勉強法

【最新】社労士試験一発合格におすすめな勉強方法とスケジュール

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「社労士試験の試験範囲が広すぎて、何から手を付けてよいのか分からない」
「効率的に勉強できる順番ってあるのかな?」

社労士試験は科目数が多いため、勉強が思うように進まず、途方に暮れる方も多いのではないでしょうか。
勉強する時間も限られているため、効率よく勉強できる方法があるのであれば、方法を知りたいですよね。

出題範囲の広い社労士試験を制するには「効果的な学習計画を立てる」ことが重要です。

ただ闇雲に勉強していても、社労士試験にはとても太刀打ちできません。

このコラムでは、社労士試験の一発合格におすすめな勉強の順番とスケジュールを詳しく解説しています。

「効果的な勉強の順番」で「スケジュール通りコツコツと勉強を進めていくこと」で必ず社労士合格に近づけます。
詳しくみていきましょう。

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【動画】社労士試験でおすすめな勉強の順番とスケジュール

アガルートアカデミーの池田光兵講師が、社労士試験でおすすめな勉強の順番とスケジュールについて動画でも解説しています!

1年での合格スケジュールと6カ月での合格スケジュールを紹介していますので、短期合格を目指す方も是非参考にしてみて下さい。

本コラムでは、1年スケジュールについて詳しく解説しています。

効果的な科目ごとの勉強の順番

社労士試験に合格する為に効果的な科目ごとの勉強の順番

  1. 労働基準法
  2. 労働安全衛生法
  3. 労災保険法
  4. 雇用保険法
  5. 労働保険徴収法
  6. 労働に関する一般知識
  7. 健康保険法
  8. 国民年金法
  9. 厚生年金保険法
  10. 社会保険に関する一般常識

冒頭でもお伝えしましたが、社労士試験は科目数が多く、試験範囲が極めて広いのが特徴です。

そのため、行き当たりばったりで勉強をはじめても、理解が進まず挫折してしまう危険性が高いのです。

社労士試験には法律がたくさん出題されますが、どれもが全く無関係な法律ではありません。
法律の中には「基礎・応用」の関係にあるものや、結びつきが強いものがあるもの、と学習する適切な順番があります。

つまり、社労士試験の勉強において、科目の順番は非常に重要で、順番を間違えると勉強が進まず、合格も難しくなってしまいます。

上記の適切な順番で勉強すると、スムーズに合格に近づけるでしょう。

社労士試験勉強の順番について3つのポイント

ここからは勉強の順番のポイントをみていきましょう。

  1. まずは基本となる労働基準法から始める
  2. 基礎となる科目⇒応用となる科目の順番に取り組む
  3. 社一は最後に

①まずは基本となる労働基準法から始める 

まず、社労士試験の基本となる「労働基準法」から学習をスタートしましょう。

労働基準法は憲法のようなものであり、全ての労働科目の基本となります。

労働基準法の趣旨をしっかり理解することで、他の科目へスムーズに移れます。

「労働基準法」は、年次有給休暇、割増賃金、休憩時間・休日等社会人にとって比較的馴染みやすい内容になっているので、とりかかりやすい科目といえるでしょう。

「労働基準法」でまずは基礎を理解し、労働安全衛生法→労災保険法→雇用保険法→労働保険徴収法・・・と順番に理解を進めていくのが、社労士試験に合格する秘訣です。

労働科目を理解した後に「社会保険関係」の学習を始めましょう。社会保険関係の科目も、労働科目の労災や雇用保険に関連性を持っています。

全ての道はローマに通ずのように、全ての科目は労働基準法に通じます。

まず社労士試験の土台となる「労働基準法」から勉強にとりかかりましょう。

②基礎となる科目⇒応用となる科目の順番に取り組む

2つめのポイントは「基礎となる科目から応用となる科目」の順番に取り組むことです。

上でも少し述べましたが、法律同士関連性があるものが多いのです。

具体的には、ポイント①でも確認した通り「労働基準法」は全ての法律のベースであるため、全ての科目の基礎といえます。

他にも「労働保険徴収法」は「労災保険法」「雇用保険法」両者の徴収手続について定めた法律です。

そのため、「労災保険法」「雇用保険法」を先に学ぶべきだといえるでしょう。

また、社会保険科目では「健康保険法」が最も歴史のある法律であるため「厚生年金保険法」と「国民年金法」より先に勉強を始めるべきです。

そして、「国民年金法」と「厚生年金法」は年金制度とまさに同じ関係にあります。1階部分が「国民年金法」、2階部分が「厚生年金法」と例えられるように、この順番で勉強しましょう。

