あらすじ

29ままならぬ玉

放送予定

2022年731日(日)

  • 午後8時~
  • 午後6時~

再放送

  • 2022年8月6日(土)午後1時05分~

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御家人たちのバランスが崩れ始めた鎌倉。義時(小栗旬)は北条と比企との争いの激化を懸念し、頼時(坂口健太郎)比奈(堀田真由)を前に決意を新たにする。そんな中、つつじ(北香那)源頼家(金子大地)の次男・善哉を出産。三浦義村(山本耕史)乳母夫となるが、比企能員(佐藤二朗)は長男・一幡こそが嫡男であるとけん制。一方、北条時政(坂東彌十郎)りく(宮沢りえ)から政子(小池栄子)の次男・千幡を頼家の跡継ぎにと……

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放送予定

2022年731日(日)

  • 午後8時~
  • 午後6時~

再放送

  • 2022年8月6日(土)午後1時05分~

第29回

解説

放送前に出来事や背景などをかいつまんで説明する“前説”

【監修】時代考証・木下 竜馬

源頼朝から重用された梶原景時の失墜

源頼朝から重用され、鎌倉殿を継いだ頼家を補佐する13人のひとりにも選ばれた梶原景時ですが、頼朝の死から1年余りで立場が一変しました。『吾妻鏡』によると、頼朝乳母寒河尼さむかわのあまの息子である結城朝光の一言から、景時の歯車が狂い始めます。正治元年(1199)10月25日、亡き頼朝をしのび、「忠臣は二君に仕えず」と嘆いた朝光。すると2日後の10月27日、その話を聞き及んだ景時頼家に対する背信と断じ、朝光を糾弾したのです。
しかし、この景時の厳格な姿勢は、これまで鬱憤うっぷんをためてきた御家人たちの強い反感を買いました。三浦義村の呼びかけによって景時に不満を持つ千葉常胤ら66名の御家人による連署の訴状が提出され、逆に景時が糾弾されることとなったのです。弁明することができなかった景時は、所領である相模国一宮へ下向。12月18日に鎌倉追放となると、翌正治2年(1200)1月20日に、景時は一族と共に京を目指しました。

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