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8か月ぶりにヨーガ哲学のオンライン講座に参加してきました
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今回は「マントラヨーガ」について。
マントラ…敬虔な祈り、讃歌、真言、呪文
インド古代のヴェーダの宗教では願い事を叶えるために神々を讃える讃歌や呪文を唱えました。
その言葉の不思議な力によって願い事は叶えられると考えられ、インドにとっては日常生活に密着したものになっています。
マントラヨーガはこのマントラを繰り返し唱えたり、書いたりすることによってある境地に至ることを説くヨーガです。
●ディークシャー・マントラ
グルが直接弟子に与える個人のマントラ。公にすると効力がなくなるとされている。
●ヴェーダ・マントラ
「オーム(om)」「シャーンティ(santhi)」など伝統的なマントラ
ヨガクラスで一般的に唱えられるマントラ
ヨガクラスで一般的に唱えられるマントラ
<唱え方>
●マーナシカ…心の中でつぶやく
●ウパームシュ・・・ささやき声でつぶやく
●ヴァイカリ―・・・声に出して唱える
マントラを唱えるときに生じるバイブレーションが強く、そのバイブレーションとしてのエネルギーが様々な効果をもたらす、と考えられています。
正確な発音をしないと効果が得られないとされますが、唱えるときの心の状態や集中力が重要であり、その心のエネルギーが大きな力を生み出すという説もあります。
正確な発音をしないと効果が得られないとされますが、唱えるときの心の状態や集中力が重要であり、その心のエネルギーが大きな力を生み出すという説もあります。
このマントラに限らず、ヨーガに関する言葉の多くには「サンスクリット語」が使われています。
<方法>
ジャパ・ヨーガ・・・マントラを繰り返し唱える行。マーラーと呼ばれる数珠を使い、マントラを唱えるたびに108個の玉を一つずつ送る
キールタン・・・楽器を使って神やグルの名前を繰り返し歌うもの
リキタ・ジャパ・・・マントラをノートなどに繰り返し書き続ける
スーリヤ・マントラ・・・スーリヤとは「太陽」、太陽礼拝の12のアーサナそれぞれに12の太陽神の名前を心の中で唱える
チャンドラ・マントラ・・・チャンドラとは「月」、月礼拝の16のアーサナそれぞれに16の月の満ち欠けに関してのマントラをこ唱える
ヨーガのクラスの前後によく唱えられるのは
「om」(オーム)
インドでは聖なるものに関することを行うときには欠かせないもの、時に挨拶として、あるいは手紙の最初や最後に、マントラの冒頭や最後に使われます。
「om,santih,santih,santih」(オーム、シャンティ、シャンティ、シャンティヒ)
オーム 安らぎが 平和が 静寂が(おとずれますように)
一つ一つの言葉に神聖な意味がこめられ、その唱える姿勢の大切さ、ヨーガには現代にもよりよく生きるためのヒントがたくさん隠されています。
それを紐解いていくヨーガの学びはこれからも続きます。