何事も基礎が大切です。

基礎となる科目をしっかり把握してから、応用となる科目に取り組んでください。

③社一は最後に

労働科目・社会保険科目の勉強が終了後「社一」にとりかかりましょう。

社一の出題範囲は非常に広く、社労士試験の中でも難関の科目です。

社一の勉強法は、直近に公表された「厚生労働白書」を用います。

しかし、厚生労働白書は約500ページと膨大なボリュームなので、多くの受験生が苦戦します。

この膨大な量に対応するため、法律に関する勉強を一通り終えてから、社一の勉強を始めましょう。

これまで学んだ法律を復習しながら勉強することで、理解が進みやすくなるでしょう。

※関連コラム社労士は独学だと無理?その理由と独学合格が難しい人の3つの特徴

勉強のモデルスケジュール

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社労士試験は、毎年8月に試験が行われます。

社労士に合格するには一般的に「1000時間」もの勉強時間が必要といわれています。

社労士の膨大な試験範囲と合格レベルに達するには十分な学習期間を確保する必要があります。

9月から勉強を開始すると、試験本番までちょうど1年間です。

学習計画に沿い、きっちりと勉強スケジュールを進めていくことで、初学者でも無理なく合格を目指せます。

ここからは、9月から勉強をスタートした場合の「モデルスケジュール」をご紹介します。

9月(準備期間・各科目の概要理解)

まず「教材選び」からはじめます。

市販のテキストや各予備校・通信講座から自分に合っている教材を探しましょう。

本格的なテキストに取り掛かる前に、初学者であれば社労士の「入門書」を読むのもおすすめです。

各科目の概要に目を通しておくことで、スムーズに学習が進みます。

10月(労働基準法・労働安全衛生法を学習)

全ての基礎となる「労働基準法」から学習をはじめます。

労働基準法は、なじみのある内容ですが、出題内容が難しく多くの受験生が対策に苦労させられます。

「労働基準法」を学習するポイントは、以下の2つです。

  • 規定の内容を正確に理解し、記憶する
  • 頻出項目を意識する

判例は、実際の規定を土台として展開されます。

そのため、実際の規定を理解するとこから始めましょう。

選択式でも規定の内容が出題されることが多いため、しっかりと記憶する必要があります。

労働基準法の範囲は広いのですが、毎年出題される箇所も大体決まっています。

具体的にいうと、次の箇所です。

  • 総則
  • 労働契約
  • 賃金
  • 労働時間・休憩・休日
  • 年次有給休暇
  • 就業規則

当然、上記の箇所以外も出題される可能性はあるため勉強が必要ですが、まずは「頻出項目」を抑えましょう。

「労働安全衛生法」は、暗記が中心の科目になります。

労働安全衛生法は「選択式」を意識して学習してください。

選択式では、「労働基準法3問」「労働安全衛生法2問」のバランスで出題されます。

合格基準の「3点」を取るためには、労働安全衛生法はどうしても正解しなければなりません。

選択式を意識して、文脈を把握しながらテキストや過去問を読み込みましょう。

11月(労災保険法・雇用保険法を学習)

労災保険法の学習法は「過去問」がベースになってきます。

労災保険法は「得点源」となってくる科目であるため、過去問を繰り返し解きましょう。

社労士業務とも深く関わってくる科目ですので、実際に事故が起こった場合を想定しながら学習をすれば、理解が進みます。

雇用保法険は「基本手当」を理解することが大切です。

給付の仕組みを把握し、手続きの流れを意識して勉強してください。

給付の種類が多いだけでなく、日数などの細かい数字を記憶しなければならないため、苦手と感じる受験生も多いですが、基本事項が出題されやすい科目です。

基本を押さえると得点を稼ぎやすい科目ですので、得意科目にしましょう。

また、金額や給付日数は「法改正後の数字」を覚えるようにしてください。

12月(労働保険徴収法・労働に関する一般知識を学習)

「労働保険徴収法」は数字が多く出てくるため、難しいように感じますが、過去問を焼き直した出題が多いです。

徴収の仕組みや方法をしっかり理解すると、得意科目にできます。

「過去問」をしっかり解くこと・計算問題に慣れることが、労働保険徴収法のポイントです。

労働に関する一般常識、通称「労一」は試験対策が非常に難しい科目です。

最近は各種統計資料から出題される傾向にあります。

多くの受験生が苦手とする科目ですので、高得点を目指すのではなく「他の人が答えられる出題を自分も取りこぼさい」という姿勢で学習してください。

1月~2月(健康保険法・国民年金法を学習)

