山奥の工場の寮について少々
スポンサーリンク
(画像はイメージです。画像はフリー写真素材ぱくたそさんより)
件の退職エントリで話題の某社の工場の、寮の話を少々。
参考:富士通を退職した話
まず話題の山奥の工場というのは、市街地から車で20分ぐらい。路線バスだと35分から40分くらいの位置。
話題の工場との馴れ初めから行きますか。
きっかけは大学院1年目の夏。
手頃なインターンシップを探していて、たまたま某社のノートPCを買ったこともあり、インターンシップのテーマ一覧を見つけたのが発端。
なんかLinux関連のテーマが募集されていて、面白そうだったので参加申し込みをしたらすんなり書類選考と面接をパスして。
なんか面接で「沼津と新横浜どっちがいいか?」みたいなことを聞かれたんですが、沼津がどういう場所か知らずに「沼津」と回答したのが、まあ運の尽きというかなんというか。
まあ大手IT企業の内部実態と、自分がどこまで田舎(失礼)に適応できそうかをテストする、ぐらいのつもりでした。
で、その時人事部様が提示してくださったのが山奥の工場の寮。
実際、件の山奥の工場の寮は山奥と市街地*1の2カ所にあって、ぶちこまれたのが山奥の方。
山奥っても冒頭に書いた通り、ホンモノの山奥ってほどではないです。 だって車で20分ですよ?
自転車で市街地(沼津市)まで往復した先輩がいたとかいないとかってレベル。なので限界集落になるようなところではないです。
車か原付がマストアイテムであるところは否定しませんが。
インターンシップの学生を、山奥の工場から徒歩5分の寮に放り込むあたりがなかなかすごいと思いましたね。 三週間ですからね。
入社後に先輩がその寮について精神と時の部屋とか言ってたのは言い得て妙だと思いましたね*2。マジで時間の経過が緩やかに感じるほど暇でしたから。付近に食事処とか遊ぶところはありませんし。
スマホが普及する前、ガラケーの時代ですらそう思ったんでね。まあ携帯のなかった頃は相当きつい環境だったのでしょう。
某工場で一週間以上の研修受ける羽目にならない限り某社の社員でもまずあの寮は簡単には経験できませんよ。 工場自体は新人研修で日帰り見学ツアーがあったような気がするけど。
高専の寮*3の経験者にしてイーモバイル回線とノートPCを持ち込んだ私はどうってことありませんでしたが。
インターンシップ自体はお客様待遇で、Linuxのカーネルモジュールもどきを作ってプレゼン資料作ったりしておしまい*4。
いろいろ話を聞かせていただいて、IT企業だからと言ってブラックじゃない部署があるということと、沼津市レベルなら十分適応できるという実感を得たのが収穫でした。
この時点では特に就職したいとは思いませんでしたが、リーマンショックで一気に就職事情が厳しくなったので……。
(画像はイメージです。 画像はフリー写真素材ぱくたそさんより)
まあミドルウェア系の部署だけは勘弁という深層意識が悪い方向に作用したのでしょうか。
配属希望は通らず*5、紆余曲折を経て病気で退職。ちなみに配属後の寮は市街地にある方でした。天気がいいと玄関から愛鷹山ごしに富士山の頭の方が見えてなかなか気分が良かったです*6。
まあ生シラスとか桜エビとか魚介類は美味しいやらで悪いとこではないですよ、沼津市。件の企業様はともかくね。
あと干物で有名なだけの事はあって、冬でも洗濯物がよく乾きましたね。
沼津市のスーパーはAOKIがオススメです。なんか不思議な品揃えです。グルメな人には非常にいいと思います。たまに深海魚(?)らしき魚とかね。
田舎にしては珍しく、営業時間が長いんで助かりましたね。結構閉店間際に買い物してました。
週末は自転車で千本浜の防波堤沿いを爆走したり、東京レッツゴーしたりとか。沼津市自体に娯楽はないです。そういえば配属されてすぐ本屋が潰れたりとかしてましたね。
隣の三島の鰻もいいですよ。あとは日本名水百選、柿田川。マイナスイオンで癒されます。いやマジで。
千本浜の海上花火とか、三島のホタルの放流(?)とかね。
難点はゴミの分別が厳しいとか、転職活動しづらいとか、新しいことをやろうとしても選択肢がないとか。あとは東京電力の管内だったりとか。
写真データを吹っ飛ばしたのはまずかったなあ。
まあ二度と寄り付く機会はないでしょう。山奥の工場も、あの寮も、沼津市も。
深海魚水族館、行っとけばよかったかな。
……こんなとこですかね。ではでは。
- 出版社/メーカー: セレクトフード
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: セレクトフード
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る