ブログではお久しぶりです。ベースのアベです。いまは、もう寝ようかなという所で、部屋の明かりを消して、寝る前にお布団の中でこのブログを書きだしてます。

さて、10/4発売になりました挫・人間の3rdアルバム「もょもと」をただいま再生し、一曲目「ハッピーバースデー」をiPhoneが再生しています。

このアルバムを聴いて欲しい理由はいくつもあります。もちろん、ベースを聴いて欲しい、がんばってみんな作った曲を聴いて欲しい、などなど、当たり前の事を言えばキリが無いんですけど、結局は「何かを証明したい」という気持ちが大きいです。

3rdアルバムって、凄く特別な存在で、自分の好きなアーティストの作品でも3rdはなんか違うんですよ。
ぼくのなかで、3rdといえば、Jamiroquaiでいうと「Travelling without moving」椎名林檎でいうと「加爾基 精液 栗ノ花」Number Girlでいうと「SAPPUKEI」とか。
なんていうか、3枚目までのバンドやアーティストがやってきたこと全部入ってて、なおかつ、脱皮してる。
んでもって「もょもと」も同じく、苺苺苺苺苺〜非現実派宣言までの挫・人間が全部入ってて、しかも脱皮もしてる、と僕は思います。

「何かを得るためには、何かを失わなきゃならない」って、ぼくの大好きな人が前言ってて、それが凄く心に残ってて、時々それについてよく考える時があるんだけど、得たものを経験とするならば、我々が失ったものは「時間の経過」だけだと思う。もちろん、ポジティブな意味でね。だって、今年28歳だよ俺、すごいよね。ハタチで上京して挫・人間入ったんだけだけどね。いやぁ、 それはもうたくさんのものは得ましたよ。

ぼく、ロックって何?とか、ロックンロールって何ですか?とかって、よくミュージシャンに質問するんですよ。だって抽象的でよく話ならない言葉だから。
でもある日、大好きな、あぁ、でも解散しちゃったロック大臣ズのボーカルのたなかさんに「すみません、ロックンロールってなんですか?」って、今思うとゾッとするような質問をした事があって、その時「うーん…なんだろなぁ。でもかっこいいし挫・人間はロックンロールだと思うよ」って言われてとても嬉しかったのを覚えてる。

んでもって「もょもと」は挫・人間で一番ロックなアルバムだと思う。やっぱり、よくわかんないけど、そう思う。というか、ようやくロックで昇華する事に成功した。と、なんだかそう感じます。この感じが、先述した3rdアルバムに全部入ってて、脱皮してる正体かもしれないと思う。

皆様どうか「もょもと」を買って、お家で、学校の帰り道、仕事に行く時、バスの中で電車の中で、たくさん聴いてやって下さい。その姿は僕に見えませんが、僕が同じように大好きなアーティストのアルバムを色んな所で色んな場面で何十周も聴いたように「もょもと」を何十周も聴いて欲しいです。
我々の何年もが詰まった、特別な3枚目。

それが、僕が音楽をし続けてきた事、20代を賭けてやってきた事が正しかった事の証明になると思うから。

「そばにいられればいいのに」が終わりました。おやすみなさい。