大学院別入試対策

神戸大学MBA【入試対策】

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難関MBA神戸大学MBA入試の傾向と対策について解説しています。

【飯野一講師が動画で解説!】

アガルートアカデミー国内MBA試験の飯野一講師が、神戸大学MBAの入試対策について解説します。

TOEICの点数が低くても英語試験を乗り越えられるか、研究計画書をどのように書いていけばよいのか、といった神戸大学に合格するための情報をお届けします。

神戸大学MBAの2つの特長

特長1 「プロジェクト研究」方式という教育方法

神戸大学MBAの大きな特徴は、神戸独自の「プロジェクト研究」方式という教育方法にあります。

「プロジェクト方式」とは、産業界からの要望の高い解決すべき複数の課題について、5~6名の社会人学生からなるプロジェクトチームを編成し、学生相互間および教授陣・学生間でお互いに知恵を出し合いながら、共同研究により解決策を探る教育システムです。

このプロジェクト方式では、学生の経験や書籍から得た知識をベースに課題解決を目指すのではなく、フィールド(経営の現場)で収集されたデータに基づいて現実の重要な問題を見つけ出すことに力点が置かれています。

過去の経験に依存するのではなく現場で得られたデータをもとに意思決定するというグラウンデッド・セオリーの考え方を実践するMBAとなっています。

このプロジェクト方式では、一つひとつのプロジェクトチームごとに、指導教授陣を中心とするきめの細かい教育研究体制が整っており、この教育方法は全国に例をみないユニークなものとして、社会より高く評価されています。

特長2 土曜日のみの授業&1年半修了できる

もう一つの神戸MBAならではの特徴として、「土曜の週末集中講義、最短で1年半修了できること」があります。

夜間のMBAの多くは週3~4日の通学が当たり前ですが、神戸は土曜日の週末だけで修了できるのです。

そのため全国各地から学生が集まっています。
また、1年半で修了できる点も神戸ならではです。

働きながら学ぶ学生にとっては非常に通学しやすい環境があるのです。

神戸大学MBAの入試倍率から見た難易度

MBAの難易度として倍率が2倍を超えてくると人気があり、難易度が高い傾向にあります。

神戸大学MBAは、例年2倍を超えており、MBA入試の難易度としては高いと言えるでしょう。

2021年度の入試は、141名受験して、71名合格ですから、受験倍率は1.99倍となっています。

2022年度の入試は受験者数174名に対して70名と2.49倍になっていて関西では人気のあるMBAになっています。※参考:募集要項

関連コラム:国内MBAの倍率から見る難易度と人気大学院合格に必要な勉強期間

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入試内容

神戸大学MBAの入試内容は、事前に提出する研究計画書、筆記試験の英語、小論文、そして面接です。

この中で最も重要なのは研究計画書です。

先に説明した通り、神戸MBAでは、フィールド(経営の現場)で収集されたデータに基づいて現実の重要な問題を見つけ出すことに力点が置かれています。

そのため修士論文ではフィールド(経営の現場)で収集されたデータをもとに仮説を構築する、あるいは仮説を検証する、というアプローチが求められます。

この研究をおこなうに当たってのポテンシャルがあるかどうかが研究計画書で試されているのです。

そして、プロジェクト方式で学んだり、研究をしたりするポテンシャルがあるかどうかが面接で確認されるのです。

その他の小論文や英語は研究計画書に比べるとウエイトは低いと思います。

小論文は経営学の基礎的な知識があれば解答できる時事的な論述問題が出題されています。
経営学の基礎知識と論理的な文章を書く練習をしておけば問題はないと思います。

この研究をおこなうに当たってのポテンシャルがあるかどうか英語はTOEIC730以上の方は試験が免除になりますので、それほどウエイトは高くないと思います。

アガルートでの指導経験から言えることですが、TOEIC400~500くらいの方でも合格していますので、英語の筆記試験がそれほどできなくても合格すると思います。

ですから、時間がない方は英語の勉強は後回しにして研究計画書に力を入れることをお勧めします。

入試対策

入試対策をする際に、過去問は神戸大学生協が入試過去問題コピーサービスを行っています。

入試対策をする際には過去問を必ず入手しておきましょう。

続いて入試対策について詳しく解説をしていきます。

研究計画書・面接

入試対策ですが、一番力を入れるべき研究計画書から説明します。

研究計画書を作成するには、まずは自分の仕事上の課題を研究テーマに昇華させる必要があります。

仕事上の課題を研究テーマに昇華させるには、課題の明確化をするために書籍や学術論文などの読み込みが必要になります。

読み込みをおこなっていくと、自分の仕事上の課題が経営学の分野においてどこに属するのかが見えてきます。

これが見えてくれば、実務上の課題に該当する経営学領域が把握できたことになり、研究テーマが見えてくるはずです。

テーマが決まれば、そのテーマをどのように研究するのかという方法論を模索することになります。

こちらも書籍や学術論文を読み込んでいくと自然と見えてきますので、見えてくるまで読み込みを続けるといいと思います。

方法論を考えながら同時に考えるべきことが、データをどう収集するかです。

どこからデータを収集するのか、という点を考える必要があります。

このデータの収集を考える際に、自分が利用できる資源(協力先)を整理するのです。

自分が所属している法人会の参加者がデータ収集に協力してくれそうだ、とか、自分が主催している勉強会のメンバーがデータ収集に協力してれくれそうだとか、といった点を整理しておくのです。

これによってデータ収集先も見えてくるのです。ここまでできればもう完成したも同然です。

あとは、「志望動機」「キャリア計画」などの記載ですので、これは自分が考える動機やキャリアをそのまま自由に書けばいいのです。

研究計画書は上記のようにかなり手間と時間がかかりますので、出願の3か月前には着手することをお勧めします。

この研究計画書の作成でしっかり研究テーマ、研究方法、問題意識などを固めておけば面接対策は特に必要ないかと思います。

研究計画書の対策=面接対策とお考えください。

小論文

次に小論文ですが、時事的な経営学に関する論述問題が出題されますので、対策としては基本的な経営学の知識をインプットする必要があります。

同時に論理的に文章を書く練習をする必要があります。

こちらはインプットとアウトプットの双方が必要になりますので、試験前4~5か月に勉強を開始すればいいと思います。

英語

最後に英語です。

TOEIC730以上の方は免除されますので、受験対策というよりもビジネススキルを上げるためにTOEICの勉強を日々しておけば特に受験対策は必要ないかと思います。

ただし、TOEIC730に達していない方は筆記試験を受験する必要があります。

この場合の対策としては、経営学や経済学の問題が出題される傾向がありますので、英字新聞を読んだり、著名な欧米の教授が書いたマネジメントの原書を読むといいと思います。

とは言っても、英語力はそう簡単には向上しませんので、英語はそれほどできなくてもいいと割り切るといいと思います。

実際、アガルートで指導していましても英語ができなくても合格した人はたくさんいます。

おそらく英語力はあまり重視されていないのだと思います。

試験では英語は割り切って受験して、日々TOEICの対策はおこなって受験とは関係なく英語力をアップさせてビジネススキルを向上させるように努めるといいと思います。

合格者の声

「宮崎から神戸に毎週通うのは時間的、費用的にも負荷がありますが何とかなると思っています(笑)」

「MBAに入学した後に困らないような能力を身につけることができる塾」

「確実に合格できるプログラム」「新たな知見を得ることができる」「飯野さんの人としての魅力」

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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

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