オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

生きてます。2月2日は「世界湿地の日」です。ということで昨年に訪れた素晴らしい湿地帯の写真などを。

トノサマガエルです。

ゲンゴロウです。

 

とある書籍を執筆していまして、夜間はそれに注力しています。そのうちにご案内できると・・思います・・・・ あと少し・・・・

日記

もう1月も中旬を過ぎて驚愕していますが、今日は定例調査でした。

1月のため池です。一見シーンとしていて何もいなさそうですが、湿地帯生物は生きています。

ヒメミズカマキリです。冬も水中にいることが多いようです。

水際の流木をひっくり返したら、その下にルイスツブゲンゴロウがたくさんいました。ただ、水中からもぽつぽつ採れます。個体数は夏と比べてものすごく少ないので、大部分は陸上越冬するものの一部は水中越冬するというパターンでしょうか。

ニホンアカガエルの卵のうです!たくさんありました。うれしいです。最近福岡県内では減っているような気がします。ここは良い場所なのでたくさん増えると良いのですが。

 

謹賀新年

すでに1月も一週間たってしまいましたが、2023年も湿地帯中毒をよろしくお願いします!年始から腰~肩~顎の神経が痛んで弱っています。が、今年も湿地帯活動をがんばっていきたいです。特に今年は前半に本を出します!楽しい内容になると思うのでお楽しみに。ということで必死で書いています。

そういえばアエラという雑誌に2023年活躍が期待される生物多様性分野の10人という内容でコメントさせていただきました。そのWEB版記事が出ていました↓

dot.asahi.com

僭越すぎて大変申し訳ないのですが、私が個人的に応援している方々ということで、ご容赦下さいませ。というかもはやハンドルネームとは?・・という感じであきらめ気味ですが気にしないで下さい(職場の許可はとっています)。

生物多様性保全の重要性は社会的課題としてかなり認知されてきたと感じています。生物多様性を損なうことによる社会的な実害もかなり目に見えてきました。一方で世の中の仕組みはなかなか変わらず、生物多様性の破壊活動は続いています。その転換点になるような一年になればと願っています。そのあたりで微力ながら、貢献していきたいです。私の愛する湿地帯生物が少しでも絶滅しないように。。

  • daisukememe

    昨年ミズカメムシでお尋ねしたものですが、年始に息子がツヤドロムシの仲間を見つけました。上翅の外縁沿いに黄色の縦帯があり、見つけた場所が山口県の低山出口の3面コンクリート水路でしたのでミゾツヤドロムシと考えていますがアワツヤドロムシの可能性もありますでしょうか。確認数は3匹ですが、探せはたくさん見つかりそうでした。サイズは2mm強、同所でマルガムシ、モンキマメゲンゴロウ、ムナビロツヤドロムシを多数みつけました。

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日記

おそらく今日は年内ブログに書き込める最後の日なので、書き込みます。今年もばたばたと一年が過ぎてしまいました。色々と発見もあり、研究の進展もありました。しかしながら来年は成果を出しつつ、もっと丁寧に生きたいと思います。今年はあまり更新できませんでしたが、引き続き当ブログをよろしくお願いいたします。

  • daisukememe

    明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
    私たちは飽きもせず年末年始もガサガサしてました。(笑)しかし、殆どの水生昆虫は消えてしまい。クロゲンゴロウとコガタノゲンゴロウの越冬確認になってしまいました(笑)

  • オイカワ丸 (id:OIKAWAMARU)

    よろしくお願いします。
    クロゲンゴロウとコガタノゲンゴロウが両方いる場所ですか?3月くらいに行くと、コガタノがいなくなっているかもしれません。ぜひ個体数を記録してみて下さい。
    この2種は同じくらいの大きさで競合するとクロゲンが負けてしまうと考えられていますが、一方でコガタノは寒さに弱くクロゲンは寒さに強いので、2種が共存している(ように見える)場所では、コガタノだけが冬を越せずに死亡(あるいは減少)することで、見かけ上の共存ができているのではないかという説があります。
    つまり1月に確認できたコガタノとクロゲンの個体数の比率が、3月にもし変わっていたら、そうした説を裏付けるものになるということです。

  • daisukememe

    済みませんが今回調べたクロゲン(山間)とコガタノ(平地)は別の場所です。(笑)
    但し、4年前山間部にコガタノゲンゴロウが多産していた場所がありました。その後平地でも氷点下になる寒い冬の後減少しクロゲンゴロウが目立つようになり、今ではクロゲンゴロウのみとなっています。その池は標高が400mで冬は良く凍っています。たまたま暖かい年に平地から上がってきたコガタノゲンゴロウが生き残り繁殖して増えたと思われます。
    また、この4年間平地の水路で調べたコガタノゲンゴロウは12月、1月に10以上いても春に調べると著しく減少をしています。但し平地で氷点下4℃の気温が何度かあっても全滅はしません。

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日記

今日は予定していた湿地帯調査が悪天候のため中止になったので、悪天候の中、別の湿地帯に行ってドゼウ採集任務を果たしたりしておりました。ちなみに悪天候のため中止になったのは山の中で、悪天候だと遭難する恐れがあるから中止となりましたが、悪天候の中行った別の湿地帯は、平地の安全な場所です。

かっこいドジョウ!外来系統ですが!今日の目的その1はこれ。

かっこいいアリアケスジシマドジョウ!今回の目的その2はこちら。

 

アリアケスジシマドジョウを探していると絶対に採れるのがかっこいいカマツカ!寒くて手がかじかみます!

日記

寒いです。今日は自宅回りは雪が降っていました。こんな寒い日には何をするか?湿地帯の保全・再生活動です。

今日の会場は海近くでまったく雪は積もっていませんでしたので、予定通りに湿地帯に穴を掘る作業を行いました。

みんなで掘っていきます。

こっちも掘ります。例年はここはけっこう水があるんですが、今年はまだありません。これからの降雨に期待しています。来月からニホンアカガエル、次いでカスミサンショウウオの産卵が始まるはずです。

次いで増えすぎたヒメガマの除去を行いました。ヒメガマは在来種ですが、放置しておくとどんどん増えて密になりやがて陸地になります。ここでは解放水面のある浅い湿地帯を維持するために、適宜除去しています。

根にからまってドジョウ君が出てきたので、池に戻しました。越冬中にゴメンナサイ。

日記

冬になってしまいましたが、水の中に入る調査は続いております。

先日のとある湖での魚類調査にて、ここはバス釣りで有名な場所ですが釣り糸だらけで本当に閉口しました。

ワーム。。釣りは楽しい趣味だと思いますが、放置された釣り糸やルアーに鳥類が絡まって死ぬなど問題も明らかになっています。なんとかならないものでしょうか。社会的な害が大きすぎれば自由はなくなります。

オオクチバスです。緑色でかっこいいです。もちろん特定外来生物ですので、生きたままの移動や放流、飼育は禁止されています。

色鮮やかなブルーギル!これもまたかっこいい。もちろん特定外来生物ですので、生きたままの移動や放流、飼育は禁止されています。