「健康保険法」は年金よりも得点を稼ぎやすく、出題内容も基本的な事項が多くなっています。

過去問を焼き直した問題も多いので、過去問対策を中心にすすめましょう。保険料や療養費の計算問題も出題されるため、数字もしっかりと暗記しましょう。

「国民年金法」は制度自体が複雑なので、理解するまでに時間がかかってしまいます。

年金制度の詳細まで理解しようとすると時間がかかるので、まずはテキストの基本事項を一つ一つ覚えていきましょう。

知識を付けた後、過去問や問題演習で実践をつむことで、十分に対応できる科目です。

国民年金を正確に理解することが、次の「厚生年金保険法」を学習する上で重要になってきます。じっくりと腰を据えて学習してください。

2月~3月(厚生年金保険法・社会保険に関する一般常識を学習)

国民年金法の勉強を終えたら「厚生年金保険法」にとりかかりましょう。

国民年金法との「違い」を意識しながら学習するのがポイントです。国民年金法にはない厚生年金保険法独自の給付を理解してください。

また、厚生年金保険法は社会の変化に伴い、頻繁に法改正が行われてきた制度です。複雑な法律内容には必ず背景事情が存在します。

その背景を理解しながら、問題演習を進めていくと、合格基準点を狙えるでしょう。

最後に「社会保険に関する一般常識」対策です。

通称、社一は「社会保障」と「法令」の2つの分野に分かれています。

「法令」の種類は多いのですが「労一」と比べると比較的得点を取りやすいといえます。

社会保障分野は対策が非常に難しいので「広く浅く」あくまでも高得点ではなく「合格基準点」を狙いにいきましょう。

4月(国民年金法・厚生年金保険法の復習)

テキスト一回転目が終了したら、年金科目を再度勉強しましょう。

国民年金法と厚生年金保険法は、1回の学習だけでは理解しにくいためです。

年金科目は複雑な給付制度と膨大な出題範囲で理解が進みにくい科目なので、重点的に勉強する必要があります。

5月GW(社会保険科目の復習)

GW期間を活用し、社会保険科目の総復習を行います。

もしGWに休みが取れないようであれば、どこかを前倒しして時間を作りましょう。
後回しにしてしまうとスケジュールがずれ込んでいってしまうため、必ず前倒しにする必要があります。

5月GW明け~7月末(総復習・直前対策)

テキストや過去問を5~6回まわし、知識を定着させていく期間です。
知識の8割定着を目指しましょう。

また、この期間に直前対策も並行して行います。
横断整理や法改正、白書、選択式、模試などです。

特に「模擬試験」を一度は受けておきましょう。

試験本番は緊張しますし、試験時間が長いため、普段通りのパフォーマンスを発揮するのは簡単ではありません。

模擬試験で一度「試験」を体験し、本番にしっかり臨めるよう対策しておきましょう。

8月(弱点の克服)

試験まで残り僅かとなります。

社労士試験は、1科目でも合格基準点に満たないと、不合格になってしまいます。
そのため、最後の2週間は弱点を克服できるよう、自分の苦手な箇所を重点的に復習しておきましょう。

また、併せて法改正情報にも目を通しておかなければなりません。

休暇を5~10日ほど確保し、しっかりと知識を詰め込みましょう。

まとめ

この記事では社労士試験の効果的な勉強の順番・具体的な勉強モデルスケジュールをご紹介しました。

社労士試験は出題範囲が広く難しいのですが、コツコツと勉強を継続すれば必ず合格できる資格です。

しかし、日々の仕事や家事・育児等忙しく思うようにスケジュールが実際は進まないものです。

通信講座を利用すれば自分でスケジュールを立てる必要もなく、効果的な順番で学習が進められます。
講師のサポートもあるため、勉強のモチベーションを保つのに非常に有効でもあります。

独学で学習するよりも非常に効率的といえるでしょう。

講座利用も視野に入れて学習を進めてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

池田 光兵講師

広告代理店で、自らデザインやコピーも考えるマルチな営業を経験後、大手人材紹介会社で長年キャリアアドバイザーを経験、転職サポートを行う。

面接対策のノウハウや数々の自作資料は現在でも使用されている。

その後、研修講師や社外セミナーの講師などを数多く経験。

相手が何に困って何を聞きたがっているのかをすばやく察知し、ユニークに分かりやすく講義をすることが得意。

ほぼ独学で就業しながらも毎日コツコツと勉強し、三度目の社労士試験で合格した苦労談も面白く、また、三度やったからこそ教えられる「やっていいことと駄目なこと」も熟知している。

合格のノウハウをより多くの受講生に提供するため,株式会社アガルートへ入社。

自らの受験経験で培った合格のノウハウを余すところなく提供する。

池田講師の紹介はこちら

 

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