」と呼ばれます。この「二世」たちは一世が祝福を受けたので、人類始祖からすべての人間が持たざるをえなかった原罪を持たない立場にあり、我が子でなくても本当に一人ひとりが神様の子どもとして可愛いのですが、「二世」には「二世」の苦労がたくさんあります。

 そんな「二世」の苦労を、先輩家庭から聞いたりしておりましたが、我が家の「二世」もついにそんな苦労を経験する年頃になりました。

 我が家にも中学2年生と小学5年生の男の子の「二世」がおります。弟君はアレルギー持ちの甘えん坊で、少し心配なところもあるのですが、お兄ちゃんのほうはぜんぜん心配していませんでした。というのもこのお兄ちゃん、勉強こそソコソコですが、とても積極的でフレンドリーな子で、学校では学級委員やら何やらと指導力を発揮してくれているばかりでなく、サッカーでは中学1年からレギュラーで、トレセンにも召集されているというスポーツマンです。さすが神様の祝福を受けた「二世」は、親とは関係なく素敵な神様の子だ!などと無責任なことを考えていました。

 そしたらお兄ちゃん、GW明けに「足が痛いから病院へ行く」とか「気持ちが悪いから休む」とか言い出し、ついには「学校がつまらない」と言うではないですか。ヒョエ~~!登校拒否になりかかってる (´_`。)。慌てて教会の先輩のアドバイスを受け、本人の話をじっくり受け入れて聞いてみました。

 すると、なぜ学校がつまらないかと言うと、教会の「二世」たちに比べて学校の子たちはあまりにいい加減で、無責任だと感じたようです。教会に積極的にかかわっている「二世」たちは、何をするにしても本当に明るく、楽しく、前向きに行動します。しかし学校では何をするにしてもいい加減な子が多いようです。(そう言えば、私たちの世代から、無責任・無関心・無感動で三無主義とか言われました。)本当はこういう子どもたちを学校でも「二世」がリーダーシップを発揮して変えてあげなければならないのですが、まだまだそこまでの指導力は持ち合わせていないようで、むしろ自分が学校に行きたくなくなってしまったようです。確かに、学校には行きたくないといっても、その間も教会には熱心に通っていました。

 そんなことで、親としては少し安心し、お兄ちゃんのほうも気持ちが楽になったのか、週明けからは普通に(というより、朝練習があるので毎日朝7時に)学校に通っております。しかし、学校と教会のギャップなんて、良くも悪くも社会経験をしすぎた私たちに(私だけ?)は考えられないことです。一生懸命に学校生活を送り、教会活動に参加していればスクスク神様の子として成長すると簡単に考えていましたが、そうした中にも、「二世」ならではの苦労があることに、親として気づかされました。

 頑張れ!おにいちゃん。
 頑張れ!二世たち。
 You Can Do It !
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信仰を持っていようがいまいが、どんな信仰を持っていようが、親にとって子どもはかけがえのない宝です。私は統一教会とは違う教会に通っていますが、親として子どもを思う気持ち、お察しします。

立教大学OBですか

教会員で様々な大学のOB会が立ち上げられましたが、立教はどうなんでしょうか?わたしもOBです。
プロフィール

中野天一

Author:中野天一
1960年、宮城県に生まれる。大学1年生の冬に統一教会に入会。信仰の深さはいざ知らず、信仰年数だけは30年になろうとしている。東京の池袋にあるキリスト教系大学の大学院博士課程まで進み、いくつかの大学の教壇に立ち、思想史などの講義を担当したこともあるが、現在は、一小企業の経営者として不況の波、その他諸々と戦う毎日である。

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