挫・人間のツアーが始まり、全9箇所のうち、3箇所の公演が無事終演した。
高松から広島、そして名古屋へと各地でそれはもう必死にライブをした。キラキラと輝く瞳や、なんだこいつらと変質者を見るような黒目、清濁併せ呑んだ会場内の客席のひとりひとりの顔は今でも目を閉じると瞼に焼きついている。
そんな景色に想いを侍らせながら部屋で1人で余ってしまった深夜、1日を終わらせたくなくて、まだ眠りたくなくてYouTubeをダラダラと観ていたら昔の自分と出逢った。
そいつはとても恥ずかしくて、とても痛々しい。お前はお前でいればいいのに何者かになりたそうに必死にもがいている様は目も覆いたくなる。
そんなこちらの気持ちはつゆ知らず、なにか一生懸命叫んだり、暴れたりして、なんとかどうにかなろうとしている。
見るに見かねて反射的にコメント欄を開こうとしたが見るのが怖くて一瞬でYouTubeのアプリを閉じた。
はぁー、そんなこんなでブログのアプリを開いた訳である。
お前本当に恥ずかしいやつだな、未だに2年周期くらいで過去を振り返っては死にたくなる。もう今年で25だぞ、いい加減学べ、と言いたいところだが当の本人はその場その場を必死に生きていることは他の誰よりも自分が一番知っているのだ。
8年前の自分へ、お前は何も間違ってねえよ、今のお前が必死にもがいたおかげで、何者かになろうとしたおかげで、お前はある程度お前になれてるよ。お前を見て喜んでくれてる人もいるよ、そこから先、お前が思ってるよりしんどい毎日が何年も続くけど、なんとかやっていけるからな。
ここまで書いて、下書きに保存して眠ろうと思ったら、やっぱりライブ中の光景が浮き上がってきて、しかもなんとそこにはなんと昔の自分もいた。やっぱりもみくちゃになってぐでんぐでんになっていた。ばーか、おめーはおめーだ、安心しろ。
過去、現在、未来、僕はどの僕も捨てずに手を繋いで一緒に歩いていきたい。
例えそいつらがどんなに醜く情けない姿であろうと。
コメントを書く