アイドルタイムプリパラ 第32話「女子プリと男プリの共同イベント!夢のプリフェス開催!」
アイドルタイムプリパラ #32「WITHとプリ×プリフェスティバル!」
性別の垣根を越えて共同開催された合同ライブイベント!
プリパラの歴史、その転換点がまた一つ刻み込まれる。
プリパラと男プリが性別の垣根を越えて共に作り上げる合同イベント、プリフェス開催!今まで隔てられていた双方の壁が取り払われ一つのイベントを協力して盛り上げる。単独では成し得ないアイドルの煌めき。力を合わせることで無限に膨れあがる夢。プリフェスの性質とそれがもたらすものが、単独ではなくチーム結成による相乗効果を説くファララの話の説得力も増してくれる。
特に今までは何かと反目し合っていた夢川兄妹が、プリパラの中で直接言葉を交わして励まし合う姿は、その象徴のようにも映った。夢が無限に溢れるゆいでも心が折れかけることは当然あって。そんなときに彼女に道を指し示してくれるのは、いつも兄であるショウゴだった。ゆいの原点でもある兄の言葉で再度奮起し、当初用意した物より更に夢を生み出す物を作り上げるのが良いね!
口では悪態をつきながらも何かと妹のことを気に掛けているショウゴが居るし、そんな兄の存在と彼の言葉が発奮する材料になる妹ゆいが居る。互いの存在が励みになり支えとなる間柄。まるで時計の長針と短針さながらに、二つの要素が噛み合うことで初めて生まれる可能性。動き出す関係性というのもあるのではないかと思えます。夢川兄妹マジ尊い。
女子プリと男プリ、ゆいとショウゴ。相反する性質を持つ者同士が共同でイベントを開催したことで、かつてないほどの盛り上がりが生まれた。単独の力ではなく認め合い協力することで開ける活路。ならばこのプリフェスが見せた可能性は、同じく相反する存在であるファララとガァララの在り方にも一石を投じるものであったのだと思います。
のみならず未だにチーム結成を渋るミーチルやしゅうか達に、認め合い協力することの意義を問いかけていたイベントでもあったのかなと感じます。男プリが登場してから今回のような合同イベントを見てみたいと思っていましたが、時の精霊や今後の展望に対するメッセージ性を含んだ物語展開に仕上げてしまうところが流石だなと。いや、これは自分お得意のこじつけもかなり混じってますが。
女子プリパラと男プリ。別々に成り立っていたそれらの垣根が取り払われ、そこに集うアイドルやファンが一堂に会し、実際に自分の目でいつもとは異なるアイドル達の輝きを見たことで、双方に対する認識や理解は更に深まったのではないかと思います。あれだけの人数が知らなかった世界を知ることで見た新たな可能性や夢。だからガァララやパックも心底悔しがったのだろう。
同じ舞台での夢の共演、男子アイドルWITHのCGライブ解禁、らぁら&ゆいの強いメッセージ性を含んだライブ等々。随所に見所がある見応えのある回だったと思います。WITHのCGライブも転換点なら女子プリ男プリの垣根を越えたプリフェスも歴史的転換点。新しく大きな一歩を踏み出したプリパラがどう回り始めるのか。今後も加速し続ける物語を見逃せない。
例外中の例外のレオナを除くとプリパラ初となる男子アイドルのCGを用いた超絶ライブ。以前のライブ時は止め絵を動かすライブで、何だかんだで男性アイドル組を本編でCG化は難しいかなと思ったりしたのですが、そこは天下のタツノコCG班。期待に違わぬクオリティというか想像を遙かに超える物を投下してくれるのだから感謝しかないのです。プリパラも遂に一線を越えた感じする。
本来プリパラは女児先輩が対象となる作品なだけに、むしろ男性アイドル組がある種の優遇措置を受けることは自然の成り行きだし、その為にアイドルタイムで男性アイドルを出してきた側面はあると思うので。まぁ予想以上に反響が大きかったキンプリの影響が全くないかと言われたらそれも否定は出来ないのだが。
ともあれ男性アイドル作品はショタキャラを除くと往々にして頭身がリアル寄りというか高くなることが多い昨今。故に女性アイドルキャラと遜色のない頭身で、子供っぽさを感じさせる丸みを帯びたWITHのCGは、本当にプリパラならではないかと感じる点です。あくまで女子プリパラが主役の作品なので、新曲や新規CGの追加はほぼないだろうが、兼ねてからの夢を現実の物にしてくれたことに感謝しかないのだ。
フェスティバルの為に作った女子プリメイド喫茶の制服と、男プリ執事喫茶の制服を身に纏ったゆいとらぁらのライブは、とてもメッセージ性のあるものに仕上がっていて良い。まさに二つのプリパラが手を取り合って一つのステージを作り上げていることを感じさせてくれる。特にらぁらのパンツスタイルは反則すぎる。いつぞやのセレブらぁらの時も思ったけど本当この手の衣装が似合うな~。
ゆいとらぁらのガールミーツガールも、今回の為に用意した特別コーデによって、さながらボーイミーツガール的な雰囲気を醸し出しており、性別の垣根を越えるというプリフェスの特性を象徴するようなステージに仕上がっていたと思いました。
レオナとひびきを巡るあれこれは、前作74話が一つ印象的な回でありましたが、今回のプリフェスの司会を性別お騒がせコンビであるレオナとひびきが務めるというのが、何とも象徴的である。女子プリと男プリの垣根を越えるという意味で二人は前作でも色々とやってきた身であり、性別を超越する夢の祭典を取り仕切る者として、これ以上に相応しい人選もない。
女子ファンに可愛いと称されるレオナと、男子ファンに格好良いと称されるひびき。これら全てが渾然一体となり昇華されていく。これこそがプリフェスの本質にして、プリパラの未来の在るべき姿…なのかもしれない。ファンだけではなくあのWITHすら魅了して虜にしてしまう二人の魅力。レオナもひびきもやはり恐るべしということを改めて刻み込まれた今回のお話でもありました。
オンナノコも♪オトコノコも♪歌おうよ♪LET'S CHANGE OUR WORLD!
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