塗装業者に落ち度がある場合は、基本的にやり直してもらうことができるでしょう。多くの塗装業者が無償でやり直してくれるはずです。
【実際にあったやり直し理由】
塗り残しがある…
塗装にムラがある…
要望していた色と違う…
塗装がすぐに剥げてしまった…
塗装後すぐに塗膜が膨れている…
コーキングに隙間がある…
2-1 塗り残しがある
本来、塗装すべき箇所が塗られていない、明らかな「塗り残し」は、基本的にやり直してもらえます。
ただし、「外壁の前にどうしても動かせないものがあったため、塗装ができなかった」など、塗り残しではなく、何らかの理由で塗装が出来てないケースもあります。
「塗り残し…?」と思ったときは、まず塗装業者に確認をしてみるのが良いでしょう。
2-2 明らかな塗りムラ
「明らかな塗りムラがある」や「塗装箇所によって塗料の厚みが明らかに違う」場合は、やり直しをしてもらえます。
ここでひとつ・・・塗りムラについて押さえておきたいのは、塗装は人の手によって施されるため、多少の塗りムラが生じることはあるということです。
そのため、「外壁を見る角度によって、ムラがあるように見える」「光が強くあたったときに、ムラがあるように見える」といった塗りムラは、やり直してもらうのが難しいかもしれません。
あまりにも気になるようであれば業者に確認することをおすすめします。
2-3 選んだ色と違う色の塗料で塗装している
「グレーって言ったのに茶色で塗装している」など明らかに業者が間違った色で塗装している場合は、当然やり直してもらえます。
しかし、「色」にまつわるやり直しでも、「選んだ色で塗装してくれてはいるが、仕上がってみたらイメージと違った」といった理由では、やり直してもらうことは難しいでしょう。
「思った色じゃない」というのは外壁塗装工事でよく起こることです。塗装前には業者としっかり確認作業をして工事に入るようにしましょう。また、小さな色のサンプルを信用して色を決めてしまうのも危険です。日の当たり具合や面積効果によって色の見え方は変わりますので注意しましょう。
また、完成イメージを業者の方と共有しておくと、塗装業者からのアドバイスも聞けるのでおすすめです!
2-4 塗装後に不具合(塗膜の膨れ・剥がれ等)が生じた
塗装後すぐ、数ヶ月~1年以内に塗膜の膨れ・剥がれなどの不具合が生じた場合もやり直してもらえます。塗膜の膨れ・剥がれなどは、放っておくと、住まいに悪影響を及ぼす可能性もあるため、見つけ次第早急に塗装業者に依頼をしてやり直してもらいましょう。
※塗装をしてすぐに不具合が生じた場合は、塗装業者による施工不良が原因の可能性が高いですが、塗装をしてから数年後など、時間が経ってから不具合が生じた場合は、塗装業者に落ち度のない、自然な経年劣化であるケースがほとんとです。経年劣化の場合、やり直しはしてもらえません。
※基本的にやり直しは可能であるが例外もある
やり直しができますが、「業者による」という言い方が正しいかもしれません。
というのも、基本的に外壁塗装は施工主立ち合いのもと、最終確認をすることが普通です。ですが、業者によっては、「最終確認でOKしたじゃないですか?」と対応してくれない業者も存在するからです。
また足場解体後は高所のやり直しは難しい場合もあります。やり直しの内容やタイミングによっては、別途費用(追加料金)がかかることもあるので業者に確認が必要です。
【工程によって追加でかかる費用が変わる】
・上塗り後
上塗りでは色のついた塗料を塗装していくので、この段階までくると色の変更は厳しくなってきます。どうしても塗料の色を変更したいのであれば、追加料金を支払う必要がでてきます。塗装後の色に納得がいかないという場合は業者にお願いして塗装のやり直しをしてもらいましょう。
・足場解体後
足場を解体してしまった後に、塗装の塗り残しや色ムラなどの不具合に気付いて指摘しても、十分な手直し工事ができなくなってしまい、もう一度足場を組み直す必要がでてきます。 足場があるうちに、仕上がり状態を確認の上、不具合があればすみやかに塗装業者に伝えるようにしましょう。 足場解体前には、塗装業者の方でも仕上がりの最終確認を行いますが、できれば施主立ち合いのもとで、完成検査を行ってもらう様にすると良いでしょう。 事前に予定を決めておかないと、塗装工事の完了日の翌日には足場を解体されてしまうこともあるので、注意が必要です。
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